【黒船列伝⑭】ゲイブ・キッド|新日本に噛みついた"英国のマッドマン"
※本記事はプロモーションを含みます
「G1でずっと暴れてる、あの怖い外国人って誰?」 「ゲイブ・キッドって名前は聞くけど、なんでこんなに推されてるの?」
いま新日本プロレスをいちばん騒がしくしている男の名前は、ゲイブ・キッドという。イギリス・ノッティンガム出身。IWGP GLOBALヘビー級のベルトを腰に巻いたまま真夏の総当たりに殴り込み、社長にまで手を出す。行儀は最悪、けれど試合はめっぽう面白い。
観戦歴30年・営業20年目のウッシが、この”英国のマッドマン”を初めて追う人にもわかるように翻訳する。断っておくと、私は彼の試合を生で観たことはない。すべて配信と映像、そして報道で追った立場で書く。
まず結論:いま知っておくべき4つ
① G1 CLIMAX 36 Bブロック単独首位──8月2日・福岡国際センターのメインでHENARE選手を破り、5勝2敗・勝ち点10でブロック単独トップに立った(同日終了時点)。
② 現IWGP GLOBALヘビー級王者──2026年7月6日、海野翔太選手を破って2度目の戴冠。王者のままG1に参戦している。
③ 1997年生まれ、キャリア15年──11歳でレスリングを始め、14歳でプロデビュー。まだ29歳でありながら業界歴は15年。
④ 決勝は8月16日・両国国技館──ここを勝ち抜けば、ゲイブ・キッドは一気に日本のプロレス界の主役になる。星取は日々動くので、最新は公式で。
優勝争い全体の構図はG1 CLIMAX 36 優勝予想と中盤の見どころにまとめてある。この記事はその中の「Bブロックの首位に立った男」を一人だけ深掘りする回だ。
この記事でわかること。
- ゲイブ・キッドの生い立ちと、新日本にたどり着くまでの経緯
- BULLET CLUB WAR DOGSに入った流れと、いまの立ち位置
- タイトル歴・名勝負・決め技(レッグトラップ・パイルドライバーほか)
- G1 CLIMAX 36の現在地(2026年8月3日時点の星取)
- 彼の試合をどこで観られるか
📋 ゲイブ・キッド プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リングネーム | ゲイブ・キッド(Gabe Kidd/旧ゲイブリエル・キッド) |
| 生年月日 | 1997年4月24日(2026年8月時点で29歳) |
| 出身 | イギリス・ノッティンガム |
| 体格 | 183cm/102kg(資料により107kgとの表記もあり) |
| デビュー | 2011年(14歳。レスリング開始は11歳) |
| 新日本デビュー | 2020年1月25日(前年よりLA道場) |
| 所属ユニット | The Dogs/Death Riders(AEW)※旧BULLET CLUB WAR DOGS(2026年1月にBULLET CLUB解散) |
| 主なタイトル | IWGP GLOBALヘビー級王座(2度)/STRONG無差別級王座/STRONG無差別級タッグ王座/AEW世界トリオ王座 |
| 必殺技 | レッグトラップ・パイルドライバー/ドリル・ア・ホール・パイルドライバー |
※体格・データは公開情報(新日本プロレス公式および各報道)をもとにまとめています。2026年8月時点。
📝 ここがポイント:ゲイブ・キッドは、これまでの黒船列伝が扱ってきた「巨体で日本を蹂躙する外敵」とは少し違う。183cmという体格はヘビー級では大きいほうではない。彼が武器にしているのは、体格でも空中殺法でもなく「壊れ方」だ。歯を食いしばって前に出る。血を流しても止まらない。その姿が、いまの新日本のリングでいちばん濃い色を放っている。
🐄 小声:ステータスのヒール度を10にするか迷ったが、社長に張り手をかます男に9はつけられなかった。
11歳で始め、14歳でプロになった少年
ゲイブ・キッドは1997年4月24日、イギリス・ノッティンガムの生まれ。プロレスとの出会いは早い。11歳でレスリングを始め、14歳だった2011年にはもうプロとしてリングに上がっていた。あまりに幼く見えるので、初期はマスクをかぶって年齢を隠していたと伝えられる。
日本の常識で言えば、中学2年生でプロの試合をしていたということになる。2026年で29歳、業界歴15年。G1でウルフアロン選手を破った夜、勝利を「プロレスの金メダル」と表現して業界歴15年の重みを語ったのは、この積み重ねを指している。
イギリスのインディーシーンで叩き上げられた彼は、2017年4月、WCPWインターネット王座をコーディ・ローデス選手から奪取して名前を上げる。20歳になったばかりの出来事だ。
🐄 小声:私が14歳のとき、体育館のマットで武藤敬司さんのムーンサルトを真似して妹に嫌われていた。同じ14歳でこの差である。
柴田勝頼選手に見出され、LA道場へ
転機は柴田勝頼選手選手だった。新日本プロレスのLA道場でヘッドコーチを務めていた柴田選手に見出され、ゲイブは2019年にLA道場生となる。そして2020年1月25日、新日本プロレスのリングでデビューを果たした。
新日本における彼のスタートは、いわゆるヤングライオンだった。黒いショートタイツで、先輩に張り倒されながら基礎を積む。海外から来た若者がその道を選んだこと自体が、当時としては珍しい。この「日本式の下積みを実際に踏んだ」という一点が、後年の彼の説得力を支えている。
ゲイブが2026年のG1でザック・セイバーJr.選手を破ったあと、師の柴田勝頼選手に言及し、新日本のリングへ戻ってくるよう呼びかけたのは、その恩を忘れていないからだろう。
📝 補足:LA道場は新日本プロレスがアメリカ・ロサンゼルスに置いた養成機関。日本の道場と同じ思想で若手を鍛える場所で、ここからクラーク・コナーズ選手、カール・フレドリックス選手ら多くの選手が育っている。
一度、リングから離れた時期がある
順風満帆な話ばかりではない。ゲイブは2021年から2022年ごろにかけて、心身の不調と向き合った時期がある(2021年に長期欠場し、同年12月に復帰したと伝えられる)。そして本人は後年、その時期に棚橋弘至選手からFaceTimeで何度も連絡をもらい、支えられたことを明かしている。
「棚橋さんがいなかったら、生きてなかったかもしれない」——2025年、その棚橋さんを破った直後の彼の言葉だ。リング上では傍若無人な男が、恩人の名前を口にするときだけ表情が変わる。
このあたりは、いまの荒れ狂うゲイブ・キッドしか知らない人ほど知っておいてほしい部分だ。彼の「壊れ方」は、演出だけで出せるものではないのだと思う。
🐄 小声:私も20代は暗黒期で、いろいろ抜け出すのに10年かかった。復帰してからのほうが強くなる人は、確かにいる。
棚橋さんの生き方については棚橋弘至さんの仕事哲学と闘魂列伝 特別編・棚橋弘至に書いた。「新日本を救った男」がどういう人物なのかを知ってから読むと、この関係性の重みが変わる。
BULLET CLUB WAR DOGS──牙をむいた2023年
ヤングライオンだったゲイブが化けたのは2023年だ。
2023年6月4日、大阪城ホールのDOMINIONで、ゲイブ・キッドはアレックス・コグリン選手とともにBULLET CLUBに合流。ビシャモン(後藤洋央紀選手&YOSHI-HASHI選手)を襲撃し、BULLET CLUB内の武闘派サブユニットWAR DOGSとしてヒールターンした。リーダーはデビッド・フィンレー選手。
ここからのゲイブは早い。翌7月4日にはSTRONG無差別級タッグ王座を戴冠し、2024年5月11日にはエディ・キングストン選手を破ってSTRONG無差別級王座を奪取。同王座の最年少戴冠と伝えられている。ヤングライオン上がりの若者が、たった1年でシングルのベルトを腰に巻いた計算になる。
BULLET CLUBという軍団そのものの歴史(プリンス・デヴィット選手の結成期からの流れ)はBULLET CLUB完全ガイドにまとめてある。初代リーダーについては【黒船列伝⑪】プリンス・デヴィットもどうぞ。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2011 | 14歳でプロデビュー(イギリス) |
| 2017 | WCPWインターネット王座をコーディ・ローデス選手から奪取 |
| 2019 | 柴田勝頼選手に見出されLA道場入り |
| 2020 | 1月25日、新日本プロレスでデビュー |
| 2021 | 心身の不調で長期欠場(同年12月復帰) |
| 2023 | 6月4日、BULLET CLUB WAR DOGS結成。7月にSTRONG無差別級タッグ王座 |
| 2024 | 5月11日、STRONG無差別級王座を戴冠 |
| 2025 | 1月5日 東京ドームでケニー・オメガ選手と激突/6月15日 IWGP GLOBALヘビー級初戴冠 |
| 2026 | 1月 BULLET CLUB解散・AEWでコナーズ選手と「The Dogs」始動/3月 フィンレー選手合流・AEWと契約/4月 AEW世界トリオ王座/7月6日 IWGP GLOBAL王座に返り咲き/7〜8月 G1 CLIMAX 36 |
2025年1月5日、東京ドーム──ケニー・オメガとの一夜
ゲイブ・キッドの名前が日本中に届いたのは、この日だと思っている。
2025年1月5日、東京ドーム「WRESTLE DYNASTY」。復帰したケニー・オメガ選手との一騎打ち。観衆16,300人。結果は31分55秒、片翼の天使でゲイブの敗戦だった。
だが試合後、勝ったオメガ選手のほうが「日本にはゲイブというスターがいる」と語った——若く、飢えていて、情熱がある男が、いまの新日本にはいるのだと。そしてこの試合を見届けた棚橋さんが涙をこぼしたと報じられている。
負けた側が主役になる試合というのが、プロレスには確かにある。この一戦はまさにそれだった。なおこの試合は2025年のマッチ・オブ・ザ・イヤー級の評価を受けている。
ケニー・オメガ選手についてはケニー・オメガとは?オカダ戦6つ星と現在のAEWに書いた。「海を越えてきた革新者」対「日本の道場で育った英国人」という構図で読み直すと、この夜の意味がもう一段深く見えてくる。
🐄 小声:営業でも、コンペに負けたのに相手の記憶に残る人がいる。あれは勝ち負けとは別の通貨だと思っている。
IWGP GLOBALヘビー級王座──2度の戴冠と、社長への張り手
ゲイブのキャリアの現在地を作っているのが、IWGP GLOBALヘビー級王座だ。
初戴冠は2025年6月15日、大阪城ホールのDOMINION。辻陽太選手を破っての奪取だった。同年10月13日に辻選手へ明け渡すまで、彼は約4か月このベルトを守った。
その最初の防衛戦の相手が、恩人の棚橋さんだった。2025年7月4日・東京・日本武道館。23分58秒、パイルドライバーでゲイブが防衛に成功。試合後に語られたのが、先ほどの「棚橋さんがいなかったら生きてなかったかもしれない」という言葉だ。
そして2026年7月6日、東京・後楽園ホール。海野翔太選手を破って、約9か月ぶりにベルトへ返り咲いた。ここで彼は、いまの新日本でいちばん語り草になっている狼藉をやってのける。
ベルトを腰に巻きに来た棚橋弘至社長に対して、ゲイブは張り手を見舞い、ベルトを場外へ投げ捨てたと報じられた。恩人であり、いまや会社のトップである相手に、である。
🐄 小声:うちの会社でこれをやったら翌日から席がない。プロレスは本当に懐が深い。
この「恩を知っているのに、恩人ごと噛みつく」という矛盾こそが、ゲイブ・キッドという選手の面白さだと思う。単なる暴れん坊なら、ここまで物語が濃くならない。
AEWと新日本、二つのリングを走る2026年
もうひとつ押さえておきたいのが、2026年の大きな再編だ。
まず2026年1月5日のNew Year Dash!!で、BULLET CLUBは軍団ごと解散し、新日本側は新ユニット「Unbound Co.」へ再編された。一方ゲイブ・キッド自身は2026年1月からAEW(オール・エリート・レスリング)でクラーク・コナーズ選手と「The Dogs」として活動を開始。3月4日放送のDynamiteでデビッド・フィンレー選手が合流して3人組となり、同月AEWと正式契約した。そして4月11日放送のAEW Collisionで、AEW世界トリオ王座を戴冠(この王座は同月のDynastyでコングロマレーションに明け渡している)。さらに6月14日のDominionではデスライダーズ(Death Riders)への加入も表明した。
つまりいまの彼は、AEWに軸足を置きながら、新日本のベルトを巻いてG1にも出ているという立ち位置になる。東京スポーツなどが「AEWのゲイブ・キッド」と表記するのはそのためだ。
本人はG1でウルフアロン選手を破った後、「10年かかるかもしれない。でも俺は世界王者になるまで止まらない」と語り、目標としてAEW世界王座を挙げている。日本のベルトは通過点だと言わんばかりの態度だが、その通過点で全部本気で暴れているのが、この男の厄介なところだ。
🥋 ゲイブ・キッドの技──「パイルドライバーで殺す」という思想
技を知ると、選手の性格が見える。ゲイブの場合、答えはパイルドライバーだ。
| 技名 | 解説 |
|---|---|
| レッグトラップ・パイルドライバー | フィニッシュ。相手の片脚を抱え込んで受け身の自由を奪い、頭から突き刺す。7月26日のザック・セイバーJr.戦、8月2日のHENARE戦はこの技で決着 |
| ドリル・ア・ホール・パイルドライバー | 相手の両腕を封じて垂直に落とす形。7月19日のOSKAR戦、7月22日のウルフアロン戦はこの技で決着 |
| O-KNEE | 名前ごと代名詞になりつつあるランニングニー。カウンター気味に顎を撃ち抜く |
G1出場20選手の技を一枚で引きたい人はG1出場20選手の得意技・フィニッシャー全まとめが便利だ。パイルドライバーという技そのものの構造・危険性はパイルドライバーのやり方と種類に解説してある。
⚠️ 注意:パイルドライバーは頭部・頸椎に直接負荷がかかる技で、団体によっては使用が制限されているほど危険度が高い。専門の訓練を受けた選手が安全管理下で行うものであり、一般の方は真似しないでほしい。
🏆 G1 CLIMAX 36の現在地(2026年8月3日時点)
ここが本題だ。ゲイブ・キッドはG1 CLIMAX 36のBブロックで単独首位に立っている。
Bブロック 勝ち点(2026年8月2日・第11戦終了時点)
1位 ゲイブ・キッド 10点(5勝2敗)
2位タイ HENARE/カラム・ニューマン/成田蓮/OSKAR/ドリラ・モロニー 各8点
7位タイ 上村優也/ウルフアロン 各6点 9位 ザック・セイバーJr. 4点
※海野翔太選手は負傷により離脱、公式戦は不戦敗扱い。ゲイブの5勝にはこの不戦勝1が含まれる。
彼のG1は黒星スタートだった。初戦(7月18日・札幌)でドリラ・モロニー選手の「ドリラキラー」に沈む。だがそこから、海野翔太選手戦の不戦勝を挟んで連勝街道に入り、7月26日には一度単独首位に立った。
- 7月19日・札幌/OSKAR選手から自力初白星。「お前に格の違いをきっちり教えてやった」と勝ち誇った
- 7月22日・新潟/ウルフアロン選手をドリル・ア・ホール・パイルドライバーで撃破。「イッポン!」と叫び、「これこそプロレスの金メダルだ」
- 7月26日・EBARA WAVE アリーナおおた/ザック・セイバーJr.選手にレッグトラップ・パイルドライバーで2年越しの雪辱。「俺がプロレス界最強だ」「有酸素運動代わりにG1優勝してやる」
ところが首位のまま迎えた7月31日・高松で、カラム・ニューマン選手に足元をすくわれて2敗目。それでも8月2日・福岡国際センターのメインでHENARE選手を破り(20分35秒)、5勝2敗で単独首位の座を取り返した。転んでもすぐ立つ。この切り替えの早さも、彼の強さの一部だ。
ウルフアロン選手については【闘魂列伝⑰】ウルフアロン、ザック・セイバーJr.選手の関節技についてはザック・ドライバーのやり方に詳しい。
Bブロックの残り日程は8月8日(横浜)・11日(津)・13日(東京)など。星取から見て、ゲイブの残り2戦の相手は上村優也選手と成田蓮選手となる見込みだ。準決勝は8月15日、優勝決定戦は8月16日、いずれも両国国技館。
星取は毎日動く。この記事の数字は2026年8月3日時点のもので、最新は必ず新日本プロレス公式のG1特設サイトで確認してほしい。
📺 動画で観る(公式)
📺 Gabe Kidd's NEW New Japan(新日本プロレス公式チャンネル)
🐄 ウッシの視点:この男が優勝したら、新日本の景色が変わる
ここからは覆面の営業部長の私見だ。
私はゲイブ・キッドを生で観たことがない。配信と映像でしか知らない。それでも、この男が首位に立っている状況を「今年いちばん面白い事故」だと思って追いかけている。
なぜなら彼は、日本のプロレス界がずっと言い訳にしてきたものを、まるごと無効化しているからだ。
体格でも、スター性でも、団体の後押しでもない。11歳から始めて14歳でプロになり、心を壊して一度リングを降り、それでも戻ってきて、恩人にすら噛みつきながら這い上がってきた。ヤングライオンとして日本の道場の飯を食った外国人が、いまや日本のベルトを巻いて「俺がプロレス界最強だ」と叫んでいる。
昭和の黒船は、体の大きさと得体の知れなさで日本を驚かせた。ウィル・オスプレイ選手のような令和の黒船は、身体能力と技術で驚かせた。ではゲイブ・キッドは何で驚かせているのかというと、「情熱の量」だと思う。時代が一周して、いちばん原始的な武器が最強になっている。これはちょっと痛快だ。
営業の現場でも似た逆転を何度か見てきた。商品知識でも人脈でも勝てない若手が、単純に誰よりも多く客先に足を運んで数字をひっくり返す。あれと同じ構造だ。技術で差がつかなくなった世界では、最後に効くのは「どれだけ本気でやれるか」の総量になる。
私は縁あって新日本の興行後の打ち上げに一度だけお邪魔したことがある(その話は新日本の打ち上げで見たレスラーの素顔に書いた)。あの日、棚橋弘至さんも同じ場にいた。その棚橋さんが社長になり、自分が電話で支えた若者に張り手をされている——2026年の新日本は、そういう物語が同時に走っている団体だ。
だから8月16日、両国のリングにゲイブ・キッドが立っていたら、私は仕事を切り上げて配信の前に座る。優勝を予想するかと言われれば、正直まだ言い切れない。ただ、この男が優勝したときに起きる混乱を、いちばん見てみたいとは思っている。
📺 ゲイブ・キッドの試合はどこで観られるか
| サービス | 月額(2026年8月時点) | ゲイブ関連 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| YouTube(新日本公式) | 無料 | ハイライト・煽りVTR・名場面 | まず雰囲気を掴みたい |
| ABEMA | 無料枠あり/プレミアム1,180円 | プロレスチャンネルで無料生中継が行われることも | 出費を抑えて追いたい |
| NJPW WORLD | 1,298円〜 | G1全19大会をライブ&見逃し配信、50年超のアーカイブ | 全部きっちり追いたい |
いちばん確実なのは公式のNJPW WORLDだ。G1の全大会がライブと見逃しの両方で追え、過去の名勝負まで遡れる。「G1の1か月だけ入る」という使い方もできる。契約すべきか迷っている人はNJPW WORLDは契約すべき? 料金・特徴・使い方を先に読んでほしい。
無料で追いたいならABEMAという手もある。プロレスチャンネルでは無料生中継が行われることがあり、ハイライトも観られる。プレミアムに入れば見逃し配信やコメンタリーも快適になる。
各サービスの強み・弱みを横並びで比べたい人はプロレス配信サービス徹底比較へ。料金・配信ラインナップは変わることがあるので、申し込み前に必ず公式で最新情報を確認してほしい。日々の速報の追い方はプロレス速報のまとめに体制ごとまとめてある。
🐄 小声:我が家は固定回線を引いていないので、G1もスマホのテザリングで観ている。双子が別端末でYouTubeを流していると、たまに画質が負ける。
❓ ゲイブ・キッドに関するよくある質問
Q1. ゲイブ・キッドはどこの国の人? イギリス・ノッティンガム出身です。1997年4月24日生まれ、2026年8月時点で29歳。11歳でレスリングを始め、14歳の2011年にプロデビューしています。
Q2. なぜ日本のリングに出ているの? 2019年に新日本プロレスのLA道場に入り、柴田勝頼選手のもとで鍛えられ、2020年1月25日に新日本でデビューしました。ヤングライオンとして日本式の下積みを踏んだ、数少ない外国人選手の一人です。
Q3. 所属はどこ? AEWに行ったのでは? 2026年1月からAEWでクラーク・コナーズ選手と「The Dogs」として活動し、3月にデビッド・フィンレー選手が合流、同月AEWと正式契約しました。契約上はAEW所属ですが、IWGP GLOBALヘビー級王者として新日本のG1にも参戦しています。報道で「AEWのゲイブ・キッド」と表記されるのはそのためです。
Q4. 必殺技は? レッグトラップ・パイルドライバーです。相手の片脚を抱え込んで受け身を奪い、頭から突き刺します。派生の「ドリル・ア・ホール・パイルドライバー」、ランニングニーの「O-KNEE」も使います。
Q5. G1 CLIMAX 36で優勝しそう? 2026年8月2日終了時点で、5勝2敗・勝ち点10でBブロック単独首位に立っています。ただし2位タイに8点の選手が5人ひしめいており、混戦です。残り2戦の結果次第で順位は動きます。最新の星取は新日本プロレス公式でご確認ください。
Q6. 棚橋弘至さんとの関係は? 2021年前後に心身の不調で欠場していた時期、棚橋さんから連絡をもらい支えられたと本人が語っています。一方でリング上では敵対しており、2025年7月4日の日本武道館では棚橋さんを破って王座を防衛、2026年7月には社長となった棚橋さんに張り手を見舞ったと報じられました。
📝 まとめ:ゲイブ・キッドは「情熱で殴ってくる黒船」
- ✅ 1997年4月24日、イギリス・ノッティンガム生まれ。2026年8月時点で29歳
- ✅ 11歳で開始、14歳でプロデビュー。業界歴15年
- ✅ 柴田勝頼選手に見出され、2019年LA道場入り→2020年1月25日 新日本デビュー
- ✅ 2021年に心身の不調で長期欠場。棚橋弘至さんの支えを本人が明かしている
- ✅ 2023年6月4日、BULLET CLUB WAR DOGSとしてヒールターン
- ✅ 2024年5月、STRONG無差別級王座を最年少戴冠と伝えられる
- ✅ 2025年1月5日、東京ドームでケニー・オメガ選手と31分55秒の激闘
- ✅ IWGP GLOBALヘビー級王座を2度戴冠(2025年6月/2026年7月)
- ✅ 2026年1月からAEW「The Dogs」で活動(3月に正式契約)、4月にAEW世界トリオ王座
- ✅ G1 CLIMAX 36でBブロック単独首位(8月2日終了時点・5勝2敗/勝ち点10)
黒船列伝はこれまで、体の大きさや怪奇さで日本を揺らした男たちを追ってきた。ゲイブ・キッドが持ち込んだのは、そのどれでもない。「壊れても止まらない」という一点だけだ。
そしてそれが、2026年の夏、いちばん強い武器になっている。行儀は最悪で、恩人にも噛みつく。それでも目が離せない。プロレスに必要なのは結局こういう男なのかもしれないと、私は少し悔しい気持ちで思っている。
決勝は8月16日、両国国技館。優勝争いの全体図はG1 CLIMAX 36 優勝予想と中盤の見どころへ。マイペースにいきましょう🐄
🔗 あわせて読みたい
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→ プロレス技 一覧【イラスト図解】主要49技 ── パイルドライバーの位置づけが分かる技の全体地図
📚 参考・出典(18件)
本記事は以下の公式・報道を参照し、2026年8月3日に内容を確認しています。
- G1 CLIMAX 36 特設サイト(新日本プロレスリング公式・日程/星取表) https://g1climax.njpw.co.jp/
- 新日本プロレスリング公式サイト https://www.njpw.co.jp/
- POST Wrestling「NJPW G1 Climax 36 Night 11 Results: Gabe Kidd takes B Block lead」(8月2日・福岡国際センター/Bブロック順位) https://www.postwrestling.com/2026/08/02/njpw-g1-climax-36-night-11-results-gabe-kidd-takes-b-block-lead-zack-sabre-jr-stays-alive/
- F4W/WON「NJPW G1 Climax 36 night 11 results, updated standings」(星取・全戦績) https://www.f4wonline.com/news/new-japan/njpw-g1-climax-36-night-11-results-updated-standings/
- プロレスTODAY「『俺がプロレス界最強だ!』ゲイブ・キッドが『G1』でザック・セイバーJr.に2年越しの雪辱を果たし単独首位へ」(7月26日・EBARA WAVE アリーナおおた) https://proresu-today.com/archives/305945/
- プロレスTODAY「『イッポン!』ゲイブ・キッドが『G1』で五輪金メダリストを皮肉る快勝劇」(7月22日・新潟/ドリル・ア・ホール・パイルドライバー) https://proresu-today.com/archives/305548/
- プロレスTODAY「『G1』でゲイブ・キッドが傍若無人の自力初白星!」(対OSKAR選手) https://proresu-today.com/archives/305214/
- プロレスTODAY「ゲイブ・キッド、恩人棚橋との激闘制し咆哮」(2025年7月4日・日本武道館/23分58秒/棚橋さんの支え) https://proresu-today.com/archives/271250/
- プロレスTODAY「ケニー・オメガ、復帰戦で片翼の天使炸裂!新日本魂を背負ったゲイブ・キッドの奮闘に棚橋弘至も涙」(2025年1月5日・東京ドーム/31分55秒) https://proresu-today.com/archives/258589/
- バトル・ニュース「ゲイブ・キッドが海野翔太からIWGP GLOBALヘビー級王座を強奪!棚橋弘至社長にやりたい放題の暴挙」(2026年7月6日・後楽園ホール) https://battle-news.com/?p=147718
- プロレスTODAY「ゲイブ・キッドが『G1』福岡メインで大暴走!HENAREとの死闘制す」(8月2日・決着技) https://proresu-today.com/archives/306592/
- プロレスTODAY「カラム・ニューマンがゲイブ・キッドを撃破」(7月31日・高松) https://proresu-today.com/archives/306291/
- Wikipedia「Unbound Co.」(BULLET CLUB解散・再編) Unbound Co. - Wikipedia(英語版)
- 010-sports「【新日本】ゲイブ・キッド、G1初戦でドリラ・モロニーに黒星!」 https://www.010-sports.jp/archives/29846
- Wikipedia「ゲイブ・キッド」(本名・生年・出身・経歴・技) https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲイブ・キッド
- Wikipedia「Gabe Kidd」(デビュー年・LA道場・WAR DOGS・タイトル歴) https://en.wikipedia.org/wiki/Gabe_Kidd
- Wikipedia「IWGP Global Heavyweight Championship」(王座変遷・戴冠日) https://en.wikipedia.org/wiki/IWGP_Global_Heavyweight_Championship
- POST Wrestling「The Dogs win AEW World Trios titles」(2026年4月11日・AEW Collision) https://www.postwrestling.com/2026/04/11/the-dogs-win-aew-world-trios-titles-will-face-cassidy-strong-and-mystery-partner-at-dynasty/
戦績・順位・日程・料金は2026年8月3日時点で確認した公式発表および各メディア報道に基づきます。G1 CLIMAX 36は2026年8月16日に閉幕しました(優勝は大岩陵平選手)。最新情報は必ず新日本プロレス公式でご確認ください。記載に誤りがあれば、お問い合わせフォームよりご指摘ください。
📺 黒船列伝シリーズ 第14回
第14回は、いま新日本でいちばん危険な男、ゲイブ・キッドでした。次回もまた、海の向こうから日本のリングを揺らしにきた”外敵”を取り上げます。
それでは、また次回。営業部長のウッシでした。マイペースにいきましょう!🐄
─ 産地と現場の仲間へ ─
🤝 令和8年 熊本地震 災害応援寄附
プロレスは「立ち上がる姿」を見せてくれる競技です。いまリングの外で立ち上がろうとしている方たちへ。このリンクにアフィリエイトは付けていません——紹介料は1円も受け取りません。
熊本県への寄附(返礼品なし・1,000円〜)→ 八代市への寄附 →