🏠 ホーム📰 最新ニュースプロレス総合闘魂列伝黒船列伝女傑列伝軍団列伝技図鑑サラリーマン資産形成節約・固定費🔍 記事を検索
ペディグリーとは?プロレス技のやり方|トリプルHの必殺技
— 必殺技解説 —

ペディグリーとは?プロレス技のやり方|トリプルHの必殺技

USSIBLOG

※本記事はプロモーションを含みます。

こんにちは、営業部長のウッシです。

先に交通整理をひとつ。犬の「ペディグリー(血統書)」やドッグフードのブランドをお探しの方は、この記事ではありません。ここで扱うのはプロレス技のペディグリーです。……とはいえ、技名の意味そのものが「血統」なので、混ざるのも無理はないんですけどね。

そのうえで本題。ペディグリーは、相手の両腕を自分の脇で背中側にロックしたまま、頭を自分の股に挟み込み、後方に跳んで両膝から着地する勢いで相手の顔面をマットへ叩きつける技です。組んだ瞬間に勝負が決まる――WWEを観たことがある人なら、あの独特の「腕を交差させた前かがみの形」を一度は目にしているはずです。

📌 ペディグリーとは?(結論から先に)

トリプルHさんのオリジナル技で、分類はダブルアーム・フェイスバスター。ダブルアーム・スープレックスの体勢(相手の両腕を自分の脇に抱え込んで固定した形)からやや後方へ跳び、膝で着地して、股に挟んだ相手の顔面を叩きつけます

最大の特徴は両手と頭が同時にロックされていて、受け身が取れないこと。だから「決まった=終わり」という説得力がある技です。

技名の意味は「高貴なる血統」。トリプルHさんがフランス系貴族のギミックを演じていた頃の名残です。

初期型は額から突き刺す変形パイルドライバーでしたが、危険すぎるため、WWF(現WWE)のパイルドライバー禁止令のあとに現在のフェイスバスター型へ改良されました。

⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦をより深く楽しむための「技術構造の解説」です。プロレス技は専門的な訓練を積んだプロレスラーのみが行う高度な格闘技です。ペディグリーは相手が受け身を取れない構造の技で、一般の方が実際に他人へかけると、顔面・頸椎・前歯の重大な損傷につながります。遊びでも絶対に真似しないでください

⏱ 30秒で片づく|ペディグリーの疑問6つに即答

長い解説を読む前に、検索してきた人が知りたいところだけ先に潰します。

疑問答え
何の技?ダブルアーム・フェイスバスター。両腕を固定したまま顔面をマットへ叩きつける叩きつけ技
誰の技?トリプルHさんのオリジナル。現在はセス・ロリンズ選手ら多くの選手が使用
なぜ受け身が取れない?両手と頭が同時にロックされるから。手をつくことも顔をそらすこともできない
技名の意味は?Pedigree=血統書・高貴なる血統。貴族ギミック時代の名残
DDTとの違いは?DDTは頭を抱えて後ろに倒れ、脳天から突き刺す。ペディグリーは両腕を封じて前のめりに顔面を落とす
どこで観られる?ABEMAのWWE配信は2026年9月30日で終了予定。10月以降の視聴先は未発表(→WWEはどこで見れる?
★★★★★ 叩きつけ技(フェイスバスター)
ペディグリー
高貴なる血統・逃げ場のない顔面砕き
👁 かけ方
前かがみにした相手の両腕を自分の脇の下から通して背中側にロック(ダブルアーム・スープレックスの体勢)し、相手の頭を自分の股に挟み込む。そこからやや後方へ跳躍し、両膝で着地する落下の勢いごと相手の顔面をマットへ叩きつける。両手と頭が同時に固定されているため、受け身を取ることが物理的にできない。
⚔️ STATUS※プロレス30年・ウッシの独断評価
💥 破壊力8
⚡ 速さ6
🎯 決定力10
🎓 習得難度5
⚠️ 危険度9
🎭 魅せ度8
🥋 考案者・使い手
考案者はトリプルHさん(本名ポール・レベック)。キラー・コワルスキーさんの道場で練習生時代、別の練習生がダブルアーム・スープレックスを失敗して額から落ちた場面を見たことがヒントになったと伝えられる。使い手はセス・ロリンズ選手、日本ではディック東郷選手飯塚高史さん男色ディーノ選手ほか多数。
📜 ひとくちメモ
開発当初は額から突き刺す変形ジャンピング・ダブルアーム・パイルドライバーだった。受け身が完全に不可能で危険すぎるため、WWFのパイルドライバー禁止令を受けて現在のフェイスバスター型に改良された経緯を持つ。「威力を下げることで、技を生き残らせた」数少ない例。

📌 この記事でわかること

  • ペディグリーの正体――「ダブルアーム・フェイスバスター」という分類の意味
  • なぜ受け身が取れないのか、構造から説明
  • やり方を4ステップで分解(図解つき)
  • 初期型はパイルドライバーだった――禁止令と改良の歴史
  • 技名「血統書」の由来と、貴族ギミック時代のトリプルHさん
  • 派生技(シットダウン式・高角度式・旋回式・雪崩式)の整理表
  • 実際の映像で観る方法(WWE公式動画つき/ABEMAは9月30日まで)

🧬 ペディグリーの正体|「ダブルアーム・フェイスバスター」を分解する

技名の分類がいきなり長いので、言葉を2つに割ると一発で理解できます。

用語意味
ダブルアーム相手の両腕(double arm)を自分の脇の下から通して背中側に固定した状態。ダブルアーム・スープレックスと同じ入り方
フェイスバスター日本名「顔面砕き」。相手をうつ伏せ方向に落とし、顔面からマットへ叩きつける技の総称

つまりペディグリーは「両腕を封じたまま行う顔面砕き」。フェイスバスター自体はプロレスに山ほどありますが、そのほとんどは相手の腕が自由です。腕が自由なら、落ちる瞬間に手をついてダメージを逃がせる。

ペディグリーはそこを潰しています。入り口(ダブルアーム)で腕を殺し、出口(フェイスバスター)で顔面を落とす。この2段構えが、この技のすべてです。

🐄 (小声)……フェイスバスター系は成田蓮選手のDOUBLE CROSSみたいに「速さ」で刺す型が多いなか、ペディグリーだけは「逃がさない」で押し切るタイプ。同じジャンルなのに思想が真逆で面白い。

🔥 ペディグリーのやり方|4ステップで分解【図解】

ペディグリーの掛け方 模式図(横から見た図) 前かがみの相手の両腕を脇の下から通して背中側で固定し、頭を自分の股に挟み込み、後方へ跳んで両膝で着地しながら相手の顔面をマットへ叩きつける構造の抽象図。 ペディグリー|横から見た構造 かける側(立位・相手の頭を股に挟む) 相手(前かがみ・頭は左下) 両腕は脇の下→背中側にロック(受け身不能) やや後方へ跳び 両膝から着地 落下の勢いごと顔面をマットへ ※模式図(実姿勢を簡略化) 絶対に真似しないでください

「ペディグリー やり方」で来てくださった方向けに、試合で見られるフォームを4つに分けて整理します。

Step 1:相手を前かがみにさせる

起点は相手が前かがみになっている状態。打撃で腰を折らせる、ロープに走らせて捕まえる、相手の攻撃を受け止めて頭を下げさせる――入り口はさまざまですが、「相手の頭が自分の腰の高さにある」ことが条件です。

Step 2:両腕を脇の下から通して背中側でロックする

ここが技の心臓部。相手の両腕を自分の脇の下からくぐらせ、背中側で抱え込みます。これはダブルアーム・スープレックスとまったく同じ入り方です。この時点で相手は両手を一切使えなくなります

Step 3:相手の頭を自分の股に挟み込む

腕をロックしたまま、相手の頭部を自分の両脚の間に固定します。腕(Step 2)と頭(Step 3)の二重ロックが完成した瞬間、この技は”完成”です。

Step 4:後方へ跳び、両膝から着地する

最後はやや後方へ跳躍し、両膝でマットに着地。自分が落ちる勢いがそのまま相手の顔面に伝わり、うつ伏せのままマットへ叩き込まれます。膝をつく角度と体重の乗せ方で威力が変わる、という点では投げというより「落とす」技に近い性格です。

⚠️ 再掲・免責:この構造解説は観戦理解を目的としたものです。受け身が取れない設計の技であり、一般の方が他人にかけると顔面・前歯・頸椎の重大な損傷につながります。絶対に行わないでください。

💀 なぜペディグリーは受け身が取れないのか

プロレスの受け身は、ざっくり言えば「手でマットを叩いて衝撃を分散する」「体の向きを変えて着地面を広くする」の2つで成り立っています。ペディグリーは、その両方を同時に封じます。

受け身の手段ペディグリーではどうなるか
手をついて支える両腕が背中側にロックされていて動かせない
手でマットを叩く同上。腕が一切自由にならない
顔をそらす・体をひねる頭が股に挟まれて固定されているため向きを変えられない
落下方向を予測して備えるうつ伏せのまま真下に落ちるので逃げる方向が存在しない

資料でも「両手と頭が固定されているために受身が不可能」と説明されており、食らった相手は抵抗できないまま顔面を叩きつけられるのがこの技の設計です。

だからこそWWEでは長年、ペディグリーは「非レスラーへの見せしめ」にも使われてきました。トリプルHさんはマクマホン一家やレフェリー、リングアナウンサーといった非レスラーに仕掛ける場合、跳躍した瞬間に両手のロックを外して受け身を取らせる手加減型を使っていたと伝えられています(2005年の長期休養からの復帰以降は、非レスラー相手でも手加減しなくなったとも)。

🐄 (小声)……「手加減型がある」という事実そのものが、通常型がいかに逃げ場のない技かの証明になっている。優しさの存在が怖さの証拠、という珍しい技。

なお、手加減型に限れば、着地の直前に足を受け身代わりに使ってダメージを和らげる選手も多いと言われます。バティスタさんも「恐怖を覚える技」とコメントしたと伝えられていて、受ける側のプロですら怖い技、という位置づけです。

同じ「頭部から落とす」系統の危険度を比べるなら、パイルドライバーゴッチ式パイルドライバーの解説も読み比べてみてください。「腕を封じる」ペディグリーと「逆さに突き刺す」パイルドライバーで、危険の質がまったく違うことが分かります。

🕰 初期型はパイルドライバーだった|禁止令が技を変えた

ペディグリーを語るうえで、いちばん面白いのがここです。今のフォームは、実は”改良版”なんです。

世代フォーム落とす場所
初期型変形ジャンピング・ダブルアーム・パイルドライバー。相手を持ち上げて垂直に跳躍し、全体重をかける額のあたり
現行型ダブルアーム・フェイスバスター。やや後方に跳んで膝で着地顔面(うつ伏せ)

初期型は、腕と頭がロックされたまま額から全体重で叩きつける形でした。受け身が完全に不可能で、相手を死に至らしめかねない危険性を持つ技だったと伝えられています。

その後、WWF(現WWE)でパイルドライバーが原則禁止(2000年)となります。1997年にスティーブ・オースチンさんが試合中のパイルドライバーで頸椎を負傷した一件に象徴される事故リスクが背景にあったとされ、この流れのなかでペディグリーも現在のフェイスバスター型へ改良された、と伝えられています

ここ、ぼくは技の歴史のなかでもかなり好きなエピソードです。禁止令が技を殺したのではなく、技のほうが形を変えて生き残った。天山広吉さんのマウンテンボムも、危険すぎて自ら「手を離す」方向に改良した技でした。長く使われる技ほど、どこかで一度、威力を下げている。これは偶然じゃないと思います。

パイルドライバーがなぜ禁止級扱いなのか、その全体像はパイルドライバーとは?やり方・種類・なぜ禁止級なのかで詳しく分解しています。

👑 技名「ペディグリー」の由来|なぜ血統書なのか

Pedigreeは英語で血統・血統書。転じて「高貴なる血統」「名門の家柄」という意味合いを持ちます。

なぜ顔面を叩きつける技に、そんな上品な名前がついているのか。答えはトリプルHさんのギミック(キャラクター設定)の歴史にあります。

時期名前とキャラクター
WCW時代(1994年〜)ジャン・ポール・レベック。フランス系貴族のギミックで、フランス訛りで話す上流階級の男
WWF移籍後(1995年〜)ハンター・ハースト・ヘルムズリー。舞台をコネチカットに移した”名門のお坊ちゃま”ギミック
現在トリプルH(Hunter Hearst Helmsleyの頭文字H×3)

つまり技名は、貴族ギミック時代の名残。「高貴な血筋の私が、下々の者に格の違いを教えてやる」というキャラクターの延長線上にある技名だったわけです。

🐄 (小声)……ちなみに「トリプルH」というリングネーム自体が Hunter Hearst Helmsley の頭文字。名前がそのまま略語になって世界的ブランドになった例は、そう多くない。

上品な技名なのに、やっていることは顔面をマットに叩きつける行為。このギャップこそがWWEの様式美で、技名から入場曲まで全部が「キャラクターの説明」になっている――このあたりの作り込みは、日本のプロレスとはまた違った面白さがあります。

📺 動画で観る(公式)

📺 The Rock hits Triple H with the Pedigree: Judgment Day 2000(WWE公式)

選んだのは2000年5月21日のジャッジメント・デイ、WWF王座(現WWE王座)60分アイアンマンマッチで、ザ・ロックさんがトリプルHさんにペディグリーを打ち込んだ場面です。

自分の必殺技を、相手に奪われて食らう――プロレスでもっとも屈辱的な瞬間のひとつ。技の形そのものより、「なぜこの技を盗まれると効くのか」が伝わる映像なので、フォームの確認用としてもストーリーの理解用としても、この1本をおすすめします。

両腕がロックされた瞬間の、トリプルHさんの体の”諦め方”に注目してみてください。抵抗しようがない体勢だということが、動きの止まり方で分かります。

📡 ペディグリーを試合で観るには|ABEMAは9月30日まで

WWEの試合を日本で観る導線は、いま大きな転換点にあります

ABEMAは2026年8月25日、WWEの配信を2026年9月30日で終了すると発表しました。最終中継は9月29日(火)のRAW。そして10月以降の移行先は、2026年8月27日時点で公式発表がありません。「Netflixへ移る」という話が出回っていますが、これは海外報道ベースの観測であって、日本での配信開始が正式に告知された事実ではありません。

つまり、9月30日までは従来どおりABEMAで観られる/10月以降は未定。この2行が、2026年8月末時点の正確な現在地です。

📺 WWEをABEMAで観るなら9月30日までPR
RAW(毎週火曜)・SmackDown(毎週土曜)は9月30日までは従来どおり配信予定。プロレスリング・ノアなどWWE以外の無料生中継は、今回の終了告知の対象外です(2026年8月27日時点)。10月以降のWWE視聴先は未発表のため、課金する場合は「WWE目当てなら9月中」という前提で判断してください。
▶ ABEMAプレミアムを見てみる(9月30日まで)

10月以降どうなるのか、何が確定で何が噂なのかはWWEはどこで見れる?ABEMA終了後10月からの視聴方法に、確定情報と観測を分けて整理しました。続報が出次第そちらを更新しています。

団体ごとの視聴先の全体像はプロレス配信サービス比較、無料で観る手順はABEMAでプロレスを無料で観る方法へどうぞ。

🥋 ペディグリーの使い手|WWEから日本まで

「ペディグリーって誰の技?」に答えるなら、まず本家、そのあとに継承者、という順番になります。

使い手位置づけ
トリプルHさん考案者・本家。長年にわたりフィニッシュホールドとして使用
セス・ロリンズ選手WWEでの代表的な継承者。トリプルHさんから受け継ぎ、フィニッシャーとして使った時期もある
ディック東郷選手日本の使い手。ダイビング式など多彩な攻めの中に組み込む
飯塚高史さん新日本プロレスで使用(2019年引退)
男色ディーノ選手自身のタイツに相手の顔を埋めた状態から仕掛ける「男色ペディグリー」で使用

トリプルHさん自身は2022年3月25日に現役引退を表明しています。前年に重度のウイルス性肺炎から心臓に重い問題を抱えたことが理由で、翌4月のレッスルマニア38では、リングにシューズとマイクを置いて別れを告げました。

その後、経営側へ回り2022年9月にWWEの最高コンテンツ責任者(Chief Content Officer)に就任。2026年時点も同職としてWWEのクリエイティブ全体を統括しており、2026年4月には契約延長が報じられています。さらに2025年にはWWE殿堂へ個人として入り(2019年のD-Generation Xとしての殿堂入りに続く2度目)、親友のショーン・マイケルズさんの手で送り出されました。

選手としてリングを降りた人が、いま番組の中身そのものを決めている。ペディグリーという技を持っていた人が、技を出す側から「どの技をどこで出させるか」を設計する側に回った、という見方もできます。

🐄 (小声)……売る側で一番だった人が、売り方を決める側に回る。規模がとんでもないだけで、構造はうちの会社の人事とまったく同じで、なんだか妙に親近感がわく。

WWEで戦う日本人選手の技も気になった方は、アスカ(Asuka)の必殺技・経歴紫雷イオ(IYO SKY)の空中殺法・経歴もあわせてどうぞ。

🌪 ペディグリーの派生技|4系統の整理表

ペディグリーは「ダブルアームから顔面を落とす」という骨格が明快なぶん、派生が非常に多い技です。系統ごとに整理します。

系統代表技構造のポイント
シットダウン式リバース・タイガー・ドライバーダブルアームから落とすのは同じだが、掛ける側が開脚して尻餅をつく点が本家と異なる
高角度式FFF(トリプル・エフ)/ブレイクハート一度相手を持ち上げてから叩きつける。落差が大きいぶん角度が鋭い。ブレイクハートは宮原健斗選手の必殺技
旋回式琉’S(リュウズ)/エンジェルズ・ウィングスダブルアームから半回転ひねって落とす。エンジェルズ・ウィングスは開脚して尻餅をつく点で琉’Sと異なる
雪崩式雪崩式ペディグリー相手をコーナー最上段に座らせ、自分はセカンドロープに登って仕掛ける最も危険な応用型

なお「FFF(トリプル・エフ)」という技名は、トリプルHとは無関係とされています。頭文字が3つ並ぶ偶然の一致です。

🐄 (小声)……派生の数は、その技がどれだけ他団体のレスラーに”よくできてる”と思われたかの通信簿みたいなもの。ペディグリーは通信簿がかなり分厚い。

余談ですが、アンドレ・ザ・ジャイアントさんがアントニオ猪木さんとの試合で、両手首を掴んで相手の顔面を叩きつける変型ダブルアーム・フェイスバスターを使ったことがあると伝えられています。ペディグリーが生まれる前から、この構造そのものは存在していたわけです。

同じ「頭を落とす」ジャンルで比べたいなら、電撃の代表格DDTとは?プロレスの電撃必殺技を解説がおすすめ。DDTは”速さ”、ペディグリーは”逃げ場のなさ”で観客を沸かせる技、と覚えると見分けが一気に楽になります。

🐄 ウッシのひとこと:技の強さは「そこに至るまで」で決まる

ペディグリーの構造を分解して、正直に思ったことがあります。この技、動きそのものは地味です

ムーンサルトプレスのように跳ばない。ジャーマンスープレックスのように反り投げない。やっているのは「腕を固定して、膝から落ちる」。動作だけ切り出せば、それだけです。

それなのに、ペディグリーが決まると会場が終わる。理由は「そこに至るまでの積み上げ」にあります。両腕をロックされた時点で観客が「終わった」と分かる形をずっと守り続けたこと。手加減型と本気型を使い分けて、技に”格”の階層を作ったこと。長い時間をかけて「この形になったら決着」という共通言語を観客と作り上げたわけです。

営業を20年やってきて、ここは他人事に思えません。クロージングのトークが上手い人が売れるわけじゃないんです。売れる人は、そこに至るまでに「この人が言うなら」という前提を積んでいる。同じ一言でも、積み上げがある人が言うと決まって、ない人が言うと流される。

畜産の代理店で13年、飼料と資材を農家さんに卸してきましたが、最後の一押しで勝負が決まったことなんて、たぶん一度もない。決まっていたのはその前の何十回かの訪問のほうでした。

ペディグリーは、その意味でとても営業的な技だと思います。次に映像で観るときは、技が決まる瞬間より、相手の頭が下がった瞬間の客席の音を聞いてみてください。会場は、技よりも先に反応しています。

技のジャンル全体を見渡したい方はプロレス技 一覧【イラスト図解・早見表】へ。8ジャンル・主要49技をまとめてあります。

それではまた次のプロレス記事でお会いしましょう。マイペースにいきましょう🐄

営業部長のウッシでした。

📖 ここまで読んだ人は、これも読んでいます
プロレス必殺技ランキングTOP10

痛さレベル別に並べた必殺技の総覧

❓ ペディグリーのよくある質問

Q1. ペディグリーは誰が考えた技ですか?

A. トリプルHさん(本名ポール・レベック)のオリジナル技です。キラー・コワルスキーさんの道場で練習生だった頃、別の練習生がダブルアーム・スープレックスを失敗して額から叩きつけられるような形になった場面を見て、そこからヒントを得たと伝えられています。失敗した技が、必殺技の原型になったわけです。

Q2. ペディグリーはなぜ受け身が取れないんですか?

A. 両手と頭が同時にロックされているからです。両腕は脇の下から背中側に固定され、頭は掛ける側の股に挟まれる。手をつくことも、マットを叩くことも、顔をそらすこともできません。受け身の手段が構造的に全部つぶされている、というのがこの技の設計です。

Q3. ペディグリーの意味・由来は?

A. Pedigree=血統・血統書、転じて「高貴なる血統」。トリプルHさんがフランス系貴族のギミック(WCW時代のジャン・ポール・レベック)を演じていた頃の名残が技名になっています。犬の血統書と同じ単語ですが、技名としては「名門の格の違いを教えてやる」というキャラクター表現です。

Q4. DDTとペディグリーの違いは何ですか?

A. 落とす方向と、腕の自由度が違います。DDTは相手の頭を抱えて自分が後ろに倒れ、脳天から突き刺す技で、相手の腕は自由。ペディグリーは両腕を封じたまま前方向にうつ伏せで顔面を落とす技です。DDTは不意打ちの速さが武器、ペディグリーは逃げ場のなさが武器、と整理すると分かりやすいです。

Q5. 初期のペディグリーは今と違ったんですか?

A. 違います。開発当初は相手を持ち上げて垂直に跳躍し、額のあたりに全体重をかける変形ジャンピング・ダブルアーム・パイルドライバーでした。受け身が完全に不可能で危険性が高く、WWF(現WWE)でパイルドライバー禁止令が出されたあと、現在のダブルアーム・フェイスバスター型に改良されています。

Q6. トリプルHさんは今も試合をしているんですか?

A. していません。2022年3月に現役引退を表明しています(前年に重度のウイルス性肺炎から心臓に深刻な問題を抱えたことが理由)。現在はWWEの最高コンテンツ責任者(Chief Content Officer)として経営・クリエイティブ側に立ち、2026年4月には契約延長が報じられました。2025年にはWWE殿堂入り(個人として)を果たしています。

Q7. ペディグリーは今どこで観られますか?

A. WWEの試合はABEMAで2026年9月30日まで配信予定です(最終中継は9月29日のRAW)。10月以降の視聴先は2026年8月27日時点で公式未発表です。最新状況はWWEはどこで見れる?で追いかけています。本記事に埋め込んだWWE公式YouTube動画なら、いつでも無料で技の形を確認できます。

Q8. ペディグリーは素人でも真似できますか?

A. 絶対に真似しないでください。受け身が取れない構造の技であり、一般の方が他人にかけると顔面骨折・前歯の破損・頸椎損傷など重大な事故につながります。本記事は観戦理解のための技術構造の解説です。

🔗 関連記事

📚 参考・出典(7件・2026年8月27日確認)

※技のフォームや名称は資料によって表記が分かれる場合があります。ABEMAの配信終了・料金・WWEの視聴先に関する情報は2026年8月27日時点のものです。最新の状況は必ず各公式サイトでご確認ください。

⚠️ 再々掲・免責:本記事はあくまで観戦理解・技術構造の解説を目的としたものです。ペディグリーは受け身が取れない設計の技であり、一般の方が他人にかけることは極めて危険で、刑事責任・民事責任を問われる可能性もあります。絶対に真似しないでください。


─ 産地と現場の仲間へ ─

🤝 令和8年 熊本地震 災害応援寄附

プロレスは「立ち上がる姿」を見せてくれる競技です。いまリングの外で立ち上がろうとしている方たちへ。このリンクにアフィリエイトは付けていません——紹介料は1円も受け取りません。

熊本県への寄附(返礼品なし・1,000円〜)→ 八代市への寄附 →