アナコンダバイスとは?天山広吉のやり方を5ステップで完全分解【V1アームロック+袈裟固め】
📖 この記事の目次
※本記事はプロモーションを含みます。
⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦をより深く楽しむための「技術構造の解説」です。プロレス技は専門的な訓練を積んだプロレスラーのみが行う高度な格闘技です。一般の方が実際に他人に掛けると、肘関節・肩関節・頸椎の重大な損傷や死亡事故につながります。絶対に真似しないでください。
こんにちは、営業部長のウッシです。
「アナコンダバイス やり方」で検索する人が増えています。プロレス観戦中に「あのフォーム、結局どうなってるの?」と気になった経験、誰でも一度はあるはず。
本記事では、天山広吉が2003年に開発した本家アナコンダバイスのフォームを、観戦理解の観点から5ステップで分解します。
天山広吉が2003年に開発した複合サブミッションです。相手の腕を「V1アームロック」で逆V字に折り極めつつ、上半身を「袈裟固め」で抱え込み、肘・肩関節と首を同時に締め上げるのが本質。名前は獲物に巻きつく大蛇「アナコンダ」と、ガッチリ締める「万力(バイス/vice)」に由来します。米国ではCMパンクもアレンジ版を看板技にしました。読み方は「アナコンダバイス(Anaconda Vice)」、分類は関節技でありながら絞めの効果も併せ持つのが特徴です。
📌 この記事でわかること
- アナコンダバイスのフォームを5ステップで分解
- 痛みが極まる「2つの急所」のしくみ
- よくある誤フォーム(ネット上で見かける「コブラクラッチとの混同」)の正体
- CMパンク式アナコンダバイスとの違い
- 派生技(アナコンダマックス・アナコンダドライバー)の組み方
🧬 アナコンダバイスの正体:V1アームロック+袈裟固めの複合技
まず大前提として、アナコンダバイスの構造は「V1アームロック」と「袈裟固め」を一体化させた複合サブミッションです。
| 構成要素 | 役割 |
|---|---|
| V1アームロック | 相手の腕を逆V字(∧)に折りたたみ、肘・肩関節を極める |
| 袈裟固め | 上半身を斜めに固定し、首・上半身全体を圧迫する |
このふたつが同時にかかることで、相手は「肩関節 + 肘関節 + 頸部の圧迫」という三重攻撃を受けます。
💡 誤解されやすい点:一部の解説で「V1アームロック+コブラクラッチ」と書かれていますが、これは派生技「アナコンダマックス」のフォームで、本家アナコンダバイスとは別物です(後述)。
🔥 アナコンダバイスのやり方|5ステップで分解
天山広吉が試合で見せるアナコンダバイスのフォームを、5ステップに分けて解説します。
Step 1:仰向けの相手の片腕を取る
倒れている(または倒した)相手の片方の手首を掴むのが起点。立位ではなく、相手がマットに横たわった状態から入るのが原則です。
Step 2:取った腕を相手の頭の後ろに回し、逆V字に折る
掴んだ手を相手の頭の後ろ側へ回し、肘を支点に「∧」の形にたたみます。この時点で相手の肘関節には軽くテンションがかかります。
Step 3:自分のもう片方の腕を「∧」の中にくぐらせる
これがアナコンダバイス最大の特徴。逆V字に折られた相手の腕の「内側」に、自分の反対の腕を通す。「Vの隙間」を通すイメージです。
Step 4:両手をクラッチ(組み合わせ)してロック
通した腕の先で、自分の両手をしっかり組み合わせる。手のクラッチがアナコンダバイスのフォーム完成のサイン。これで腕を抜くことが物理的にほぼ不可能になります。
Step 5:体を反らせながら相手を引きつける
ロックしたら、自分の体全体を反らせる方向にテンションをかける。これにより:
- 相手の肘関節が逆方向に極まる
- 相手の肩関節が外旋方向に絞られる
- 相手の頸部が自分の体と袈裟固め部分で圧迫される
この三重攻撃が同時発動するのが、アナコンダバイスの本質です。
💥 痛みが極まる「2つの急所」
アナコンダバイスが「逃げ場のないサブミッション」と評される理由は、フォームに2つの急所が組み込まれているから。
急所①:肘関節の「逆ロック」
V1アームロックの構造により、相手の肘は普段曲がらない方向に折られます。プロレスラーでも数秒以上耐えると損傷リスクが上がるため、現実の試合では素早くタップするのが鉄則。
急所②:頸部への袈裟固め圧迫
袈裟固めパートが頸動脈付近を斜めに圧迫するため、関節技でありながら「絞め技的な意識喪失」も誘発します。「絞めなのか関節なのか分からない」と言われるのはこのため。
⚠️ 再掲・免責:これらの構造解説は、観戦時の理解を目的としたものです。技を実際に他人にかけることは、解剖学的に極めて危険であり、絶対に行わないでください。
⚠️ よくある誤フォーム:コブラクラッチとの混同
ネット上で「アナコンダバイス=V1アームロック+コブラクラッチ」と紹介される記述を見ることがあります。これは派生技「アナコンダマックス」と混同された誤情報です。
| 技名 | 正しい構造 |
|---|---|
| アナコンダバイス(本家) | V1アームロック + 袈裟固め |
| アナコンダマックス(派生) | コブラクラッチ + 袈裟固め |
| アナコンダドライバー(派生) | アナコンダバイスのフォームから持ち上げて投げる |
3つは似て非なる技。プロレス技の解説サイトでもここを正しく書き分けているところは少ないので、観戦時の見分け方として覚えておくと「分かるファン」になれます。
📺 動画で観る(公式)
📺 天山広吉直伝のアナコンダバイス(新日本プロレス公式)
🌎 CMパンク式アナコンダバイスとの違い
CMパンクがWWEで使っているアナコンダ・バイスは、天山の本家フォームをアメリカ流にアレンジしたものです。
| 比較項目 | 天山広吉(本家) | CMパンク(WWE版) |
|---|---|---|
| 基本フォーム | V1アームロック + 袈裟固め | 似たフォームだがスライド寄り |
| 入り方 | 仰向け相手から | 立位からの組み合いで誘導 |
| 演出 | 関節技の「重さ」を見せる | ショーマンシップで盛り上げる |
どちらも「逆V字にした腕を抜けない」原理は同じ。天山版は技術重視、CMパンク版はエンタメ重視――そう覚えると見分けやすいです。
🌪️ 派生技のやり方
アナコンダマックスのフォーム
天山広吉自身が開発した派生技。コブラクラッチ(首巻きグリップ)と袈裟固めを組み合わせた強力な発展形。
- アナコンダバイスを破られた相手に「次の手」として繰り出す
- フォームがより複雑なため、決まると逃げ場ゼロ
- 天山がここ一番の試合でしか出さない切り札
アナコンダドライバーのフォーム
アナコンダバイスのクラッチ状態のまま、相手を持ち上げて叩きつける投げ技に変化させたもの。
- 関節技から一気にダメージ技に切り替わる
- 「サブミッション → スラム」という流れの中で発動
- 天山の発明力を象徴する派生技
📺 アナコンダバイスのやり方を動画で観るには?
文章だけでフォームを完全に理解するのは難しい技です。実際の試合映像で動きを観るのが最短ルート。
天山広吉のアナコンダバイス収録試合(2003年G1 CLIMAX決勝・対秋山準戦ほか)は、新日本プロレスワールドでアーカイブ視聴できます。
リアルタイムでプロレスを楽しみたい方には、ABEMAプレミアムが月額1,180円でコスパ抜群です。
🏛️ アナコンダバイス誕生秘話
アナコンダバイスのやり方を語るうえで欠かせないのが、「この技がどうやって生まれたのか」という背景です。フォームの意味を知るには、生まれた経緯を知るのが一番の近道だからです。
海外遠征中に「カルガリー」で生まれた技
アナコンダバイスが産声を上げたのは、2003年のこと。天山広吉が海外遠征していたカナダ・カルガリーで、師と仰ぐ大剛鉄之助(だいごう・てつのすけ)と協力して開発したと伝えられています。
当時の天山は、IWGPヘビー級王座戦線の中心にいながら「決定打となるフィニッシュホールドが欲しい」と模索していた時期。海外の地で肉体改造に打ち込み、コスチュームを従来の黒から赤基調へ、髪も黒髪へと一新して凱旋帰国を果たしました。新しい必殺技は、その”生まれ変わり”を象徴する一手でもあったわけです。
技名「アナコンダバイス」の由来
技の名前は、命名者である大剛鉄之助が付けたと言われています。意味を分解するとこうなります。
| 言葉 | 意味 | 込められたイメージ |
|---|---|---|
| アナコンダ | 南米に棲む世界最大級の大蛇 | 獲物に巻きつき、一度捕らえたら逃さない |
| バイス(vice) | 英語で「万力(まんりき)」 | 木材などをガッチリ挟んで固定する工具 |
つまり「大蛇のように腕へ巻きつき、万力のように締め上げる」――フォームの本質をそのまま言い表したネーミングなんですね。この記事の前半で「巻きついて離さない万力(バイス)のような拘束力」と書いた理由が、ここでつながります。
💡 ファンに愛される小ネタ:天山の奥さんが技開発のヒントをくれた、というエピソードも語り継がれています(諸説あり)。家庭のなにげない一コマから日本プロレス史に残る必殺技が生まれた……としたら、なんともロマンのある話です。
🔥 アナコンダバイスの名勝負
技そのものの構造がわかったら、次は「実際に決まった名場面」を知ると、フォームの凄みが一気に立体的になります。
2003年8月17日・両国国技館|G1 CLIMAX決勝 天山広吉 vs 秋山準
アナコンダバイスを語るうえで、これ以上ない名勝負が2003年のG1 CLIMAX決勝です。
会場は両国国技館。決勝の相手は、当時プロレスリング・ノアの看板を背負っていた秋山準。つまりこの一戦は、新日本プロレス vs ノアという団体の威信をかけた対決でもありました。
死闘は31分43秒におよびました。最後の最後、天山が繰り出した新兵器アナコンダバイスが秋山をとらえ、ギブアップ勝ち。天山にとって悲願のG1 CLIMAX初優勝が決まった瞬間でした。
カルガリーで磨いた新技が、最高の大舞台で、最高の相手から勝利をもぎ取る――「開発した技で頂点に立つ」という、レスラーにとって理想そのもののストーリー。この試合があったからこそ、アナコンダバイスは”天山の代名詞”として一気に広まりました。
「決め技」として根づいた理由
一発の華やかさだけなら、もっと派手な技はいくらでもあります。それでもアナコンダバイスが長く決め技として使われ続けたのは、「巻きついたら逃げられない」という説得力があったから。
序盤の打撃や投げで相手を消耗させ、仰向けに転がったところへ滑り込むように極める――この記事の5ステップで分解した流れが、観客に「もう終わりだ」と確信させる完成度を持っていたからこそ、フィニッシュホールドとして信頼され続けたのだと思います。
❓ アナコンダバイスのやり方に関するよくある質問
Q1. アナコンダバイスのやり方は素人でも真似できますか?
A. 絶対に真似しないでください。本記事は観戦理解のための技術解説です。プロレス技は、長年の身体作りと専門訓練を受けたプロのみが行える格闘技。一般の方が他人にかけると、肘関節・肩関節の脱臼や頸椎損傷、最悪の場合は死亡事故につながります。
Q2. アナコンダバイスの組み方を一言で言うと?
A. 「逆V字にした相手の腕の中に、自分の腕を通してクラッチする」――これが核心。Vの隙間に自分の腕を通すという独特のフォームが、この技の唯一無二の構造です。
Q3. コブラクラッチとアナコンダバイスは何が違いますか?
A. コブラクラッチは首側のグリップが中心の絞め技。アナコンダバイスは腕を逆V字に折る関節技+袈裟固めの複合技です。フォームも極めるポイントも別物。天山の派生技「アナコンダマックス」が両者を融合したものです。
Q4. アナコンダバイスを観られる試合は?
A. 名場面としてよく挙げられるのは、2003年G1 CLIMAX決勝・天山広吉 vs 秋山準。天山がG1初優勝を決めたフィニッシュムーブで、アナコンダバイス誕生の試合でもあります。新日本プロレスワールドやABEMAのプロレス特集で観られることがあります。
Q5. アナコンダバイスはどんな体格でも掛けられますか?
A. 体格差があるとフォームの組み立てが難しくなります。自分より大きい相手にかける場合は、まず相手を弱らせて仰向けに転がしてから入るのが定石。プロの試合では、序盤の打撃で消耗させてから決め技として使うパターンが多いです。
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⚠️ 再々掲・免責:本記事はあくまで観戦理解・技術構造の解説目的です。プロレス技を一般の方が他人にかけることは、極めて危険な行為であり、刑事責任・民事責任を問われる可能性もあります。絶対に真似しないでください。
🐄 ウッシのひとこと:フォームを知ると観戦が10倍面白くなる
アナコンダバイスのやり方を分解すると、ただ「決まった」と歓声を上げるだけでなく、「ああ、Vの中にもう片腕を通してクラッチしてる!」と仕組みが見えてくるはず。
プロレスは”スポーツ”であり”技術”であり”格闘芸術”。フォームを理解することで、レスラーが10年以上かけて磨いてきた技の凄みが、見えてくると思います。
天山広吉のアナコンダバイスは、まさに「組み合わせの発明」。サラリーマンの私たちも、既存のスキルを組み合わせて自分だけの「必殺技」を作っていきたいですね。
それではまた次のプロレス記事でお会いしましょう。
営業部長のウッシでした。