レインメーカーのやり方|オカダ・カズチカの代名詞、手首固めからの回転ラリアット
📖 この記事の目次
※本記事はプロモーションを含みます。
⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦をより深く楽しむための「技術構造の解説」です。プロレス技は専門的な訓練を積んだプロレスラーのみが行う高度な格闘技です。一般の方が実際に他人に掛けると、頸部・頭部・腕の重大な損傷につながります。絶対に真似しないでください。
こんにちは、営業部長のウッシです。
「レインメーカー」――新日本プロレスを観たことがある人なら、あの瞬間を知っているはずです。相手の腕を掴んでぐいっと引き寄せ、体をくるりと回転させながら振り抜く、一閃のラリアット。オカダ・カズチカの代名詞にして、令和のプロレスを象徴する必殺技です。
本記事では、レインメーカーのやり方・かけ方の構造を、観戦理解の観点から5ステップで分解します。「なんで手首を掴むの?」「ただのラリアットと何が違うの?」という疑問に、30年プロレスを観てきた部長の目線で答えます。
📌 この記事でわかること
- レインメーカーの正体と、技の仕組み
- やり方・かけ方を5ステップで分解
- 威力が乗る「2つのポイント」
- 定番の返し方・カウンターのしくみ
- レインメーカーの由来とオカダ・カズチカの歩み
- レインメーカーの名場面を動画で観るには
🧬 レインメーカーの正体:手首固めから放つ「ショートレンジ・ラリアット」
レインメーカーは、一言でいうと「手首を掴んで引き寄せ、体を回転させて放つ短いラリアット」です。英語の技術的な説明では、リストロック(手首固め)からのショートアーム・ラリアットと整理されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使い手 | オカダ・カズチカ(代名詞) |
| 系統 | ラリアット系(打撃技) |
| 特徴 | 相手の手首を掴んで引き寄せてから放つ |
| 効く場所 | 首筋・後頭部・上半身全体への衝撃 |
| 初披露 | 2012年1月4日(東京ドーム) |
ラリアットというと、走り込んで腕を相手の首筋に叩き込む技をイメージする人が多いと思います。レインメーカーが違うのは、助走ではなく「相手の腕を引っ張る力」で間合いを一気に詰める点。掴んだ手首を引き寄せながら自分が回転し、その遠心力をラリアットに乗せる――この「引く+回る」の組み合わせが、レインメーカーの正体です。
🔥 レインメーカーのやり方|5ステップで分解
試合で見るレインメーカーのフォームを、5ステップに分けて解説します。
Step 1:相手の片手首を掴む
レインメーカーは、相手の片方の手首をガッチリ掴むところから始まります。多くの場合、相手が立ち上がった瞬間や、向かい合った状態で仕掛けます。この「手首をロックする」工程が、技の土台になります。
Step 2:手首を引き寄せて、相手を泳がせる
掴んだ手首を自分の方へ強く引き寄せます。引っ張られた相手は前のめりにバランスを崩し、上半身が無防備になります。同時に、お互いの間合いが一気に詰まります。
Step 3:引っ張った勢いで、自分が回転する
ここがレインメーカー最大の特徴です。手首を引き寄せた勢いを利用して、オカダ自身がくるりと体を回転させます。この回転で遠心力が生まれ、空いている腕に強い力が乗っていきます。
Step 4:空いた腕で、首筋へラリアットを叩き込む
回転の力を乗せたまま、空いている腕(多くは右腕)を相手の首筋へ短い距離で振り抜きます。助走がない分、回転の遠心力と引き寄せの勢いがすべてこの一撃に集約されます。
Step 5:手首を握ったまま、決めポーズへ
レインメーカーは、当てた後も相手の手首を握ったままであることが多い技です。これにより:
- 相手は逃げ場を失った状態で衝撃を受ける
- そのままもう一度引き起こして連発することもできる
- 決まれば、右腕を高々と掲げる”金の雨”のポーズへ
この「掴んで放して終わりにしない」設計が、レインメーカーが進化を続けてきた理由でもあります。
📺 動画で観る(公式)
📺 公式「技図鑑」レインメーカー(オカダ・カズチカ)(新日本プロレス公式)
💥 威力が乗る「2つのポイント」
レインメーカーがこれほどの決定力を持つ理由は、フォームに2つの効きどころがあるからです。
ポイント①:手首固めで「逃げ場を消す」
普通のラリアットは、相手が一歩引いたりガードしたりして”逃げる”余地があります。ところがレインメーカーは、手首を掴んで引き寄せているため、相手は前へ崩されて逃げられません。掴むこと自体が、技を確実に当てるための仕掛けなのです。
ポイント②:回転の「遠心力」が乗る
助走で走り込むラリアットに対し、レインメーカーは自分の回転で生まれる遠心力を腕に乗せます。短い距離でありながら鋭く重い一撃になるのは、この回転運動のおかげ。狭い間合いから、決定的な威力を出せる構造になっています。
⚠️ 再掲・免責:これらの構造解説は、観戦時の理解を目的としたものです。技を実際に他人にかけることは、解剖学的に極めて危険であり、絶対に行わないでください。
⚠️ レインメーカーの返し方|カウンターのしくみ
決定力の高いレインメーカーですが、試合では返される(カウンターされる)攻防も名場面になっています。だから「決まる!」と思った瞬間にひっくり返る、あの緊張感が生まれます。
定番の返し方①:手首を掴まれる前に振りほどく
レインメーカーは手首を掴むところから始まる技。だからこそ、掴まれた手を逆に振り払ったり、握り返したりして起点を潰すのが基本的な防ぎ方です。仕掛けの第一歩を断つわけです。
定番の返し方②:引き寄せの勢いをカウンターに変える
引き寄せられた瞬間の前のめりを逆手に取り、こちらから先に打撃や投げを返す攻防もよく見られます。「引っ張られた力」をそのまま自分の反撃に転用するイメージです。
「掴む側」と「振りほどく側」の一瞬の駆け引き――この攻防が、レインメーカーをめぐる試合をスリリングにしてきました。
🏛️ レインメーカーの由来とオカダ・カズチカの歩み
レインメーカーという技を語るうえで、オカダ・カズチカの歩みは切り離せません。
技名は「金の雨を降らせる男」から
「レインメーカー(Rainmaker)」とは、もともと英語で「会社に大きな利益をもたらす人=金の雨を降らせる人」を指す言葉とされます。オカダはアメリカ武者修行の経験を経て、この「金の雨を降らせる男」というギミックを掲げるようになり、その代名詞技として「レインメーカー」が生まれた、と語られています。技の動き自体も、海外で見たリストロックからの展開を参考に組み立てたと本人がインタビューで明かしています。
2012年1月4日、東京ドームでの初披露
レインメーカーが初めて披露されたのは、2012年1月4日の東京ドーム大会でのオカダの凱旋帰国試合だと伝えられています。ただし初期型はラリアットではなく、変形ネックブリーカー系の形だったとされ、評判が芳しくなかったことから、その後すぐにショートレンジで振り抜くラリアットの形へと変更された、という経緯が語られています。
「レインメーカー・ショック」――一夜にしてスターへ
そして、この技の名を一気に世に知らしめたのが、2012年2月12日・大阪府立体育会館での一戦です。当時IWGPヘビー級王者として絶頂期にあった棚橋弘至に、若きオカダが挑戦。下馬評を覆してレインメーカーで勝利し、IWGPヘビー級王座を初戴冠しました。この大番狂わせは「レインメーカー・ショック」と呼ばれ、新日本プロレスの時代が動いた象徴的な出来事として語り継がれています。
💡 整理すると:レインメーカーは、オカダ・カズチカが「金の雨を降らせる男」というギミックとともに作り上げた代名詞技。2012年の「レインメーカー・ショック」で一気にスター街道を駆け上がり、以後の新日本を背負う存在になっていきました。
地味どころか、これほど”華やか”な技も珍しい。技とギミックとドラマが一体になっている――そこにレインメーカーの特別さがあります。
📺 レインメーカーの名場面を動画で観るには?
文章だけでフォームや一瞬の駆け引きを理解するのは難しい技です。実際の試合映像で動きを観るのが最短ルート。
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🔥 レインメーカーの名場面
レインメーカーの魅力は、決め技としての破壊力だけでなく、新日本プロレスの数々の名勝負の”決着の瞬間”を彩ってきたところにあります。ここでは、語り継がれる場面をいくつか紹介します。
「レインメーカー・ショック」(2012年)
何といっても外せないのが、本文でも触れた2012年2月12日・大阪での棚橋弘至戦です。絶対王者だった棚橋を、デビューから日の浅いオカダがレインメーカーで仕留めてIWGP初戴冠。会場の空気が一変したこの一戦は、レインメーカーという技そのものが”事件”になった瞬間でした。
オカダ対ケニー・オメガ(2017年)
レインメーカーが世界的に注目を集めたのが、2017年1月4日・東京ドームでのケニー・オメガ戦です。両者の死闘は専門家から史上初の「6つ星」という歴史的高評価を受けたと伝えられ、この試合をきっかけにオカダとオメガの一連の対決は世界中のプロレスファンの記憶に刻まれました。
IWGPヘビー級・最多防衛記録
オカダはこのレインメーカーを軸に、IWGPヘビー級王座の防衛記録を塗り替え続けたことでも知られます。2018年には当時の最多防衛記録を更新したと伝えられ、長期政権を象徴する技として定着していきました。
棚橋弘至・引退試合(2026年)
そして記憶に新しいのが、2026年1月4日・東京ドームで行われた棚橋弘至の引退試合です。相手を務めたのは、AEWに活躍の場を移していたオカダ・カズチカ。「レインメーカー・ショック」で時代を奪った相手と、最後の舞台で再び対峙する――因縁の結末を、オカダが制したと報じられています。一つの技が、二人のレスラーの物語の始まりと終わりをつないだ、象徴的な一戦でした。
📺 こうした名場面の”間”や決着の瞬間の迫力は、文章だけでは伝わりきりません。実際の映像で観てこそ、レインメーカーの凄みが腑に落ちます。気になった方は、後述のABEMAなどで名勝負をチェックしてみてください。
※本記事で触れた試合・経緯は、各種資料で広く語られている内容をもとにしています。当時の細かな展開には諸説あり、ここでは「〜と伝えられる」範囲でご紹介しています。
❓ レインメーカーに関するよくある質問
Q1. レインメーカーのやり方は素人でも真似できますか?
A. 絶対に真似しないでください。本記事は観戦理解のための技術解説です。レインメーカーは首筋への衝撃が非常に大きい技で、専門訓練を受けていない人が他人にかけると重大な怪我につながります。
Q2. レインメーカーは誰の技ですか?
A. オカダ・カズチカの代名詞技です。「金の雨を降らせる男(レインメーカー)」というギミックとともに作り上げた必殺技で、新日本プロレスを象徴する技として知られています。
Q3. 普通のラリアットと何が違うんですか?
A. レインメーカーは相手の手首を掴んで引き寄せ、自分が回転してから放つ点が大きく違います。助走の代わりに「引き寄せ+回転の遠心力」を使うため、短い間合いから鋭い一撃を出せます。
Q4. 「レインメーカー・ショック」とは何ですか?
A. 2012年2月12日・大阪で、若手だったオカダが当時の絶対王者・棚橋弘至を破ってIWGPヘビー級王座を初戴冠した大番狂わせを指します。レインメーカーの名を世に知らしめた出来事です。
Q5. なぜ技名が「雨を降らせる人」なんですか?
A. 「レインメーカー」は英語で「会社に大きな利益をもたらす=金の雨を降らせる人」を意味する言葉とされ、オカダのギミックに由来します。決め技を当てたあと、右腕を掲げて”金の雨”を降らせるポーズが様式美になっています。
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⚠️ 再々掲・免責:本記事はあくまで観戦理解・技術構造の解説目的です。プロレス技を一般の方が他人にかけることは、極めて危険な行為であり、絶対に真似しないでください。
🐄 ウッシのひとこと:一撃に、すべてを乗せる
レインメーカーは、長い関節技でじわじわ攻めるタイプの技ではありません。手首を掴み、引き寄せ、回転し、一閃で決める。シンプルだけど、そこに至るまでの間合いと駆け引きのすべてが、あの一瞬に乗っています。
しかも、技の名前そのものが「金の雨を降らせる男」。技・ギミック・ドラマが完全に一体化している、こんな技はそうそうありません。これは仕事にも通じる話で、準備を積み重ねて、ここぞの一回に全部乗せる――営業でも、ここで決めるという商談の一撃って、確かにあるんですよね。
技のフォームを知ると、プロレス観戦は確実に面白くなります。それではまた次のプロレス記事でお会いしましょう。
営業部長のウッシでした。