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テンコジとは?結成・解散・2度の再結成、27年の記録
— プロレス —

テンコジとは?結成・解散・2度の再結成、27年の記録

USSIBLOG

※本記事はプロモーションを含みます

プロレスのタッグチームって、たいていきれいに終わらないんですよ。

裏切りで壊れるか、片方が辞めるか、なんとなく組まなくなるか。「解散します」と発表して、その通りに解散して、しばらくして「やっぱりまた組みます」と戻ってくるチームは、正直そんなに多くない。

テンコジは、その少ないほうです。

しかも戻ってきたのが一度じゃない。二度です。

📰 【2026年8月15日 追記】天山広吉さんが2026年8月15日に引退し、テンコジは幕を下ろしました。両国国技館・観衆7,777人(超満員札止め)。5分1本勝負として発表されていた最後の一戦は「時間無制限1本勝負」に変わり、9分22秒、小島聡選手のラリアットで決着しました。この日のことは→天山広吉さん、ありがとうございました|35年の花道
📌 テンコジとは?(結論から先に)
天山広吉さんと小島聡選手のタッグチーム名。「テンザン」+「コジマ」を縮めた呼び名で、『週刊プロレス』の記者が名付けたと伝わります。1999年1月4日に天龍源一郎さん&越中詩郎選手組からIWGPタッグ王座を奪って以来、王座戴冠は通算6度G1 TAG LEAGUE優勝2回(2001年・2008年)、世界最強タッグ決定リーグ戦優勝2回(2006年・2008年)。2002年に一度解散し、2006年に再結成2009年に活動休止2011年11月27日に再々結成しています。

🐄 (小声:私も同期と27年やってますが、うちは解散も再結成もなく、ただ席が遠くなっただけでした)


🏷 まず、名前の話から

「テンコジ」は本人たちが名乗り始めた名前ではありません。『週刊プロレス』の記者が付けた呼び名が定着したものです。

これ、地味にすごいことだと思っていて。

チーム名って普通は本人か団体が決めるものです。ところがテンコジは、外から付けられた略称が、フルネームより長生きした。天山広吉さんと小島聡選手、と正しく呼ぶより、「テンコジ」の4文字のほうが速く通じる。27年やると、そうなるんですね。

🐄 (小声:うちの部でも私の名前より「あの牛のひと」のほうが通りがいいので、他人事じゃないです)


テンコジ|年表 テンコジ|年表。1999年1月4日=組んで、いきなり獲った/2002年=きれいに解散した/2006年=2011年——二度戻ってきた テンコジ|年表 1999年1月4日 組んで、いきなり獲った 2002年 きれいに解散した 2006年 2011年——二度戻ってきた

📅 1999年1月4日——組んで、いきなり獲った

テンコジの公式なスタートは、1999年1月4日

この日、二人は天龍源一郎さん&越中詩郎選手組が持っていたIWGPタッグ王座に挑戦して、これを奪取します(第36代王者)。

ここで一つ、押さえておきたいことがあります。

この二人、もともと仲が良かったわけじゃありません。

きっかけは1998年のタッグリーグ戦でした。当時、武藤敬司さんが小島選手を「nWoジャパン」に誘っていて、天山さんたちはそれに反発していた。つまり立場が違う二人だったんです。それが、リーグ戦で組まされて、戦っているうちに噛み合った。

翌1999年から本格的にタッグとして動き出して、そのまま最初の年に王座を獲った

🐄 (小声:反りが合わなかった相手と組まされて、そのまま結果を出す。営業でも一番おいしいパターンです。だいたい上司が仕組んでる)


💔 2002年——きれいに解散した

順調に見えたチームは、2002年に一度終わります。

理由は小島選手の全日本プロレス移籍でした。喧嘩別れでも裏切りでもなく、片方が別の団体へ行った。だからチームは自然消滅ではなく、解散という形になります。

ここが、テンコジという物語のいちばん大事なところだと私は思っています。

壊れたんじゃなくて、離れた。

裏切りで壊れたチームは、戻れません。戻ったら物語がおかしくなる。でも「離れただけ」のチームは、戻る余地が残る。実際このあと、二度戻ってきます。

同じ時期に「裏切り」でチームを壊した人の話は、【闘魂列伝㉜】飯塚高史 にまとめました。戻れなかった側の話です。並べて読むと、テンコジがどれだけ例外かがわかると思います。


🔁 2006年・2011年——二度戻ってきた

2006年、小島選手が全日本の世界最強タッグ決定リーグ戦にテンコジとして参戦し、活動を再開します。そしてこの年、リーグ戦優勝

離れていた4年をまたいで、いきなり優勝です。

2008年にはさらに、G1 TAG LEAGUE世界最強タッグ両方を制覇。新日本と全日本、二つの団体の最高峰タッグリーグを同じ年に獲っています。

ところが2009年に活動休止。そして2011年11月27日、正式に再々結成

この再々結成のあとが、実はテンコジの最盛期でした。2012年1月4日(第58代)、2012年7月22日(第60代)、2013年5月3日(第62代)、そして2017年3月6日(第74代)と、4度も王座に返り咲いています

🐄 (小声:40代に入ってから4回ベルト獲るの、冷静に考えるとおかしいです。うちの40代は健康診断の数値を獲りにいってます)


📊 テンコジの戴冠・優勝リスト

年月日内容
1999年1月4日IWGPタッグ王座 第36代(天龍源一郎さん&越中詩郎選手組から奪取)
2000年7月20日IWGPタッグ王座 第40代
2001年G1 TAG LEAGUE 優勝
2006年世界最強タッグ決定リーグ戦 優勝
2008年G1 TAG LEAGUE 優勝/世界最強タッグ決定リーグ戦 優勝
2012年1月4日IWGPタッグ王座 第58代
2012年7月22日IWGPタッグ王座 第60代(矢野通選手&飯塚高史さん組から奪取)
2013年5月3日IWGPタッグ王座 第62代
2014年NWA世界タッグ王座 獲得
2017年3月6日IWGPタッグ王座 第74代(石井智宏選手&矢野通選手組から奪取)

IWGPタッグ王座は通算6度(第36・40・58・60・62・74代)。


🎥 本人が語る「テンコジ秘話」

新日本プロレス公式チャンネルの動画です。天山さん本人がテンコジについて話しています。


🤝 二人が作った技

タッグチームは、二人でしか出せない技を持つと強くなります。テンコジの代表格がテンコジカッター

そして、それぞれの単独必殺技がこちら。モンゴリアンチョップとラリアット、この2つが並んで飛んでくるのがテンコジの景色でした。


🐄 ウッシ視点:27年組んだ相手が、最後の相手になるということ

私は営業部長なので、どうしてもここに引っかかってしまいます。

27年、同じ相手と組み続けるのは無理です。

普通は無理なんですよ。片方が異動する、片方が伸びる、片方が腐る、片方が辞める。27年のあいだに、離れる理由なんて100個くらい発生します。実際テンコジも、解散して、再結成して、休止して、また戻っています。ずっと仲良し、では全然ない。

でも戻ってきた。二度も。

で、その相手が、引退試合の最後の相手になる。

これ、送り出す側がいちばんきついやつです。花道を作る役って、拍手される側じゃないんですよ。最後に殴る役です。27年組んだ相手を、最後に自分の手で終わらせにいく。

🐄 (小声:私だったら無理です。前日に胃が壊れて欠勤します)

8月15日の両国は、実際にそういう試合になりました。7,777人・超満員札止め。予定されていた5分1本勝負は当人たちの求めで時間無制限に変わり、9分22秒、小島聡選手のラリアット→片エビ固めで決着。天山さんは、27年組んだ相方の一番有名な右腕で送り出されました。


🤝 そして8日後——変わらないテンコジ

この話には、続きがあります。

念のため先に書いておくと、二人の仲が悪かったわけでは、もちろんありません。引退までの日々、小島選手はずっと天山さんを気にかけ、引退試合の相手も自ら引き受けた——ここまで書いてきたとおりです。8月15日の殴り合いは、不仲の清算ではなく27年ぶんの信頼の形でした。

その8日後。小島選手が自身のXに、二人の写真とともにこう投稿しています。

大激闘の八日後に和解したテンコジ。

ありがとうございました。

「和解」——本気で殴り合った試合を、こうおどけて言ってみせる。深刻ぶらず、冗談にくるんで、でも「ありがとうございました」だけは真っすぐ言う。この照れの混じった距離感こそ、27年やってきたテンコジだと、私は思います。


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同じ相手と27年組み続けたという事実は、記録として並べるより当人たちの言葉で読むほうが腹に落ちます。最後の日の映像とあわせてどうぞ。

❓ よくある質問

Q1. 「テンコジ」の名前は誰が付けたんですか?

本人たちではなく、『週刊プロレス』の記者が名付けたと伝わっています。「テンザン」+「コジマ」の略です。

Q2. テンコジは何回解散したんですか?

はっきり解散したのは2002年の1回(小島選手の全日本プロレス移籍による)。そのあと2009年に活動休止の期間があり、2011年11月27日に再々結成しています。つまり離れた期間が2回あります。

Q3. IWGPタッグ王座は何回獲りましたか?

通算6度です(第36代・第40代・第58代・第60代・第62代・第74代)。

Q4. テンコジの最後の試合はいつですか?

2026年8月15日(土)、両国国技館。天山広吉さんの引退試合で、相手は小島聡選手でした(9分22秒・小島選手のラリアットで決着)。詳しくは→引退試合はいつ・どこで・相手は誰?

Q5. その試合はテレビやネットで観られますか?

観られます。テレビとネット、両方に方法があります。→生中継で観る方法


📚 参考・出典(5件)

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