DOUBLE CROSSとは?やり方【図解】|成田蓮の必殺技、技名が"裏切り"を意味する変形フェイスバスター
※本記事はプロモーションを含みます
「土曜の深夜に観てたら、H.O.T.の紫のやつが相手の頭を掴んでバチンと落として終わった。あれ何?」 「ダブルクロスって名前だけ聞いた。名前の意味が知りたい」
こんにちは、営業部長のウッシです。
パラダイスロック、スカルエンド、ファイヤーブラスター、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンと、G1中継で検索される技を追いかけてきました。今回は成田蓮選手(なりた・れん)のDOUBLE CROSSです。
この技、じつは解説の入り口が「動き」じゃなくて「名前」にある数少ない技だと思っています。double-crossは英語で「裏切る」。そして成田は2023年12月、同期の海野翔太選手を裏切って敵軍団に飛び込んだ選手です。動きの構造も、名前の意味も、両方セットで理解したときにようやく「なるほど」と言える技です。順番に開けていきます。
結論から:DOUBLE CROSSはこういう技
① 正体は「変形のフェイスバスター」──両手で相手の両側頭部付近を挟み、自分はジャンプして開脚しながらシットダウンし、その落下で相手の顔面をマットに叩きつける。
② 持ち上げない技──担ぎ上げる動作がないので発生が速いのが最大の武器。
③ double-crossは英語で「裏切る」──2023年12月6日の佐賀・唐津大会、WORLD TAG LEAGUE公式戦でタッグを組んでいた海野翔太選手を裏切ってHOUSE OF TORTUREへ電撃加入。翌7日には試合後に海野選手をスリーパーからの変型フェースバスターでKOし、2024年1月4日の東京ドームではダブルクロスで海野選手から3カウントを奪った。
④ 旧決め技は「成田スペシャル4号」──2022年10月の凱旋帰国試合はフロントスープレックスホールド(成田スペシャル4号)で締めた。正攻法の投げ技から、一瞬で終わらせる急襲技へ。闇落ちは技にも表れている。
⚠️ この記事は、観戦を楽しむための「技の構造解説」です。技は絶対に真似しないでください。くわしい注意は本文の中に書いています。
📌 この記事でわかること
- DOUBLE CROSSの技構造──頭部の挟み込み・ジャンプ・開脚シットダウンの3段
- やり方を5ステップで図解(観戦理解のための構造解説)
- 「double-cross=裏切る」の意味と、2023年12月6日に何が起きたか
- 旧決め技「成田スペシャル4号(フロントスープレックスホールド)」との比較
- 「フィニッシャーとしては軽く見える」問題への、ウッシの見立て
- 地獄の断頭台・クロス式膝十字固め・プッシュアップバーまで含めた成田の武器庫
- 成田蓮という選手の輪郭(青森→ヤングライオン→LA道場→凱旋→闇落ち→軍団の首領)
- G1 CLIMAX 36での成田の戦績(2026年7月26日時点)
技の名前を覚えたら、次は「初めての観戦まで」を扱った入門書が近道です。『現代プロレス入門』は注目選手の見方から初めての観戦まで1冊で通しています。
✖️ まず名前から|「DOUBLE CROSS」は裏切りという意味です
技の解説は普通「動き」から入ります。でもこの技だけは順番を逆にしたい。
double-crossは英語で「裏切る/だます」。カードゲームやスパイ映画で「あいつにダブルクロスされた」という使い方をする、あの言葉です。プロレスの技名としては、かなり直球で不穏です。
この言葉と重なる出来事が、2023年12月6日の佐賀・唐津大会にあります。
この日、WORLD TAG LEAGUEの公式戦で成田蓮選手は海野翔太選手とタッグを組んで出場していました。相手はEVIL・高橋裕二郎選手のHOUSE OF TORTURE。試合中、成田はパートナーの海野を裏切り、対戦相手だったH.O.T.へ電撃加入します。翌7日の都城大会では、試合後に海野選手をスリーパーからの変型フェースバスターでKO。そして2024年1月4日の東京ドームでは、ダブルクロスで海野選手から3カウントを奪いました。
ここで押さえておきたいのが、海野翔太選手は成田と2017年デビューの同期だという事実です。東スポも2人を「同期」と書いています。同期であり、ライバルです。
プロレスの技名は、選手が自分に貼るラベルです。そのラベルが「裏切る」という意味の言葉になっている選手は、そう多くないと思います。
成田のニックネームは「SOULED OUT」です。
軍団そのものの成り立ちはHOUSE OF TORTUREとは?軍団列伝にまとめています。
🧩 DOUBLE CROSSの正体|「持ち上げない」から速い
構造そのものはシンプルです。分解すると3層しかありません。
| 層 | やっていること | 相手にとっての意味 |
|---|---|---|
| ① 挟み込み | 両手で相手の両側頭部付近を挟む | 頭が固定され、顔の向きを変えられない |
| ② ジャンプ | 自分がその場で跳ぶ | 上へ引かれ、足が地面から浮く |
| ③ 開脚シットダウン | 空中で開脚して尻から着地し、掴んだ頭を落下の勢いごと引き下ろす | 自分の体重+落下エネルギーが顔面に集中する |
ポイントは「相手を持ち上げていない」ところです。
ブレーンバスターやパワーボムのような投げ技は、まず担ぐ・抱える・持ち上げるという準備動作が要ります。その1〜2秒が、相手にとっては反撃のチャンスになる。だから大技は「捕まえるところ」がいちばん難しい。
DOUBLE CROSSは、その準備動作を捨てています。頭を掴む → 跳ぶ → 落ちる。それだけ。だから打撃の交錯の途中でも、ロープに走った勢いの中でも、突然差し込める。ヒールの技として、これは相当に理にかなっています。
そしてフェイスバスターというカテゴリーの定義もここで押さえておきます。コトバンク(デジタル大辞泉プラス)によれば、フェイス・バスターは相手の顔面を床に叩きつける技で、多くの派生技があります。
⚠️ 顔面を叩きつける技です。歯・鼻・眼窩といった守りの薄い部位に体重が集まる構造なので、遊びで真似すると本当に取り返しがつきません。構造を知るための解説であり、やり方の指南ではありません。
🔥 DOUBLE CROSSのやり方|5ステップで分解
Step 1:正面で相手の頭を捕まえる
出発点は正面。相手が前のめりに屈んだ瞬間、あるいは打撃で上体が浮いた瞬間に、両手で両側頭部付近を挟み込みます。ここで頭が固定されるので、相手は顔の向きを変えられなくなる。
投げ技のように腕や胴を捕るわけではないのがポイント。捕るのは頭だけです。
Step 2:持ち上げない。跳ぶのは自分
第一の分岐点。ふつうの大技は「相手を持ち上げる」ところに一番のエネルギーを使いますが、この技は相手を担ぎません。頭を掴んだまま、自分だけがその場で跳びます。
この設計のおかげで、技の発生が異常に速い。テレビで観ていると、直前まで殴り合っていたのに気づいたら決まっている、という感覚になります。
Step 3:空中で開脚する
跳んだ成田は、空中で脚を左右に開きます。ここが独特で、この開脚があるおかげで着地点が低く、そして安定する。閉じた脚のまま落ちると腰から崩れますが、開脚しておくと骨盤が真下に落ちる。
Step 4:シットダウン=顔面が落ちる
尻からマットに着地します。この瞬間、掴まれた頭は成田の落下と一緒に引き下ろされる。相手は顔面からマットに叩きつけられます。
大事なのは、威力の源が「投げ」ではなく「自分の落下」だということ。腕力で振り回すのではなく、体重を落とす。だから力任せに見えないのに、確実にダメージが入る。
Step 5:フォールへ
技を出した時点で成田は座った体勢でマットにいるので、そのまま倒れた相手に覆いかぶさるだけでフォールに移れます。担ぎ技のように「落としてから起き上がって押さえに行く」時間が要らない。速い技は、決めた後も速い。
② 相手が持ち上がらないまま、成田が跳んだ → 確定
③ 成田が開脚して座り込んだ → DOUBLE CROSS。だいたいここで終わります
📺 動画で観る(公式)
文章で構造を掴んだら、新日本プロレス公式の「技図鑑」で実物を確認するのがいちばん速いです。一瞬で終わる技なので、正直これを観ないと腹に落ちません。
📺 公式「技図鑑」ダブルクロス/成田蓮(新日本プロレス公式YouTube)
跳ぶ・開く・座るの3拍子が、ワンテンポで終わっているのがわかると思います。
🆚 旧決め技「成田スペシャル4号」との違い|正攻法から急襲へ
ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
成田蓮選手は2022年10月10日・両国国技館で凱旋帰国を果たしました。LA道場での武者修行から戻ったこの日、6人タッグでDOUKI選手から3カウントを奪った決め技は「成田スペシャル4号」=フロントスープレックスホールドでした。
つまり闇落ち前の成田の締め方は、正面から抱えて後方へ反り投げる正統派のスープレックスだったんです。
| 比較項目 | 成田スペシャル4号 (フロントスープレックスホールド) | DOUBLE CROSS |
|---|---|---|
| 系統 | スープレックス(投げ技) | フェイスバスター(叩きつけ技) |
| 相手を持ち上げるか | 持ち上げる(抱えて反る) | 持ち上げない(自分だけ跳ぶ) |
| 落ちる部位 | 相手の後頭部・背中側 | 相手の顔面 |
| 準備動作 | 抱える時間が必要 | ほぼゼロ |
| 出せる状況 | 相手を捕らえて主導権がある時 | 打撃の交錯・混戦の一瞬 |
| 印象 | 正攻法 | 急襲・不意打ち |
| 時期 | 2022年10月の凱旋帰国試合 | H.O.T.加入後(2024年1月4日の東京ドームなど) |
見比べると、技の変更が完全にキャラクターの変更と一致していることがわかります。
正面から抱えて反り投げる技は、相手を捕らえている前提の技です。実力で組み止めて、そこから決める。対してDOUBLE CROSSは、混戦の一瞬に差し込む技。セコンドのディック東郷選手が場外でレフェリーを引っ張っている間に、乱れた状況からバチンと入れて終わらせる。
「勝ち方の設計」から変えているんですよ。ヒールになったから凶器を持った、というだけの話じゃない。試合の勝ち筋そのものを組み替えたんです。
フロントスープレックスという技の構造そのもの(なぜ美しいのか、どう反るのか)はフロントスープレックスとは?やり方【図解】にまとめてあります。そこに埋め込んである公式技図鑑の映像は、まさに成田本人のフロントスープレックスホールドです。DOUBLE CROSSと見比べてもらうと、この選手が何を捨てたのかがはっきりします。
🤔 「フィニッシャーとしては軽く見える」問題
正直に書きます。DOUBLE CROSSは「決め技としては軽く見える」と感じる人もいると思います。
たしかに、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンのように担いで頭から落とす技や、垂直落下式の投げと並べると、絵の重さは違います。持ち上げていない技ですから当然です。
でもこれ、設計思想が違うだけだと思っています。
① ヒールの技は「重さ」で勝負しない 反則を使う選手にとっての理想の決着は、相手が最も油断した瞬間に一発で終わらせることです。重い技は説得力が出る代わりに、時間がかかる=相手に準備を悟られる。DOUBLE CROSSは、その真逆を選んでいます。
② 「顔面」というのは、実は精神的に一番効く場所 プロレスは受け身の技術で成り立っていますが、顔面から落とされる技は受け身の逃げ場が構造的にありません。頭を掴まれた瞬間に、受け身の選択肢が消える。だから短時間でも試合が終わる説得力が生まれる。
③ そもそも成田は「これ一発」で勝つ選手じゃない 成田の試合を通しで観ると、フィニッシュまでの組み立ては徹底した膝攻めです。クロス式膝十字固めで片膝を執拗に潰し、動きを止め、そこから最後の一瞬にDOUBLE CROSSを差し込む。大砲ではなく、狙撃の技なんです。
反則がプロレスのルール上どう扱われているのか(なぜ5カウント以内なら見逃されるのか)はプロレスの反則ルールで整理しています。H.O.T.の試合を観るなら、ここを知っているだけで楽しさが倍になります。
🧰 成田蓮の武器庫|膝を壊してから顔面を落とす
DOUBLE CROSS単体では、この選手の恐ろしさは半分も伝わりません。役割分担を見てください。
| 技 | 中身 | 役割 |
|---|---|---|
| クロス式膝十字固め | 相手の片膝を極める関節技。執拗に同じ膝を狙う | 試合の土台作り。相手の足を殺す |
| スリーパー・ホールド | 背後から首を絞める基本の絞め技 | 相手の消耗・時間の支配 |
| ブリザード・スープレックス | 反撃・切り返しで使うスープレックス | 押されている局面をひっくり返す一手 |
| 地獄の断頭台 | ジャンピング・ギロチン・ニードロップ。跳び上がって膝を落とす | ダメージの上乗せ・大技 |
| プッシュアップバーによる殴打 | 反則の凶器攻撃 | レフェリーの死角で流れを断ち切る |
| DOUBLE CROSS | 頭部を挟んで開脚シットダウン、顔面を叩きつける | フィニッシャー。ここで終わる |
この並びを見ると、成田の試合の設計がはっきりします。膝を壊して逃げ場を消し、絞めて消耗させ、必要なら凶器で流れを切り、最後に顔面を落とす。
技の派手さで押すタイプではなく、相手の可動域を1つずつ削っていくタイプです。柴田勝頼選手がコーチを務めるLA道場での修行。この土台があるから、ヒールに転じても地味な削り合いから逃げない。凶器を使う選手が、凶器を使わない部分でちゃんと強いのがいちばん厄介です。
📺 公式「技図鑑」地獄の断頭台/成田蓮(新日本プロレス公式YouTube)
📺 公式「技図鑑」クロス式膝十字固め/成田蓮(新日本プロレス公式YouTube)── 試合の土台を作る削りの技
膝十字固めのような関節技の全体像はプロレス関節技一覧、跳び上がって膝や肘を落とす系統はエルボードロップとは?やり方【図解】でそれぞれ整理しています。
🧭 成田蓮とは何者か|青森から、拷問の館の首領まで
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リングネーム | 成田 蓮(なりた れん) |
| 生年月日 | 1997年11月29日 |
| 出身 | 青森県青森市 |
| コーチ | 柴田勝頼選手(LA道場) |
| デビュー | 2017年7月 |
| 異名 | SOULED OUT |
| 所属 | 新日本プロレス |
| ユニット | HOUSE OF TORTURE |
| 主なタイトル | NEVER無差別級王座1回/NJPW WORLD認定TV王座1回(第6代)/NEVER無差別級6人タッグ王座(2025年1月・第30代) |
経歴を追うと、この選手のキャリアはずっと「誰かの隣」だったことがわかります。
- 2016年、新日本プロレスに入門。2017年7月にデビュー。海野翔太選手とは2017年デビューの同期
- 2019年9月の神戸大会後、LA道場のコーチを務める柴田勝頼選手に直訴して海外武者修行へ
- 2022年1月4日・東京ドーム、急性硬膜下血腫からの復帰戦を戦う師匠・柴田勝頼選手の対戦相手を務める。最後はPKに沈む
- 2022年10月10日・両国国技館で凱旋帰国(6人タッグ)。DOUKI選手から成田スペシャル4号で3カウントを奪う
- 新設のNJPW WORLD認定TV王座 初代王者決定トーナメントで決勝進出。2023年1月4日の東京ドームでザック・セイバーJr.選手に敗れ、初戴冠はならず
- 2023年2月5日・札幌、鈴木みのる選手・エル・デスペラード選手と正式にチームを結成し、NEVER無差別級6人タッグ王座への挑戦を表明
- 2023年12月6日・唐津、WORLD TAG LEAGUE公式戦で海野翔太選手を裏切りHOUSE OF TORTUREへ電撃加入
- 2024年10月14日・両国国技館、ジェフ・コブ選手・辻陽太選手との3WAYマッチを制しNJPW WORLD認定TV王座を戴冠
- 2025年1月30日・仙台、SHO選手・高橋裕二郎選手とNEVER無差別級6人タッグ王座を獲得
- 2026年1月、首領EVILの退団発表を受け、H.O.Tの今後について「なくなるわけねえだろ。(中略)EVILの残したもの、思いは俺が引き継いだ。俺らがやることは何も変わらない」と宣言(東スポ)。軍団の新たな首領となる
同期が海野翔太選手、そして裏切った相手も海野翔太選手。
🏆 G1 CLIMAX 36での成田蓮(2026年7月26日時点)
2026年のG1 CLIMAX 36(8月16日閉幕・優勝は大岩陵平選手)に、成田はBブロックで出場しました。以下は7月26日までに確認できた範囲の星取です。
| 日付・会場 | 相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 7月11日・シカゴ(現地) | OSKAR選手 | ● 敗戦 |
| ─ | 海野翔太選手 | ○ 不戦勝(海野選手が負傷により大会を欠場) |
| 7月19日・札幌 | カラム・ニューマン選手 | ○ 勝利(変型羽折り固めでギブアップ) |
| 7月26日・大田区 | HENARE選手 | ● 敗戦(HENARE Bomb) |
7月26日時点で2勝2敗・勝ち点4でした。
内容が濃いのは7月19日のカラム・ニューマン選手戦。両者ともユニットのリーダー同士という一戦で、ゴングをめぐる騙し合いが起きました。成田がニューマン選手の飛び付き式スリーパーホールドに捕まると、セコンドのディック東郷選手がゴングを鳴らして技を解かせる。逆に成田がチキンウイングアームロックに捕らえると、今度はニューマン選手側のセコンド、ゼイン・ジェイ選手がゴングを鳴らして技を解かせる。最後は変型羽折り固めでギブアップ勝ちでした。
そして7月26日のHENARE選手戦。成田はイス攻撃とディック東郷選手の介入を重ねてラフに崩しにいきました。しかしHENARE選手のタフネスの前に通じず、頼みのDOUBLE CROSSをパワーボムで切り返されてそのままHENARE Bombに沈む。成田はノーコメントで控室へ消えました。
DOUBLE CROSSがパワーボムで返されたというのは、技の構造を知っていると味わい深い決着です。この技は「持ち上げない=速い」のが売りですが、その代わり相手の足が地面に残っている。だから、相手に力が残っているとそのまま持ち上げ返される余地がある。速さのために引き受けたリスクが、いちばん悪いタイミングで出た試合でした。
なお8月2日・福岡国際センターでは上村優也選手と対戦。上村選手は「セコンドが手を出してきても僕一人の力で」と宣言していました。大会は8月16日・両国国技館で閉幕し、優勝はその上村選手を決勝で下した大岩陵平選手でした。
Bブロック全体の勢力図と優勝予想はG1 CLIMAX 36 優勝予想と中盤の見どころ、出場20選手の技をまとめて引きたい人はG1 CLIMAX 36 出場20選手の得意技・フィニッシャー全まとめが早いです。開幕戦のフル結果はG1 CLIMAX 36 開幕戦 結果まとめにあります。
📺 一瞬の技は、映像でしか捕まえられない
繰り返しますが、DOUBLE CROSSは掴む・跳ぶ・座るが1テンポで終わる技です。図解を読んだうえで映像を観ると「あ、いま開脚した」が見えるようになる。逆に、映像を観ないままだと一生「よくわからないけど終わった技」のままです。
どの団体がどのサービスで観られるか(無料枠つき)はプロレス配信サービス比較に、無料視聴の具体的な手順はABEMAでプロレスを無料で観る方法にまとめています。
配信サービスをまず比べたい人は、プロレスはどこで観る?DAZN・Hulu・NJPW WORLD・ABEMA徹底比較から読んでもらうのが早いです。
❓ DOUBLE CROSSに関するよくある質問
Q1. DOUBLE CROSSは誰の技ですか?
A. 成田蓮選手のフィニッシャーです。東スポは「変型フェースバスター」「変型バスター」と表記しています。
Q2. 技名の意味は?
A. double-cross=「裏切る」という英語です。成田は2023年12月6日の佐賀・唐津大会、WORLD TAG LEAGUE公式戦で、パートナーだった海野翔太選手を裏切ってHOUSE OF TORTUREに電撃加入しました。2024年1月4日の東京ドームでは、この技で海野選手から3カウントを奪っています。
Q3. 成田の昔の決め技は何でしたか?
A. 「成田スペシャル4号」=フロントスープレックスホールドです。2022年10月10日・両国国技館の凱旋帰国試合(6人タッグ)では、この技でDOUKI選手から3カウントを奪っています。正面から抱えて後方へ反り投げる正統派の投げ技で、H.O.T.加入後のDOUBLE CROSSとは思想が正反対です。構造はフロントスープレックスとは?やり方【図解】で解説しています。
Q4. 「地獄の断頭台」はDOUBLE CROSSとは別の技ですか?
A. 別の技です。ジャンピング・ギロチン・ニードロップで、跳び上がって膝を落とす打撃系の大技です。DOUBLE CROSSがフィニッシャー、地獄の断頭台はダメージを上乗せする大技という役割分担になっています。
Q5. なぜフィニッシャーなのに簡単そうに見えるんでしょうか?
A. 相手を持ち上げないからです。担ぎ上げる準備動作がないぶん絵の重さは出ませんが、代わりに技の発生が異常に速く、混戦の一瞬に差し込める。反則を使う選手にとっては、重い技より「相手が油断した瞬間に終わらせられる技」のほうが強い。設計思想の違いです。
Q6. 素人が真似してもいいですか?
A. 絶対にやめてください。頭部を固定して顔面から落とす技です。歯・鼻・眼窩・頸椎という、人体で最も守りが薄い部位に体重が集中します。受け身の逃げ場が構造的に存在しない技なので、遊びでかけると一生残る後悔になります。本記事は観戦理解のための構造解説です。
Q7. 成田蓮のいまの所属とユニットは?
A. 新日本プロレス所属で、ユニットはHOUSE OF TORTURE(2026年7月時点)。2026年1月に首領EVILの退団が発表された後、成田が「なくなるわけねえだろ。(中略)EVILの残したもの、思いは俺が引き継いだ。俺らがやることは何も変わらない」と宣言し(東スポ)、軍団の新たな首領となりました。詳しくはHOUSE OF TORTUREとは?軍団列伝へ。
Q8. G1 CLIMAX 36の成田の星は?
A. 2026年7月26日時点で2勝2敗・勝ち点4(OSKAR選手・HENARE選手に敗戦、カラム・ニューマン選手から白星、海野翔太選手の欠場による不戦勝が1つ)でした。大会は8月16日に閉幕し、優勝は大岩陵平選手です。
▶ HOUSE OF TORTURE──成田が首領を継いだ「拷問の館」の全史
▶ プロレスの反則ルール──なぜ東郷の介入が許されるのか、5カウントの仕組み
▶ G1出場20選手の技まとめ──「今の技、何?」を1ページで解決
⚠️ 再掲・免責:本記事は観戦理解・技術構造の解説を目的としています。人の頭部を掴んで顔面をマットに叩きつける行為は極めて危険です。一般の方が他人に対して行うことは絶対に避けてください。
🐄 ウッシのひとこと:技名に「裏切り」と書ける度胸
僕がこの技をずっと気にしていた理由は、動きより名前でした。
営業を20年やってきて、自分に不利なラベルを自分で貼る人を、僕はほとんど見たことがありません。だいたい逆です。実績が微妙なときは肩書きを盛るし、失敗した案件は「学びがありました」に言い換える。僕自身、21歳で営業に上がって初めてのメーカー研修でボロクソに否定されたとき、報告会で言えたのは「毎日がんばりました」でした。中身がないから、言葉を膨らませるしかなかったんです。
成田蓮選手の場合は、真逆に見えました。同期を裏切った選手の決め技の名前が、「裏切る」という意味の言葉。言い換えも、盛りも、ゼロです。
技そのものも、飾りがありません。担がない。持ち上げない。飾らない。頭を掴んで、跳んで、座るだけ。派手さを最初から放棄している代わりに、いちばん速い。
「うまくやる」より「先に終わらせる」を選んだわけです。
僕はこういう割り切りに弱いです。20代の頃、僕はパチンコとスロットで10年沼にいました。抜けるきっかけになったのは意志の力じゃなくて、帳簿をつけ始めたことでした。数字を書き出したら、勝てない勝負が見えるようになって、そもそも戦わなくなった。最後は50万貯めて勝ち逃げしましたが、トータルではもちろん負けです。格好はつかない。でも終わらせられた。
DOUBLE CROSSを観ていると、あの感覚をちょっと思い出します。美しくはない。でも終わる。
もっとも、7月26日のHENARE戦ではその技をパワーボムで返され、成田は無言で控室に消えました。速さのために足を地面に残す設計が、いちばん悪い日に裏目に出た。裏切りの技を持つ男が、技に裏切られる。プロレスは、こういう物語をわざとらしくなく置いてくるから怖いです。
次の中継で成田が相手の頭を両手で掴んだら、持ち上げるかどうかを見てください。持ち上げなかったら、跳びます。マイペースにいきましょう🐄
営業部長のウッシでした。
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📚 出典・参考(23件)
- 東スポWEB:成田蓮 まさかの H.O.T 電撃加入!同期の海野翔太を裏切り(2023年12月6日)
- 東スポWEB:H.O.T 電撃加入の成田蓮 セコンドで海野翔太を急襲(2023年12月7日)
- 東スポWEB:H.O.Tの成田蓮が海野翔太からフォール勝ち(2024年1月4日)
- 東スポWEB:成田蓮が凱旋 6人タッグ快勝も不満爆発(2022年10月10日)
- デイリースポーツ:柴田勝頼が奇跡の復活!愛弟子の成田にPKで勝利(2022年1月4日)
- 東スポWEB:ザック 初代TV王者に輝き(2023年1月4日)
- 東スポWEB:成田&みのる&デスペラードが正式にチーム結成(2023年2月5日)
- 東スポWEB:成田蓮が3WAY戦を無法突破でTV王座奪取(2024年10月14日)
- 東スポWEB:NEVER6人タッグ王座強奪の成田蓮(2025年1月30日・仙台)
- 東スポWEB:成田蓮 EVIL退団で…H.O.Tは「なくなるわけねえだろ」(2026年1月27日)
- 東スポWEB:ウルフアロン 成田蓮に雪辱でNEVER王座奪回(2026年6月14日)
- 東スポWEB:OSKARも成田撃破で「K.O.B」が揃って白星発進(2026年7月12日)
- デイリースポーツ:海野翔太が無念ドクターストップ…今後G1全大会欠場で不戦敗に
- 東スポWEB:成田蓮 カラム・ニューマンを拷問の館に引きずり込み2勝目(2026年7月19日)
- 東スポWEB:成田蓮がHENAREに敗れて2敗目(2026年7月26日)
- 東スポWEB:上村優也 8・2福岡で成田蓮を撃破だ「セコンドが手を出してきても僕一人の力で」
- デイリースポーツ:27歳大岩陵平がG1初制覇(2026年8月16日)
- 東スポWEB:成田蓮(人物ページ・生年月日と出身)
- コトバンク(デジタル大辞泉プラス):フェイス・バスター
- 新日本プロレス公式YouTube:技図鑑 ダブルクロス/成田 蓮
- 新日本プロレス公式YouTube:技図鑑 地獄の断頭台/成田 蓮
- 新日本プロレス公式YouTube:技図鑑 クロス式膝十字固め/成田 蓮
- 新日本プロレス公式YouTube:技図鑑 フロントスープレックスホールド/成田 蓮
※技の形の説明は、新日本プロレス公式「技図鑑」の映像と上記の報道にもとづく解説です。G1 CLIMAX 36は2026年8月16日に閉幕しました(優勝は大岩陵平選手)。最新情報は新日本プロレス公式でご確認ください。
プロレスの最新ニュースと新着記事は、X で毎日お知らせしています。
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