ラリアットとは?剛腕・ウエスタンとの違いを図解で解説
※本記事はプロモーションを含みます。
ラリアットとは、走り込みながら太い腕を伸ばし、相手の首や胸を真横から薙ぎ払う一撃必殺の打撃技のこと。この1文で言い切れる、プロレスでもっともシンプルな技のひとつです。要点だけ先に押さえておきましょう。
・どんな技?=分類は打撃技(腕の薙ぎ払い系)。走り込みながら腕を伸ばす体勢から放ちます
・どこに効く?=当てる場所は相手の首・胸。高さがずれると衝撃が逃げるため、この照準が決定力を左右します
・誰の技?=元祖はアメリカ流の「ウエスタン・ラリアット」で日本に広めたスタン・ハンセンさん。日本では長州力さんのリキ・ラリアット、現代はオカダ・カズチカ選手のレインメーカーへと進化
・なぜ効く?=腕力ではなく「走るスピード×全体重」を腕一本に乗せるから。激突の衝撃を支えているのは、実は下半身です
・名前の由来=英語の lariat=「投げ縄」。腕を縄のように薙ぐフォームから。海外では「クローズライン(clothesline=物干し綱)」と呼ばれる同系統の技。「ラリアート」と表記されることもありますが、同じ技です
⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦をより深く楽しむための「技術構造の解説」です。プロレス技は専門的な訓練を積んだプロレスラーのみが行う高度な格闘技です。一般の方が実際に他人に掛けると、頸部・頭部の重大な損傷につながります。絶対に真似しないでください。
こんにちは、営業部長のウッシです。
「ラリアット」――この技を語るとき、プロレスファンの頭には必ずひとりの男の姿が浮かびます。スタン・ハンセン。カウベルを鳴らし、雄叫びを上げながら走り込み、丸太のような左腕を相手の首に叩き込む――あの「ウエスタン・ラリアット」こそ、一撃必殺という言葉がもっとも似合う打撃技です。
本記事では、ラリアットのやり方・かけ方の構造を、観戦理解の観点から5ステップで分解します。「ただ腕を振ってるだけ?」「なんであんなに効くの?」という疑問に、30年プロレスを観てきた部長の目線で答えます。
📌 この記事でわかること
- ラリアットの正体と、一撃必殺になるしくみ
- やり方・かけ方を5ステップで分解
- 「腕力」ではなく「下半身」がカギという意外な事実
- ラリアットの種類 早見表(見た目の違い×使い手×名勝負を一覧化)+カウンター式・かち上げ式など入り方で呼び分ける型
- スタン・ハンセンさんとウエスタン・ラリアットの関係
- ハンセン→長州・小橋→オカダ選手へと続く使い手の系譜
- 食らったらどうなる?受け手の視点と受け身のリアル
- ラリアットの返し方——かわす・カウンター・真っ向からの打ち合い
- ラリアットの歴史と「投げ縄」という名前の由来
- 小橋建太・長州力ら、歴代の名手たち
- わずか「6秒」で試合を終わらせた伝説の一戦(佐々木健介)
- クローズラインとの違い・レインメーカーとの違いなどFAQ
- 名場面を動画で観るには
🧬 ラリアットの正体:腕一本に全体重を乗せる「一撃必殺」
なお、この技はスタン・ハンセンさんの代名詞として「ウエスタンラリアット」の名でも広く知られています。「ウエスタンラリアット」と「ラリアット」は基本的に同じ技で、ハンセン流の走り込む型に付いた必殺技名がウエスタンラリアットです(詳しくは後半のハンセンの章で)。
ラリアットは、英語のlariat(投げ縄)が語源。腕を大きく振り抜くフォームが、カウボーイが投げ縄を放つ動きに似ていることから名づけられたと言われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英語名 | Lariat |
| 分類 | 打撃技(腕の薙ぎ払い系) |
| 当てる場所 | 相手の首・胸 |
| 体勢 | 走り込みながら腕を伸ばす |
| 語源 | lariat(投げ縄) |
ラリアットの本質は、「走るスピード」×「全体重」×「太い腕」の掛け算です。ただ腕を振るだけなら大したことはありません。そこに走り込みの勢いと体重がすべて乗るからこそ、当たった相手が一回転して倒れる衝撃が生まれるんです。
そしてこの技、ある試合ではたった「6秒」で勝負を終わらせたことがあります。受け手が卒倒し、レフェリーが試合を止めるまで、わずか6秒——。その伝説の一戦は記事の後半でじっくり紹介するとして、まずは”一撃必殺”の正体から見ていきましょう。
🤠 ウエスタンラリアットとは?「ウエスタン」が付くと何が違うのか
検索でよく聞かれる疑問なので、先に答えておきます。ウエスタンラリアットは、スタン・ハンセンさんのラリアットの固有名です。技の構造そのものは本記事で解説するラリアットと同じで、「ウエスタン」はハンセンがテキサス出身のカウボーイキャラだったことに由来します。lariat=投げ縄というカウボーイの道具の名前に、西部劇の「ウエスタン」を重ねた、いわばリングネーム付きの必殺技です。
つまり関係はこう整理できます。
| 呼び方 | 意味 |
|---|---|
| ラリアット | 技の一般名称。腕を伸ばして首・胸を薙ぎ払う打撃技の総称 |
| ウエスタンラリアット | ハンセン本人の必殺技としての呼び名(元祖・本家) |
| リキラリアット | 長州力さんのラリアットの呼び名 |
| レインメーカー | オカダ・カズチカ選手の変形ラリアット(相手を引き寄せて打つ) |
「ウエスタンラリアットのやり方」を知りたい人は、このまま次の5ステップを読み進めてください。構造は同じです。違うのは、ハンセンの場合は左腕であること、そして視力の弱さゆえに「当たってから振り抜く」殺人的な深さで知られたことです。
🔥 ラリアットのやり方|5ステップで分解
試合で見るラリアットを、5ステップに分けて解説します。
Step 1:ロープの反動で走り込む
多くの場合、ラリアットはロープに振られた反動を利用して走り込むところから始まります。この助走でスピードを最大化します。
Step 2:腕を真横に伸ばして構える
走りながら、打つ側の腕を真横、あるいはやや前方に伸ばします。肘を曲げず、腕全体を硬い棒のようにして相手に向けます。
Step 3:相手の首・胸の高さに照準を合わせる
腕を振り抜く高さを、相手の首から胸のラインに合わせます。高さがずれると衝撃が逃げるため、この照準が決定力を左右します。
Step 4:全体重を腕に乗せて薙ぎ払う
走り込みの勢いと体重をすべて腕に乗せ、相手を真横から薙ぎ払う。この瞬間、走るエネルギーが腕一本に集約されます。
Step 5:激突の衝撃を下半身で支える
当たった瞬間、自分の下半身を沈めて衝撃を吸収します。ハンセン自身が「激突時の衝撃を吸収する柔軟かつ強靭な下半身が必要」と語ったとおり、ここがラリアットの隠れた核心。腕力だけの技ではないんです。
💪 意外な事実:ラリアットは「腕力」ではなく「下半身」の技
ラリアットは見た目こそ”豪腕の一撃”ですが、実は下半身がすべてを支える技です。
ポイント①:衝撃を逃がさない下半身
激突の瞬間、自分にも大きな反動が返ってきます。これを膝と腰の柔軟性で吸収しないと、打った自分が崩れてしまう。だからこそ強靭で柔軟な下半身が要るんです。
ポイント②:走り込みのスピードが破壊力
腕の太さ以上に、走り込みのスピードが衝撃を決めます。止まった状態で腕を振っても、ラリアット本来の破壊力は出ません。
⚠️ 再掲・免責:これらの構造解説は、観戦時の理解を目的としたものです。技を実際に他人にかけることは、解剖学的に極めて危険であり、絶対に行わないでください。
🤕 ラリアットを食らったらどうなる?|受け手の視点
打つ側ばかり語られがちですが、ラリアットの凄みは「受ける側」に回るとよく分かります。ここは観戦の解像度が一気に上がるポイントです。
首・胸に走り込みの全体重が真横から入るため、当たった瞬間、受け手は体が一回転して背中から落ちることがあります。冒頭で触れた佐々木健介の一撃のように、体重の軽い相手はその場でくるりと回ってしまうほど。対戦相手からは「目の前に星が飛んだ」「食らって一番痛かった技」という証言が数多く残っています。四天王プロレスの川田利明さんは、ハンセンのラリアットで失神してセコンドに支えられて控室に戻ったこと、別の機会には歯が折れたことまで明かしているほどです。
なぜ選手は受け身を取れるのか
「あれだけの一撃を毎試合もらって、なぜ壊れないのか?」——観ていて誰もが抱く疑問です。答えは、受け手も訓練を積んだプロだから。当たる瞬間にわずかに合わせて自分から回転し、背中全体で衝撃を分散する受け身を取ります。首の一点で受けきるのではなく、体全体を使って”逃がす”わけです。それでも危険度が高い技であることに変わりはなく、だからこそプロだけが成立させられる領域にあります。
より痛烈な受けの一覧はプロレスが痛い技ランキングでも紹介しています。
⚠️ 再掲・免責:受け身も含めて高度な専門技術です。一般の方が真似することは絶対にやめてください。
🛡 ラリアットの返し方|かわすか、迎え撃つか
試合では、ラリアットは「食らって終わり」の技ではありません。返し方の攻防こそ、この技の観戦ポイントです。代表的な返しは次のとおり。
- かわす(ダッキング)——走ってくる腕の下に頭を沈めて空振りさせる。空振りした側は勢いを殺せず、隙が生まれます
- 腕を攻撃する——振ってきた腕そのものを蹴りなどで迎撃し、武器である腕にダメージを返す
- 腕を取って関節技へ——伸びてきた腕をキャッチし、そのまま腕への関節技に切り返す。腕ひしぎ十字固めへの切り返しは総合格闘技経験のある選手が得意とする流れです
- 真っ向から打ち合う——避けずに自分もラリアットを叩き込み、正面からぶつけ合う。パワーファイター同士の試合で観られる意地の張り合いで、どちらが先に倒れるかという原始的な攻防は会場が最も沸く瞬間のひとつです
つまり、ラリアットが出そうな場面では「当たるか・かわされるか・打ち合いになるか」の三択ドラマが始まっている——ここを知っていると、走り込みの一瞬が何倍も面白くなります。
🐂 スタン・ハンセンさんとウエスタンラリアット(ウエスタン・ラリアット)
ラリアットを語るうえで、スタン・ハンセンの存在は外せません。
ハンセンは1970年代後半、新日本プロレスで「ウエスタン・ラリアット(西部式投げ縄打ち)」としてこの技を披露しました。それ以降、ラリアットは日本中に広まり、やがてハンセンの代名詞的フィニッシュ・ホールドとして定着します。テキサス出身、カウボーイハットにカウベル、ブルロープを振り回しながら入場するそのスタイルとあいまって、ハンセンは日本でスーパースターの地位を築きました。
ハンセン自身は「ラリアットは自身のアメリカンフットボール経験を活かしたオリジナル技であり、激突時の衝撃を吸収する柔軟かつ強靭な下半身が必要」と語っています。実際に対戦したレスラーからは「冗談抜きに目の前に星が飛んだ」「現役時代に食らって一番痛かった技」といった証言が数多く残っています。四天王プロレスの川田利明さんにいたっては、ハンセンのラリアットで失神し、セコンドに支えられてようやく控室に戻ったこと、別の機会には歯が折れたことまで明かしているほど。その破壊力は折り紙付きで、まさに”一撃必殺”を体現した男でした。
スタン・ハンセンの全盛期と”不沈艦”の異名については、【黒船列伝②】スタン・ハンセンの記事で詳しく書いています。
🔎 「ラリアット」とだけ検索した人の3つの疑問
「ラリアット」とだけ調べた人が、続けて開く疑問がこの3つ
日本で定着したのは「不沈艦」と「ブレーキの壊れたダンプカー」、どちらもテレビ朝日の実況・古舘伊知郎さんによる形容とされます
英語圏でのリングネーム表記は Stan "The Lariat" Hansen、技名がそのまま通り名に
なお「ウエスタン・ラリアット」はあだ名ではなく技名で、名付け親は実況の舟橋慶一さん
僕が面白いと思うのは、技名がそのまま人の呼び名になったところ
同じ技でも、アメリカではクローズライン、メキシコではアンテブラソ(前腕の意)と呼ばれます
個人の技名なら、ハンセンさんの「ウエスタン・ラリアット」
新日本プロレス公式が小島聡選手に使うのは「剛腕ラリアット」
呼び分けの細かい話は、記事後半のQ2でもう少しだけ
同じ技でも、呼び名ひとつで色が変わる
▶ 決めポーズ——Mリーグの松ヶ瀬隆弥選手が出陣前にとった"剛腕ラリアット"ポーズ
▶ 同じ名前の別物——留め金のないひも状の装身具「ラリアット(ラリエット)」
技とは無関係で、探すのは結び方
名前が同じだけの三つ子、というわけです
📚 この章の出典(10件)
- Wikipedia「スタン・ハンセン」 ── 「不沈艦」「ブレーキの壊れたダンプカー」=古舘伊知郎さんによる形容/ウエスタン・ラリアットの名付け親=舟橋慶一さん
- Wikipedia「Stan Hansen」(英語版) ── リングネーム表記 Stan “The Lariat” Hansen
- WWE公式 Stan Hansen ── Signature Move「Lariat」/Hometown「Borger, Texas」/2016年WWE殿堂入り(2026年9月5日確認)
- プロレスTODAY「レジェンド外国人レスラー伝」 ── 「不沈艦」の異名表記
- Wikipedia「ラリアット」 ── クローズライン(アメリカ)/アンテブラソ(メキシコ)の地域別の呼び名
- 新日本プロレス公式/同(大会結果) ── 小島聡選手の「剛腕ラリアット」の表記
- CLIP STUDIO ASSETS ── 素材「ラリアットポーズ」
- ABEMA TIMES ── 松ヶ瀬隆弥選手の”剛腕ラリアット”ポーズ
- Wikipedia「ラリエット」 ── 留め金のないひも状の装身具
ハンセンさんをもっと読むなら、🐂 スタン・ハンセンさんとウエスタンラリアットへどうぞ
⚡ ラリアットの種類 早見表|見た目の違い×使い手×名勝負
ひとくちにラリアットと言っても、間合い・入り方・当て方でいくつもの種類に枝分かれしています。「あの選手のラリアット、他と何が違うの?」を一目で掴めるよう、代表的な型を早見表にまとめました。
| 種類 | 見た目の違い | 代表的な使い手 | メモ・名勝負 |
|---|---|---|---|
| ウエスタン・ラリアット(走り込み式) | ロープの反動から突進し、太い左腕で首を薙ぐ | スタン・ハンセンさん | 日本にラリアットを広めた原点 |
| リキ・ラリアット | ロープの反動を活かした叩きつけ式 | 長州力さん | 1982年に確立と伝わる代名詞技 |
| ショートレンジ/居合抜き式 | 至近距離・棒立ちの相手へ腕の振りだけで | 小橋建太・潮崎豪 | 助走なしで沈める上半身の強さ |
| ジャンピング・ラリアット | 跳び上がって高さを加える | ジ・アンダーテイカー ほか | 長身の相手にも当てやすい |
| 串刺し式 | コーナーに詰めた相手へ突進して叩きつけ | 真壁刀義選手・EVIL選手 ほか | 逃げ場がなくダメージが大きい |
| ローリング・ラリアット | その場で体を1回転し、遠心力で首を打つ | 回転式の変種 | スピードに遠心力を上乗せ |
| レインメーカー | 手首を掴んで引き寄せ、回転しながら短い一閃 | オカダ・カズチカ選手 | 令和の象徴。手首固めで逃げ場を消す |
| クローズライン・フロム・ヘル | 走り込み式(米式クローズライン+ラリアット) | JBL | ハンセンに憧れた米流の豪腕 |
| アックスボンバー | 腕を「く」の字に曲げ、首〜顔面へ振り下ろす | ハルク・ホーガンさん | 薙ぐのではなく振り下ろす兄弟技 |
※分類・名称は資料により表記が分かれる場合があります。ここでは観戦時に見分けやすい代表的な型を整理しました。
以下、特に押さえておきたい型を補足します。
ショートレンジ/居合抜き式ラリアット
至近距離、あるいは棒立ちの相手に、助走をほぼ使わず腕の振りだけで叩き込むタイプ。刀を鞘から抜くような一閃から「居合抜き式」とも呼ばれます。走り込みで距離を作れないぶん、上半身と体重移動だけで衝撃を生む必要があり、腕っぷしの強い選手ほど映える型です。小橋建太さんはこの型を含め、走り込み式・カウンター式まで引き出しが豊富なことで知られました。
串刺し式ラリアット
コーナーに詰めた相手へ、助走をつけて突進しながら叩きつける型。相手はコーナーポストに背中を預けているため衝撃を後ろへ逃がせず、ダメージが大きくなります。真壁刀義選手やEVILら、パワー型の選手が試合の流れを作る一手として多用します。
リキ・ラリアット(長州力)
長州力さんの代名詞がこのリキ・ラリアット。面白いのはその出自で、長州はもともと、ハンセンのラリアットを何度も浴びて沈められていたといいます。やられ続けた技の威力を、今度は自分の必殺技として体に叩き込んだ——やられた技を奪い返す、というプロレスらしいドラマがこの技には宿っているんです。ロープへの走り込みと反動を活かした叩きつけ式で、革命戦士の突進力とかみ合った一撃でした。長州の生き様そのものは長州力さんの記事で詳しく書いています。
レインメーカー(オカダ・カズチカ選手)
現代ラリアットの到達点が、オカダ・カズチカ選手のレインメーカー。相手の手首を掴んで引き寄せ、その勢いで体を回転させながら短い距離のラリアットを首筋へ叩き込みます。手首を握ったまま放つので逃げ場がなく、回転の遠心力まで乗る——走り込み式とは真逆の発想で組み立てられた”進化系ラリアット”です。仕組みはレインメーカーのやり方で5ステップに分解しています。
クローズライン・フロム・ヘル(JBL)
海外にも豪腕の使い手はいます。WWEのJBL(ジョン・ブラッドショー・レイフィールド)のクローズライン・フロム・ヘルは、スタン・ハンセンさんに憧れて磨いた走り込み式の必殺技。アメリカ式の「倒す」クローズラインに、ハンセンの「殴る」ラリアットの要素を組み合わせたと語られており、ハンセンの影響が国境を越えて残っていることがよく分かる技です。
アックスボンバー(ハルク・ホーガンさん)
ラリアットの”兄弟技”として外せないのが、ハルク・ホーガンさんのアックスボンバー。腕をまっすぐ伸ばして真横に薙ぐラリアットに対し、アックスボンバーは腕を「く」の字に折り曲げ、斧を振り下ろすように首〜顔面へ叩きつけます。同じ”豪腕の一撃”でも、軌道が「横に薙ぐ」か「振り下ろす」かで別の技になるわけです。構造の違いと1983年IWGP決勝の伝説はアックスボンバーのやり方・ラリアットとの違いで丸ごと1本にまとめています。
そのほかの型|「どう入るか」で呼び分けられるもの
早見表に挙げた型のほかにも、ラリアットは入り方の違いでいくつも呼び分けられています。実況が使う呼び名を、まとめて押さえておくと観戦がラクになります。
- カウンター式——走ってくる相手を迎え撃つ形で放つ型。自分の勢いに、相手が突っ込んでくる勢いまで上乗せされます
- かち上げ式——真横に薙ぐのではなく、下から突き上げるように当てる型
- 叩きつけ式——腕を上から叩きつけるように当てる型。長州力さんのリキ・ラリアットがこの系統です
- フライング/ダイビング式——ロープやコーナー最上段から跳びながら放つ型。高さが加わるぶん、当たる角度が変わります
- 延髄式——正面からではなく、後頭部〜延髄の側へ回り込んで当てる型
- 合体(ダブル)式——タッグマッチで2人が同時に叩き込む型。会場がいちばん沸く見せ場のひとつです
※呼び名と分類は資料によって分かれます。ここではWikipedia「ラリアット」の分類を軸に、観戦中に耳にする機会が多いものを整理しました。
📺 ラリアットの名場面を動画で観るには?
📺 公式「技図鑑」ラリアット(小島聡)(新日本プロレス公式)
文章だけで、走り込みのスピードや激突の瞬間の衝撃を理解するのは難しい技です。実際の試合映像で動きを観るのが最短ルート。
昭和から令和までのプロレス名勝負は、ABEMAなら無料の生中継(WWE・ノア)と月680円からのプレミアムで、過去の名カードや最新興行をまとめて楽しめます。プロレス観戦のコスパを考えると、まず押さえておきたいサービスです。
どの団体がどのサービスで観られるか(無料枠つき)はプロレス配信サービス比較に、無料視聴の具体的な手順はABEMAでプロレスを無料で観る方法にまとめています。
🎫 その次の一歩|ラリアットを「会場で」観るなら
ラリアットは音が武器の技です。会場で聴く炸裂音は、映像では絶対に伝わりません。会場では、技そのものよりもその前後の空気が体で分かります。
はじめて生観戦するなら、順番はこうです。
- チケットの取り方を知る——先行と一般の違い、売り切れたときのリセール(公式の再販売)まで。プロレスのチケットの取り方ガイドにまとめました
- 会場を決めて、座席を選ぶ——会場ごとに見え方がまったく違います。両国国技館/後楽園ホール/エディオンアリーナ大阪/代々木第二体育館の観戦ガイドに、座席の選び方と当日の動線を書いています
- 遠征なら宿も一緒に決める——各会場の観戦ガイドに、周辺の宿の探し方も入れてあります
🏛️ ラリアットの歴史|「投げ縄」の名前はこうして生まれた
ラリアットという技が、いつ・どうやって生まれ、日本に定着したのか。ここを知っておくと、観戦の解像度がぐっと上がります。
アメリカでは「クローズライン」と呼ばれていた
ラリアットと同じ系統の技は、もともとアメリカでは 「クローズライン(clothesline)」 と呼ばれていました。直訳すると「物干し綱」。走ってきた相手が、ピンと張った物干し綱に首を引っかけて引っくり返る――そんな見た目から付いた呼び名だとされます。腕を物干し綱に見立てた、なんともユーモラスなネーミングですね。
| 呼び名 | 主な使用地域 | 語源 |
|---|---|---|
| クローズライン(clothesline) | アメリカ | 物干し綱 |
| ラリアット(lariat) | 日本 | 投げ縄(カウボーイ用語) |
| アンテブラソ(antebrazo) | メキシコ | スペイン語で「前腕」 |
つまり「ラリアット」「クローズライン」「アンテブラソ」は、もとは同じ技を国ごとに別の言葉で呼んでいるだけ、というわけです。
アメフトの「ハイタックル」が原点
この技を日本で一気に有名にしたのが スタン・ハンセン ですが、ハンセン本人はラリアットを「自身のアメリカンフットボール経験を活かしたオリジナル技」と語っています。アメフトでは反則とされるハイタックル(高い位置への突進タックル)の動きをヒントに編み出された、というのが定説です。
ハンセンはウエスト・テキサス州立大学のアメフト部出身。あの突進力と、激突しても自分が崩れない強靭な下半身は、まさにアメフトで鍛えられたものだったんですね。「腕の技」に見えて根っこは「タックルの技」――これがラリアットの面白いところです。
「ウエスタン・ラリアット」という名前を付けたのは実況アナ
実は 「ウエスタン・ラリアット」というネーミング自体は、ハンセンが付けたものではないとされています。
名付け親は、ハンセンが新日本プロレスに参戦していた当時、テレビ中継「ワールドプロレスリング」の実況を担当していた舟橋慶一アナウンサーだと言われています。舟橋アナが、カウボーイハットにブルロープ(牛追い縄)という”西部劇そのもの”のハンセンのスタイルから、「ウエスタン(西部式)」を冠して「ウエスタン・ラリアット」と呼んだ――そう伝えられています。
技そのものの破壊力に加え、実況の言葉のセンスが技を”伝説”に押し上げた好例と言えるでしょう。プロレスが「言葉とセットの文化」だということが、よくわかるエピソードです。
🔥 ラリアットの名場面・名手たち
ラリアットは多くのレスラーが必殺技にしてきました。ここでは、特に印象に残る名手を紹介します。
まずは”使い手の系譜”をざっくり
細かい名場面に入る前に、ラリアットがどう受け継がれてきたかを一本の線でつかんでおきましょう。
② 日本での発展:長州力さんが反動を活かした「リキ・ラリアット」で確立。小橋建太さんは"剛腕"と呼ばれる完成度で居合抜き式まで昇華
③ 秒殺の証明:佐々木健介が顔面ラリアットで史上最速級の決着を叩き出す
④ 現代への進化:オカダ・カズチカ選手が手首固めから放つ「レインメーカー」で、走り込み式とは別ベクトルの到達点へ
こうして並べると、半世紀近くかけて「殴る」から「掴んで回す」へと技が進化してきたのが見えてきます。それでは一人ずつ。
元祖にして頂点|スタン・ハンセンさん
なんと言っても スタン・ハンセン。前傾姿勢で突進し、左腕を振り抜いて相手の首を刈り倒すそのフォームは、まさに一撃必殺の代名詞でした。
ハンセンのラリアットは、通常の「腕を振り抜く」タイプとは少し違い、三角筋(肩)でかち上げるように当てるのが特徴だったとも言われます。これもアメフト仕込みの体の使い方でしょう。
ちなみに1984年には、左腕を負傷していたハンセンが、意表を突いて”右腕ラリアット”を初公開し逆転勝利したという一幕もありました。左右どちらでも一撃で沈められる――それだけ技が体に染み込んでいた証拠です。
ハンセンの全盛期と”不沈艦”の異名については、【黒船列伝②】スタン・ハンセンの記事で詳しく書いています。
受けて受けて振り抜く|小橋建太さん
日本人レスラーでラリアットの名手といえば、小橋建太を挙げる人は多いはずです。小細工をせず、相手の技を真っ向から受け切り、最後に逆水平チョップとラリアットで試合を締める――そんな”剛”のスタイルで知られた名選手です。
興味深いのは、ハンセン本人が小橋にラリアットの極意を伝えていたとされること。元祖から直接受け継いだ技、というドラマがそこにあります。
さらに、三沢光晴さんは生前、「ラリアットを最後までしっかり腕を振り抜けているのは、ハンセンと小橋だけ」という趣旨の評価を残していたと伝えられています。同時代のトップ選手からの言葉だけに、小橋のラリアットの完成度がうかがえます。
小橋建太の生き様は小橋建太(闘魂列伝)で、“剛腕”という言葉の本当の意味は剛腕とは?小橋建太に学ぶ折れない腕力で掘り下げています。
わずか6秒の伝説|佐々木健介
ラリアットの”一撃必殺”を、これ以上なく証明してしまった試合があります。
2000年12月10日、新日本プロレス(愛知県体育館)。佐々木健介 対 小原道由のシングルマッチ。試合開始のゴングが鳴った瞬間、突進してきた小原を、健介の顔面へのラリアット一発が真正面から迎え撃ちました。小原はそのまま卒倒。試合時間、わずか6秒——当時の最速決着記録です。
しかも、この話には続きがあります。17年後の2017年、テレビ番組『オールスター感謝祭2017秋』がこの試合をあらためて再計測したところ、実際は「5秒47」だったことが判明。“6秒殺”は、さらに速かったわけです。『水曜日のダウンタウン』でも「プロレス界きっての秒殺」として取り上げられた、いまだ語り草の一戦です。
健介のラリアットは「太い腕を横一直線に叩きつけ、体重の軽い相手はその場で一回転してしまう」とまで言われた剛腕。たった1発、6秒。ラリアットという技の凄みを、これほど雄弁に物語る試合はありません。
佐々木健介の全盛期は佐々木健介(闘魂列伝)で、レインメーカーで令和のラリアットを塗り替えたオカダはオカダ・カズチカ(闘魂列伝)で詳しく書いています。
2000年代を支えた使い手たち
2000年代になると、強靭な上半身を武器にする選手たちがこぞってラリアットをフィニッシュ・ホールドにしました。代表的なところでは、佐々木健介・小島聡・高岩竜一・潮崎豪といった面々です。
中でも小島聡選手は「ラリアットの選手」としてのイメージが強く、力強い振り抜きで多くの相手を沈めてきました。世代を超えて受け継がれ、それぞれの個性で進化していく――ラリアットがプロレスの定番技であり続ける理由が、ここにあります。
💪 “剛腕”の系譜——この称号を背負った男たち
ラリアットの歴史には、ただの技名を超えて「剛腕」という称号で呼ばれた使い手たちがいます。
- 小橋建太さん——“剛腕”という言葉を代名詞にまで高めた人。オレンジ色の腕が振り抜かれる瞬間の説得力は別格でした(→“剛腕”という言葉の本当の意味)
- 佐々木健介さん——「体重の軽い相手はその場で一回転する」とまで言われた一撃。“剛腕”と並び称されるにふさわしい、言葉がそのまま体になったようなレスラーでした
- 小島聡選手——現役でこの系譜を背負う男。フィニッシャーはハンセンさん直伝のウエスタン・ラリアット——ニックネームがそのまま”剛腕”で、剛腕ラリアットと呼ばれることもあります。袖(エルボーパッド)を外す仕草が出たら合図の一発は、今の新日本でいちばん「昭和の魂」を感じる技かもしれません(コーナー上での「いっちゃうぞバカヤロー!」はダイビングエルボーのほうの名物コールです)
そしてその小島聡選手の剛腕ラリアットが、2026年8月15日・両国国技館で、35年の盟友・天山広吉さんの引退試合に振り抜かれる(かもしれない)のです。同期の胸に最後に打ち込む剛腕——想像するだけで、もう。詳しくは天山広吉さんの引退試合まとめとテンコジカッターの記事でどうぞ。
🐄(ウッシ小声:「剛腕」って呼ばれるには、技の威力だけじゃなく「その一発で試合が終わる」という信頼が要るんですよね。称号は会場が与えるものなんです)
⚠️ 上記の試合・エピソードはいずれも観戦理解のための紹介です。技の真似は絶対にしないでください。
❓ ラリアットに関するよくある質問
Q1. ラリアットは素人でも真似できますか?
A. 絶対に真似しないでください。本記事は観戦理解のための技術解説です。ラリアットは首や胸に強い衝撃を与える技で、訓練を受けていない人が他人にかけると、頸部・頭部の重大な怪我につながります。
Q2. ラリアットとクローズラインの違いは何ですか?
A. 基本的に同じ系統の技で、違いは呼び名と地域です。海外では「クローズライン(clothesline=物干し綱)」と呼ばれることが多く、日本ではハンセンの「ウエスタン・ラリアット」をきっかけに「ラリアット」の呼び名が広まりました。厳密には、アメリカ式クローズラインは相手を「倒す」ニュアンス、ハンセン流ラリアットは「殴り飛ばす」ニュアンスとされ、JBLの「クローズライン・フロム・ヘル」はその両方を組み合わせた技だと語られています。
Q3. なぜラリアットはあんなに効くんですか?
A. 走り込みのスピードと全体重が、腕一本に集約されるからです。さらに当てる高さを首・胸に合わせることで衝撃が逃げにくくなり、一撃必殺の破壊力が生まれます。
Q4. ラリアットは腕力があれば誰でも打てますか?
A. いいえ。ハンセン本人が語ったとおり、激突の衝撃を吸収する柔軟で強靭な下半身がなければ、打った自分が崩れてしまいます。腕力以上に下半身の使い方が重要な技です。
Q5. ラリアットを最初に日本に広めたのは誰ですか?
A. スタン・ハンセンです。1970年代後半、新日本プロレスで「ウエスタン・ラリアット」として披露し、これをきっかけに日本中へ広まりました。以後、ラリアットはハンセンの代名詞となりました。
Q6. ラリアットとレインメーカーの違いは何ですか?
A. 入り方が正反対です。従来のラリアットはロープの反動から走り込んで放つのに対し、オカダ・カズチカ選手のレインメーカーは相手の手首を掴んで引き寄せ、体を回転させながら短い距離で叩き込みます。手首を握るため相手が逃げられず、回転の遠心力も乗る——ラリアットを「掴んで回す」方向に進化させた変型と位置づけられます。
Q7. ラリアットとアックスボンバーの違いは何ですか?
A. 腕の形と軌道が違います。ラリアットは腕をまっすぐ伸ばして真横に薙ぎ払うのに対し、ハルク・ホーガンさんのアックスボンバーは腕を「く」の字に折り曲げ、斧のように首〜顔面へ振り下ろします。同系統の豪腕技ですが、別の技として区別されます。
Q8. 「ラリアート」と「ラリアット」はどちらが正しいのですか?
A. どちらも同じ技を指します。資料や実況によって「ラリアート」と表記されることもありますが、技の中身に違いはありません。本記事では現在一般的な「ラリアット」表記で統一しています。
Q9. ローリング・ラリアットとは何ですか?
A. 相手と向かい合った状態からその場で体を1回転させ、遠心力を利用して首を薙ぐタイプのラリアットです。走り込みのスピードの代わりに回転の勢いを使うのが特徴で、狭い間合いからでも威力を出せます。
Q10. なぜラリアットを食らっても腕(受け手)が壊れないんですか?
A. 受け手も訓練を積んだプロだからです。当たる瞬間にわずかに合わせて自分から回転し、背中全体で衝撃を分散する受け身を取ります。首の一点で受けきるのではなく、体全体で”逃がす”わけです。ただし危険度が高い技であることに変わりはなく、プロだけが成立させられる領域にあります。一般の方は絶対に真似しないでください。
Q11. ラリアットの和訳は?
A. 「輪なわ」「投げなわ」「つなぎなわ」です(研究社『新英和中辞典』)。もとをたどるとスペイン語の la reata(=投げ縄)が英語に入って lariat になった言葉で、カウボーイが牛を捕らえる道具の名前が、そのまま技名になりました。腕を一本の縄のように振り抜くフォームと、道具の名前が重なっているわけです。
Q12. 英語では何と言う? WWEで「クローズライン」と呼ぶのはなぜ?
A. 英語圏での一般名はクローズライン(clothesline)です。名詞の意味は「物干し綱」ですが、英語ではそのまま動詞としても使われ、「伸ばした腕で相手の首や上半身を打って倒す」という語義が辞書に載っています。低く張った物干し綱に走って引っかかる——あの情景をそのまま動詞にした表現なので、WWEの実況では clothesline が自然に出てくる。日本で lariat のほうが主流になったのは、スタン・ハンセンさんの「ウエスタン・ラリアット」が強烈すぎて、技名ごと定着したからです。
Q13. ダブルラリアットとは何ですか?
A. 使われ方が3つある言葉です。①両腕を横いっぱいに広げ、2人まとめて薙ぎ倒す型(真壁刀義選手のキングコングダブルラリアットがこれ)。②タッグの2人が同時に1人へ浴びせる合体技。③打ち合いで両者のラリアットが同時に入って2人とも倒れる”相打ち”の場面。実況では③も「ダブルラリアット」と呼ばれます。本文の「真っ向から打ち合う」で触れた、会場がいちばん沸くやつです。
Q14. ラリアットで死亡した選手はいるのですか?
A. ラリアットが直接の原因と公表された死亡事故は、公式に確認できるものはありません。国内で試合中の重大事故として公表されている例は、投げ技や空中殺法での頸髄・頭部の損傷など別の状況によるものです(プロレスは本当に痛いのかの「重大事故の歴史」に整理しています)。ただし、走り込みの全体重が首まわりに集中する技である以上、首・頸椎への負荷が大きいことは確かです。プロが受け身とセットで訓練してようやく成立する技であって、一般の方が真似れば取り返しがつきません。絶対にやめてください。
Q15. プロレスで一番痛い技は何ですか?
A. 受け手の体格・受け身の技術・当たり所で変わるので、ひとつに決められる問いではありません。ただ、レスラーの証言ではラリアットが常に上位に挙がる一方、テレビの検証企画ではチョップがいちばん痛いという結果も出ています。痛さの比較と、その根拠になった証言はプロレスは本当に痛いのか|痛い技ランキングTOP5にまとめました。
📚 出典・参考(9件)
本記事のエピソード・人物情報は、各種公開資料・報道に基づきます(試合時間・年月は各資料の記載に準じます。確認日:2026年7月9日)。
- Wikipedia「ラリアット」 ── 技の種類(居合抜き式・串刺し式・ローリング等)・歴史・使い手
- Wikipedia「スタン・ハンセン」(川田利明さんの失神・歯折れ等の受け手証言の出典)
- Wikipedia「佐々木健介」 ── 2000年12月10日 小原道由戦(6秒/再計測5秒47)
- Wikipedia「小原道由」 ── 同試合の経緯(顔面ラリアットで卒倒)
- Wikipedia「ジョン・ブラッドショー・レイフィールド」 ── クローズライン・フロム・ヘルとハンセンからの影響
- テレビ番組『オールスター感謝祭2017秋』(2017年10月7日・再計測で5秒47)/『水曜日のダウンタウン』(“秒殺”として紹介)
- Weblio英和辞典「lariat」(研究社 新英和中辞典 ほか) ── 和訳「輪なわ/投げなわ/つなぎなわ」・語源=スペイン語 la reata(2026年9月7日確認)
- Weblio英和辞典「clothesline」(研究社 新英和中辞典 ほか) ── 名詞「物干し綱」/動詞「伸ばした腕で相手の首・上半身を打って倒す」(2026年9月7日確認)
- Wikipedia「真壁刀義」 ── 「タッグマッチの際に二人まとめて両腕でなぎ倒すキングコングダブルラリアット」(2026年9月7日確認)
※試合時間・記録・技の分類は、番組・資料により表記が異なる場合があります。
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⚠️ 再々掲・免責:本記事はあくまで観戦理解・技術構造の解説目的です。プロレス技を一般の方が他人にかけることは、極めて危険な行為であり、絶対に真似しないでください。
🐄 ウッシのひとこと:一点に、全部を乗せる
ラリアットの凄みは、「走るスピード・体重・腕力、その全部を一点に乗せる」ところにあります。器用にあれこれやる技ではない。むしろ究極にシンプル。だからこそ強い。
仕事でも、これは効くんですよ。あれもこれもと手を広げると、結局どれも中途半端になる。でも、「今日はこの一件に全部を乗せる」と決めて全リソースを一点に集中させると、相手にちゃんと響く提案ができる。器用貧乏より、一撃必殺。ハンセンのラリアットは、その潔さを教えてくれます。
技のフォームを知ると、プロレス観戦は確実に面白くなります。それではまた次のプロレス記事でお会いしましょう。
営業部長のウッシでした。
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