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四の字固め(4の字固め)のやり方図解|よんのじがためは痛い?
— 必殺技解説 —

四の字固め(4の字固め)のやり方図解|よんのじがためは痛い?

USSIBLOG

※本記事はプロモーションを含みます。

こんにちは、営業部長のウッシです。

「四の字固め(よんのじがため)」――プロレスを観たことがある人なら、相手を仰向けに寝かせて、お互いの脚をこんがらがるように組み合わせる、あの独特の形を一度は目にしているはずです。「4の字固め」「足4の字固め」とも書かれますが、すべて同じ技のこと。覆面の魔王ザ・デストロイヤーの代名詞技として日本で広く知られ、昭和から現在まで使われ続けている、もっとも有名な”脚関節技”のひとつです。

本記事では、よんのじがためのやり方・かけ方の構造を、観戦理解の観点から図解+5ステップで分解します。「そもそもどんな技なの?」「なんで脚を組むだけで痛いの?」「結局どこが痛いの?」「決まったと思ったのに、なんで急にひっくり返るの?」という疑問に、30年プロレスを観てきた部長の目線で答えます。プロレス用語をまったく知らない人でも読めるように、専門用語は出てくるたびに言い換えます。

⏱ 30秒でわかる四の字固め(よんのじがため)
① どんな技か:仰向けに寝かせた相手の両脚を数字の「4」の形に組み、膝・すね・太ももをじわじわ締め上げる脚関節技です。
② 誰の技か:考案はバディ・ロジャース、日本に広めたのが白覆面の魔王ザ・デストロイヤー。アメリカではリック・フレアーさん、日本では藤波辰爾選手や武藤敬司さんが使い手として知られます。
③ 別名・読み方:読みはよんのじがため(「しのじがため」ではありません)。「四の字固め」「4の字固め」「足4の字固め」「足四の字固め」はすべて同じ技で、英語名はフィギュアフォーレッグロック(フィギュアフォー・レッグロック/Figure Four Leglock)です。
④ かけ方の要点:相手の片脚を取ってまたぎ、体を回しながら脚を編み込み、自分のすねを相手の膝に乗せて後方へ倒れ込む。腕力ではなく体重で極めるのが4の字固めの肝です。
⑤ 見どころ:極められた側が体をひっくり返すとテコが逆転する「四の字返し」。決まったと思った瞬間に攻守が入れ替わります。
⚠️ 注意:訓練を積んだプロだけが行う技です。真似はしないでください。

⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦をより深く楽しむための「技術構造の解説」です。四の字固めは膝関節を極める関節技で、専門的な訓練を積んだプロレスラーのみが行う高度な格闘技です。一般の方が実際に他人に掛けると、膝の靭帯損傷・半月板損傷など重大な怪我につながります。絶対に真似しないでください

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🔰 「よんのじがため」ってどんな技?|まずは基本から

プロレスをほとんど観たことがない人が「よんのじがため」とひらがなで検索してたどり着くことも多い技なので、まずはむずかしい言葉を使わずに説明します。

ひとことで言うと:寝ている相手の両足に自分の足を絡めて、足の形を数字の「4」にして、じわじわ締め上げる技です。
読み方よんのじがため(辞書の見出しも「四の字固め(ヨンノジガタメ)」)
どこが痛い?:主にひざ。あわせてすね(脛骨)にも骨が食い込む痛みが乗ります
技の種類:関節技(相手が「参った」と言うまで極め続けるタイプ)
有名な使い手:ザ・デストロイヤー/リック・フレアーさん/武藤敬司さん

国語辞典での語釈もほぼ同じで、デジタル大辞泉(コトバンク掲載)では「プロレスの技の一。自分の両足を相手の両足にからめて締めつけるもの。交差した足がアラビア数字の『4』の形に見えることからの名」と説明されています。つまり技名の「4」は、足が作る形そのもの。ここさえ押さえれば、あとの解説は全部つながります。

「よんのじがため」と「しのじがため」、どっちが正しい?

漢字で「四の字固め」と書くので「しのじがため」と読んでしまう人もいますが、辞書の見出し語は「ヨンノジガタメ」です(コトバンク/デジタル大辞泉)。技の由来がアラビア数字の「4」である以上、「よん」と読むほうが理屈も通っています。Wikipediaの項目名が「足4の字固め」と数字表記なのも同じ理由です。

★★★★★ 関節技
四の字固め
白覆面の刻印・数字の拷問
👁 かけ方
仰向けの相手の片脚を取り、相手の両脚を上から見て数字の「4」の形に組み合わせて自分の脚でロックし、体重をかけて膝関節をじわじわと極める脚関節技。英語名はそのまま「フィギュアフォー・レッグロック」。テコの原理で逆転する「四の字返し」という攻防が生まれるのも見どころ。
⚔️ STATUS※プロレス30年・ウッシの独断評価
💥 破壊力 6
🔒 拘束力 8
🎯 決定力 8
🎓 習得難度 5
⚠️ 危険度 7
🎭 魅せ度 8
🥋 元祖・名手
考案は名レスラーバディ・ロジャースとされ、これを日本で一気に広めたのが白覆面の魔王ザ・デストロイヤー。力道山さんとの激闘でも知られる。米国ではリック・フレアーさんの代名詞となり、日本では藤波辰爾選手、武藤敬司らが継承した。
📜 ひとくちメモ
じわじわと膝に効くため相手の表情で痛みを"見せる"のに向き、長く極めるほどドラマが生まれる。テコの原理が逆転する「四の字返し」で攻守が入れ替わるのも醍醐味。半世紀以上にわたり受け継がれる、関節技の王道だ。

📌 この記事でわかること

  • 「よんのじがため」とは何か――プロレス未経験でもわかる30秒解説と、辞書での読み方
  • 「四の字固め」「4の字固め」「足4の字固め」「足四の字固め」の表記の違い(全部同じ技)
  • やり方・かけ方を図解+5ステップで分解
  • どこが痛いのか・痛いのはどっちの足か――膝・すね・太もも、そして「かける側も痛い」説
  • 見た目が地味なのに、なぜあれほど痛いのかの理屈
  • 定番の返し方(体をひっくり返す「四の字返し」・ロープエスケープ)
  • 首4の字固めなど、「4の字」から派生した技たち
  • ザ・デストロイヤー、藤波辰爾選手、リック・フレアーさん、武藤敬司さんと四の字固めの関係
  • 四の字固めを名場面で観るには

🧬 四の字固めの正体:膝関節を極める「グラウンド脚関節技」

四の字固めは、英語では フィギュアフォー・レッグロック(Figure Four Leglock) と呼ばれます。「フィギュアフォー」とは、まさに数字の「4」の形のこと。組み合わさった相手の両脚が、上から見ると数字の「4」に見える――これが技名の由来とされています。

項目内容
日本名四の字固め(足4の字固め)
英語名Figure Four Leglock(フィギュアフォー・レッグロック)
分類関節技(脚・グラウンド)
極まる場所膝関節・すね・足首
体勢相手を仰向けに寝かせた状態
考案者バディ・ロジャース(とされる)
命名者ザ・デストロイヤー(とされる)

関節技には立ったまま極めるものもありますが、四の字固めは相手を仰向けに寝かせてから組み立てるグラウンド(寝技)の脚関節技です。脚を「4の字」に組んで座り込み、相手の膝関節をじわじわとひねり上げる――この独特のフォームが、一目見ただけで「四の字だ」と分かる理由でもあります。

🔤 「四の字固め」「4の字固め」「足4の字固め」の違い|読み方は「よんのじがため」

検索してみると「四の字固め」「4の字固め」「足四の字固め」「足4の字固め」といろんな表記が出てきて混乱しますが、これらは全部、同じ技です。整理するとこうなります。

表記読み方メモ
四の字固めよんのじがためもっとも一般的な表記。本記事もこれを採用
4の字固めよんのじがため由来(数字の「4」の形)に忠実な表記
足4の字固めあしよんのじがためWikipediaの項目名にもなっている正式寄りの表記
足四の字固めあしよんのじがため上と同じ技の漢数字表記
フィギュアフォー・レッグロック英語名(Figure Four Leglock)。中黒なしで「フィギュアフォーレッグロック」と書かれることもある。直訳が「足4の字固め」

頭に「足」が付くのは、脚(レッグ)を4の字に組む技であることを示すため。関節技には腕を絡める技もあるので、英語名の「レッグロック」に対応する形で「足」を冠した表記が使われています。

ここでちょっとした豆知識を。この技の「4」は、漢数字の「四」ではなくアラビア数字の「4」の形が由来とされています。だからWikipediaの項目名も「足4の字固め」。本記事では検索などで一般的な「四の字固め」の表記を使っていますが、由来に忠実なのは「4の字」のほうなんですね。検索するときは「四の字固め」でも「4の字固め」でも、ひらがなの「よんのじがため」でも、たどり着く先は同じ技です。英語名のフィギュアフォーレッグロックで探しても同じものが出てきます。

さらに面白いのが命名の経緯です。考案者とされるバディ・ロジャースの時代、この技は「スピニング・レッグロック」と呼ばれていたそうです。それを「フィギュア・フォー・レッグロック」と名付けたのがザ・デストロイヤーだと伝えられています。つまりデストロイヤーは「日本に広めた人」であると同時に、「この技に名前を与えた人」でもあるわけです。

🔥 四の字固めのやり方【図解】|5ステップで分解

まず、完成形を上から見た図解で確認しましょう。「4」の字がどこにできるのか、これを頭に入れてからステップを追うと一気に分かりやすくなります。

相手(仰向け)を上から見た図 伸ばされた脚=「4」の縦棒 ⚡ 主にこの膝が痛い 曲げられた脚が 斜めに交差 →「4」が完成 かける側は自分のすねを かぶせて座り、体重をかける ※構造理解のための模式図です(左右はかけ方により逆になります)

この「4」の形を作るまでの流れを、頭の中に絵が浮かぶよう、図解のつもりで細かく言語化した5ステップに分けて解説します。なお、選手によって細部の型は異なるため、ここでは代表的な流れを紹介します。

Step 1:相手を仰向けに寝かせる

四の字固めは、相手が仰向けに倒れている状態から始まります。立っている相手にいきなりかけられる技ではなく、打撃や投げ、あるいは脚への攻撃で相手を弱らせ、マットに倒してから組み立てるのが基本の流れです。脚攻めを重ねてから入ると、技の説得力が一気に増します。

Step 2:相手の片脚を取り、またぐように立つ

倒れた相手の片方の脚(仮に左脚としましょう)を、足首のあたりから両手ですくい上げるように取ります。このとき、かける側は相手の脚をまたぐような位置に立ちます。上から見ると、仰向けの相手の足元に、かける側が相手の左脚を抱えて立っている構図です。ここが「4の字」を組み立てる起点になります。

Step 3:脚を抱えたまま体を回転させる(デストロイヤー式のスピン)

相手の左脚を抱えたまま、かける側は自分の体をくるりと回転させます。この回転(スピン)は、抱えた脚をひねりながら巻き込み、相手の脚を「く」の字に折りたたんでいくための動作です。ザ・デストロイヤーの型ではこの回転が入るとされ、選手によっては省略する型もあると言われます。回転を終えた時点で、相手の左足首は、かける側の脚に預けられた状態になります。

Step 4:脚同士を編み込み、「4」の形にロックする

ここがフォームの完成部分です。かける側は、自分のすねを相手のもう片方の脚(伸びている右脚)の膝の上にかぶせるように乗せ、お互いの脚を編み込むようにロックします。この瞬間、相手の両脚は、曲げられた左脚と伸ばされた右脚で、上から見るとアラビア数字の「4」になります。技名の由来そのものが、ここで目に見える形になるわけです。

Step 5:後方へ倒れ込み、体重をかけて極める

組み上がったら、かける側はそのまま後方へ倒れ込むように座り、自分の全体重を編み込んだ脚に乗せます。これにより:

  • 相手の膝関節が伸ばされる方向・ひねられる方向へ負荷を受ける
  • すね・足首にも、骨同士が当たる・固定される負荷がかかる
  • 体重と時間でじわじわと効いていく

さらに、かける側が腰を浮かせるように反ると、テコの負荷が一段と増すとされています。試合でかけた選手が上体をのけぞらせるあの動き、あれは”演出”であると同時に”増し締め”でもあるんです。

📺 動画で観る(公式)

📺 リック・フレアーさんが四の字固めを解説・採点(WWE公式)

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💥 四の字固めはどこが痛い?|膝・すね・太もも、部位別に解説

「よんのじがため(4の字固め)って、結局どこが痛いの?」「痛いのはどっちの足?」――これは観戦初心者から必ず出る質問です。

先に答えを言うと、痛みの主戦場は「4」の縦棒になっている、伸ばされた側の脚の膝とされています。ただし答えはひとつではなく、複数の場所に同時に効くのがこの技の特徴。部位別に見ていきましょう。

四の字固めの痛点マップ(膝・すね/足首・太もも/膝裏・かけ手側) 四の字固めで負荷がかかる場所を、脚が「4」の字に組まれた模式図で示した図。伸ばされた側の膝が過伸展させられる負荷、すねと足首に骨が食い込む負荷、太ももと膝裏が締め上げられる負荷、そして裏返されたときにかけ手側へ痛みが返ることを色分けして表示している。 四の字固め|痛点マップ(脚が「4」に組まれる) 灰=伸ばされる側の脚/濃灰=かける側の脚 ① 膝関節(主役) テコで膝が伸びきる方向へ押し込まれ、 靭帯に大きなストレスがかかる ② すね・足首 脚を編み込むので、すねの骨に食い込む。 関節とは別種の"骨にくる鈍い痛さ" ③ 太もも・膝裏 筋肉ごと締め上げる。脚が太いほど 強烈に締まるとされる ④ かけ手側にも返る 裏返されると、今度はこちらが極まる ※模式図(実際の組み方を簡略化) 絶対に真似しないでください

①膝関節|主役はやはりここ

いちばんの効きどころはです。伸ばされた側の脚は、テコの原理で膝が伸びきる方向(過伸展)へ強制的に押し込まれ、膝の靭帯に大きなストレスがかかるとされています。膝は人間の体重を支える大きな関節でありながら、「伸びきった先」と「横方向のひねり」には弱い。四の字固めはその弱点を、体重をかけて時間をかけて攻める技です。

②すね・足首|骨と骨が当たる痛さ

次にすねと足首。脚同士を編み込む構造上、すねの骨に相手の脚や足首が食い込む形になり、固定された足首にも負荷がかかると言われます。関節を極める痛みとは別種の、骨に直接くる鈍い痛さがここに乗ってくるわけです。

③太もも・膝裏|「脚が太いほど締まる」

意外なところでは太ももや膝裏。脚を編み込んで圧迫する技なので、筋肉そのものが締め上げられます。面白いのは、「脚が太ければ太いほど強烈に締まる」とされている点(出典:Wikipedia「足4の字固め」)。鍛え上げた太い脚が、この技の前ではかえって仇になる――プロレスの技らしい皮肉な構造です。

④「かける側も痛い」説の真相

そして有名なのが、「四の字固めはかけている側の脚も痛い」という説。これは半分本当で、正確には「裏返されると、今度はかけた側に痛みが返る」と説明されることが多いようです(次の章で詳しく解説します)。一方で、ザ・デストロイヤー本人は「かける側は痛くない」と語ったという話も残っており、正しく組めばかけ手への負担は小さい、というのが名手の見解だったのかもしれません。

⚠️ 再掲・免責:これらの構造解説は、観戦時の理解を目的としたものです。膝関節は一度傷めると回復が難しい部位です。技を実際に他人にかけることは絶対に行わないでください。

🤔 見た目は地味なのに、なぜ「よんのじがため」は痛いのか

「二人で座って足を組んでるだけに見える」「あれくらいなら耐えられそう」――四の字固めを初めて観た人が、いちばん引っかかるポイントです。実際、Q&Aサイトにも同じ質問が繰り返し投稿されています。

派手に叩きつけるわけでも、高いところから飛ぶわけでもない。技が完成した瞬間から、リング上の動きがほぼ止まる――だから地味に見える。でも痛みの理屈をたどると、地味さと痛さは別物だとわかります。理由は3つです。

①「腕力」ではなく「体重」で極めている
自分の腕で締めているのではなく、組み上げた脚に全体重を預けて後ろへ倒れ込む構造です。人間の腕力より、体重を乗せたテコのほうがはるかに大きな力になります。

② 逃げる方向が最初から塞がれている
脚同士が編み込まれているので、相手は膝を曲げて痛みを逃がすことができません。関節が伸ばされる方向に固定されたまま、負荷だけが乗り続けます。

③ すねは、骨がむき出しに近い場所
締め上げられるのはすね(脛骨)――脂肪や筋肉のクッションが薄く、骨に直接圧がかかる部位です。机の角に向こうずねをぶつけたときのあの痛み、あれが体重をかけて継続する、と想像するとイメージが近くなります。

そしてもうひとつ。四の字固めは一瞬で終わらない技です。かけた側は極めたまま観客をあおり、極められた側はロープへ手を伸ばす。時間そのものがダメージになる設計になっているわけです。

派手な技が「一撃の大きさ」で見せる技だとすれば、四の字固めは「かかっている時間の長さ」で見せる技。地味に見えるのは、痛くないからではなく、痛みが持続する形だから動きが止まっている――ここが逆転して見えると、この技の見え方が変わります。

⚠️ もちろん、これは観戦理解のための説明です。実際にどれくらい痛いかは選手や掛け方によって差があり、試すことは絶対にしないでください

⚠️ 四の字固めの返し方|体をひっくり返す「四の字返し」のしくみ

四の字固めの醍醐味は、逆転の返し(カウンター)が存在すること。だから試合で「決まった!」と思った瞬間に攻守がひっくり返る、あの攻防が生まれます。

定番の返し方①:体をひっくり返す「四の字返し」(リバース)

最大の見どころが、「四の字返し」です。極められた側が、うつ伏せ方向へ自分の体をぐるりとひっくり返すと、テコの原理が逆転します。すると、今度はかけた側の膝にダメージが返っていく――つまり攻守が一瞬で入れ替わるんです。

脚は組まれたまま、体の向きだけが変わる。それだけで「極めている側」と「極められている側」が逆転する。この駆け引きこそ、四の字固めが”魅せる技”として愛されてきた理由です。

伝説の「ひっくり返し」:力道山vsデストロイヤー(1963年)

この四の字返しを日本中に焼き付けたのが、1963年5月24日、力道山とザ・デストロイヤーのWWA世界ヘビー級選手権だと言われています。デストロイヤーの四の字固めに捕らえられた力道山さんは、ギブアップせずに体を反転させて裏返し、逆にデストロイヤーの脚を攻め返した――。この一戦はテレビ中継の平均視聴率64.0%を記録したと伝えられる、日本プロレス史でも屈指の名勝負。「四の字は、ひっくり返せる」というドラマを、お茶の間レベルで知らしめた試合でした。

定番の返し方②:ロープエスケープ

もうひとつの定番が、ロープに手や足をかけてエスケープする方法。プロレスのルールでは、ロープに体の一部が触れると技を解かなければなりません。極められた選手が必死にロープへ手を伸ばす――あの場面も、四の字固めならではの名物攻防です。

ちなみに、四の字固めは「ロープ際でかけ直す」「ロープに届きそうで届かない位置で極める」といった、リング上の”位置取り”の駆け引きも生まれやすい技。中央で極まったときの絶望感と、ロープ際の攻防のじりじり感、両方を味わえます。

定番の返し方③:そもそもロックさせない・丸め込む

Wikipediaの「足4の字固め」の項では、ほかにも脚を組まれる前にフリーな脚で蹴り返して阻止する、あるいはスモールパッケージホールドなどの丸め込みに切り返してフォールを狙う、といった対抗策が紹介されています。完成してしまうと脱出が難しい技だからこそ、「完成させない」段階の攻防にも注目すると、試合が一段深く観られます。

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🐉 四の字固めの名手たち|デストロイヤーから武藤敬司まで

よんのじがため(4の字固め)の歴史は、名手たちのリレーで語れます。

ザ・デストロイヤー|日本に四の字を刻んだ白覆面

日本で四の字固めが広く知られるようになった背景には、ザ・デストロイヤー(白覆面の魔王)の存在があります。デストロイヤーは四の字固めを代名詞技とし、前述の力道山戦をはじめ日本でも絶大な人気を誇った名レスラー。技の命名者ともされ、「四の字固め=デストロイヤー」というイメージを日本に定着させた立役者と言われます。

藤波辰爾選手|昭和新日本のリングで受け継いだ

日本では、藤波辰爾選手も四の字固めの使い手として知られています。長州力さんとの「名勝負数え唄」をはじめ、昭和の新日本プロレスのリングでは、四の字をめぐる攻防がたびたび名場面を生みました。

リック・フレアーさん|アメリカで”必殺技”に育てた

アメリカでは、リック・フレアーさんがこの技をフィニッシュ・ホールド(決め技)として多用したことで有名です。世界王座獲得は公称16回と語られる”王者の中の王者”で、四の字を極めながら「Wooo!」の雄叫びとともに見せるパフォーマンスは、海外プロレスファンにはおなじみの光景でした。今では誰かが四の字をかけようとすると会場から自然に「Wooo!」が起こるほど、この技とフレアーさんは一体化しています。

フレアーさんという人物の凄みは、リックフレアー|16度世界を獲った”狂乱の貴公子”の流儀と現在で深掘りしています。16回の世界王座の内訳2026年現在の様子(77歳・ご存命)、そして四の字固めがなぜ”物語をつくる技”なのか——そちらを読むと立体的に見えてくるはずです。

ちなみに、フレアーさんの娘であるシャーロット・フレアー選手は、足4の字から進化させた「フィギュアエイト(8の字固め)」をフィニッシュに使っており(出典:Wikipedia「足4の字固め」)、四の字の遺伝子は親子二代でリングに受け継がれています。

武藤敬司さん|「ドラゴンスクリューから四の字」で現代に蘇らせた

そして平成。武藤敬司が「ドラゴンスクリューで膝を破壊してから四の字固めで仕留める」という必殺パターンを確立し、この古典技を第一線に蘇らせました。象徴とされるのが1995年10月9日、東京ドームでの高田延彦さん戦。新日本プロレスとUWFインターナショナルの対抗戦という大舞台で、武藤さんは足4の字固めをフィニッシュに使い、この技が再び脚光を浴びるきっかけになったと言われています。

四の字ファミリー|足4の字から派生した技たち

Wikipediaの「足4の字固め」の項には、この技から派生・変型した技も挙げられています。代表的なところでは:

  • フィギュアエイト(8の字固め) ── シャーロット・フレアー選手が使う進化型
  • 裏足4の字固め ── 通常とは逆の形で極める変型
  • 首4の字固め(フィギュアフォー・ネックロック) ── 「4の字を利用するその他の技」として挙げられている、脚ではなく相手の首を「4」の字に挟み込むタイプ
  • ナガタロック ── 永田裕志選手の代名詞技も、足4の字系の派生として記載されています

つまり「4の字」は脚専用の形ではない、というのが面白いところ。「よんのじがため」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは足のほうですが、Wikipediaの項目では首を極めるタイプまで含めて「4の字」の一族として整理されています。要は”自分の両脚で数字の4を作って何かを挟み込む”という発想そのものが、この技のコアなんですね。

また、棚橋弘至さんも使い手のひとりとしてWikipediaに名前が挙がっています(2026年1月4日・東京ドームで現役を引退)。棚橋さんの試合で四の字が出ると、レジェンドたちへのオマージュも感じられて胸が熱くなったものです(棚橋さんについてはこちらの解説記事で深掘りしています)。

💡 四の字固めが”世代を越えた”理由:シンプルで分かりやすいフォーム、そして「ひっくり返せば逆転できる」という攻防の余地がある――この”魅せる構造”が、日米それぞれの名手に愛され、派生技まで生みながら半世紀以上も受け継がれてきたのだと思います。

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📺 四の字固めの名場面を動画で観るには?

文章だけで「4の字」のフォームや、四の字返しの”間”を理解するのは難しい技です。実際の試合映像で動きを観るのが最短ルート

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❓ よんのじがため(四の字固め)のよくある質問

Q1. 四の字固めの読み方は?

A. よんのじがためと読みます。漢字で「四の字固め」と書いてあっても、読み方は「しのじがため」ではなく「よんのじがため」です。コトバンク掲載のデジタル大辞泉でも、見出しの読みは「ヨンノジガタメ」。技名の「4」がアラビア数字の「4」の形からきているので、「4の字固め」と数字で書かれることもありますが、読み方はどちらも同じ「よんのじがため」です。

Q2. 四の字固めのやり方は素人でも真似できますか?

A. 絶対に真似しないでください。本記事は観戦理解のための技術解説です。四の字固めは膝関節をひねって極める技で、専門訓練を受けていない人が他人にかけると、靭帯損傷・半月板損傷など重大な怪我につながります。

Q3. なぜ「四の字」という名前なんですか?

A. 組み合わさった相手の両脚が、上から見るとアラビア数字の「4」の形に見えるからです。英語名の「フィギュアフォー(Figure Four)」も、まさに「4の字」という意味。由来に忠実なのは漢数字の「四」ではなく数字の「4」で、Wikipediaの項目名も「足4の字固め」となっています。

Q4. 四の字固めはどこが痛いんですか?

A. メインは膝関節です。伸ばされた側の膝が過伸展方向に押し込まれ、靭帯にストレスがかかるとされます。加えてすね・足首には骨同士が当たる負荷太ももや膝裏には締め付けの圧迫がかかり、「脚が太いほど締まる」とも言われています。

Q5. 四の字固めは、かけている側も痛いって本当ですか?

A. 「裏返されると、かけた側に痛みが返る」と説明されることが多いようです。相手に体をひっくり返されてテコが逆転すると、今度は自分の膝にダメージがくる構造です。一方、ザ・デストロイヤー本人は「かける側は痛くない」と語ったという話もあり、正しい型で組めばかけ手への負担は小さいのかもしれません。

Q6. なぜ四の字固めはひっくり返されて逆転するんですか?

A. 極められた側がうつ伏せ方向へ体をひっくり返すと、テコの原理が逆転して、今度はかけた側の膝に痛みが返るからです。これが「四の字返し」と呼ばれる名物の攻防で、1963年の力道山vsデストロイヤー戦でも、力道山さんがこの返しを見せたと伝えられています。

Q7. 「四の字固め」を「しのじがため」と読むのは間違いですか?

A. 読み方は「よんのじがため」です。コトバンク掲載のデジタル大辞泉でも見出しの読みは「ヨンノジガタメ」。漢字表記から「しのじがため」と読んでしまう人もいますが、技名の由来がアラビア数字の「4」なので、「よん」と読むのが理屈にも合っています。

Q8. 「よんのじがため」と「足4の字固め」は別の技ですか?

A. 同じ技です。「四の字固め」「4の字固め」「足4の字固め(あしよんのじがため)」「足四の字固め」は、すべて表記の違いだけ。Wikipediaの項目名は「足4の字固め」で、英語名フィギュアフォー・レッグロックの直訳にあたります。

Q9. 「首4の字固め」というのもあるんですか?

A. あります。Wikipediaの「足4の字固め」の項では「4の字を利用するその他の技」として首4の字固め(フィギュアフォー・ネックロック)が挙げられています。自分の両脚で作った「4」の形に、相手の脚ではなく首を挟み込むタイプです。ふつう「よんのじがため」と言えば足のほうを指します。

Q10. 見た目は地味なのに、なぜあんなに痛がっているんですか?

A. 腕力ではなく体重を乗せたテコで極めていること、脚を編み込まれて痛みを逃がす方向が塞がれていること、そして締め上げられるすね(脛骨)が骨の近い部位であることが理由とされています。動きが止まって見えるのは、痛みが持続する形で固定されているからです。

Q11. 子どもが真似したがるのですが、どう伝えればいいですか?

A. 「プロレスラーは受け身の訓練を何年もしているから成立する」と伝えるのが現実的です。四の字固めは膝関節をひねって極める技で、訓練していない子ども同士でかけ合うと靭帯や半月板を傷める危険があります。膝は一度傷めると回復が難しい部位です。技はマットの上のプロだけのもの、観るのが楽しみ方――そこを分けて伝えてください。

Q12. 四の字固めは今でも使われていますか?

A. 使われています。ザ・デストロイヤーや藤波辰爾選手、リック・フレアーさんといった名手の代名詞技として知られ、武藤敬司さんが「ドラゴンスクリューから足4の字」のパターンで現代に蘇らせて以降も、膝を攻める脚関節技として、また”魅せ技”として見ることができます。

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⚠️ 再々掲・免責:本記事はあくまで観戦理解・技術構造の解説目的です。※プロレス技は訓練を積んだプロが行うもの。四の字固めをはじめとするプロレス技を一般の方が他人にかけることは、極めて危険な行為であり、絶対に真似しないでください。

🐄 ウッシのひとこと:じわじわ効かせる技ほど、本物

よんのじがため(四の字固め)は、ムーンサルトやジャーマンのような派手さはありません。でも、「膝をじわじわ極める」「体をひっくり返せば一瞬で逆転する」という構造を知ると、あの地味に見える攻防が一気に面白く見えてきます。

時間をかけてじわじわ効かせる――これは営業の世界にも通じる話で、一発の派手な提案よりも、地道に信頼を積み上げていったほうが、最後にしっかり決まる場面って多いんですよね。サラリーマン人生、四の字固めのように粘り強くいきたいものです。

技のフォームを知ると、プロレス観戦は確実に面白くなります。それではまた次のプロレス記事でお会いしましょう。

営業部長のウッシでした。

📚 出典・参考(3件)

※掲載URLは2026-08-15時点でアクセス確認済みのもののみ記載しています。試合の経緯・視聴率などの記述は各種資料で広く語られている内容をもとにしており、細部には諸説あります。


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