🏠 ホーム📰 最新ニュースプロレス総合闘魂列伝黒船列伝女傑列伝軍団列伝技図鑑サラリーマン資産形成節約・固定費🔍 記事を検索
シューティングスタープレスとは?やり方と封印の理由【図解】
— 必殺技解説 —

シューティングスタープレスとは?やり方と封印の理由【図解】

USSIBLOG

※本記事はプロモーションを含みます

「バック宙してるのに、なんで前に飛んでいくの?」

「ライガーさんの技だって聞いたけど、試合でほとんど見たことがない」

この2つ、どちらも正解に近いところを突いています。シューティングスタープレス(SSP)は、理屈で考えるとどうにも噛み合わない技です。後ろに回っているのに、体は前へ進む。そして元祖である本人が、ほとんど使わないまま封印した技でもあります。

こんにちは、営業部長のウッシです。この記事では、SSPの構造・元祖・封印の理由・海外での有名な失敗までを、まとめて分解します。

📌 シューティングスタープレスとは?(結論から)

コーナー最上段で相手のほうを向いて立ち、後方へ宙返りしながら体は前へ進んで、仰向けの相手に胸から落ちる変形ダイビング・ボディプレスです。「バック宙なのに前へ飛ぶ」——この矛盾した動きが技の正体。

元祖は獣神サンダー・ライガーさん。ただし披露したのはマスクを被る前、素顔の「山田恵一」時代の凱旋帰国でした。技名を付けたのはリングアナウンサーの田中ケロさん、動きのモチーフは『北斗の拳』の南斗水鳥拳だとライガーさん本人が語っています。

封印の理由は「年齢的な衰え」ではありません。本人は「充分練習すれば今でも出来ると思うが、とにかく危険な技なのでもうやらない」と答えています(2026年8月時点で確認できる本人談)。

⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦をより深く楽しむための「技術構造の解説」です。シューティングスタープレスはコーナー最上段から後方へ回転しながら落下する超高難度の空中技で、専門的な訓練を積んだプロレスラーだけが、リングという設備の上で行うものです。一般の方が試みれば、回転が足りなかった一瞬で頭部・頸椎に取り返しのつかない事故が起こります。絶対に真似しないでください

★★★★★ 空中技
シューティングスタープレス
後ろに回り、前へ落ちる流星
👁 かけ方
コーナー最上段に相手のほうを向いて立ち、後方宙返り(バック宙)の動作で踏み切りながら、体は前方=相手のほうへ飛ぶ。空中で後方へおよそ270度回転し、腹側が下を向いたところで仰向けの相手に上体を浴びせる。回転方向と進行方向が逆という、空中技のなかでも異質な構造を持つ。
⚔️ STATUS※プロレス30年・ウッシの独断評価
💥 破壊力 8
⚡ 速度 8
🎯 決定力 8
🎓 習得難度 10
⚠️ 危険度 10
🎭 魅せ度 10
🥋 元祖・名手
オリジネーターは獣神サンダー・ライガーさん。素顔の山田恵一時代、海外遠征からの凱旋帰国で披露したオリジナル技で、命名者はリングアナウンサーの田中ケロさん。ライガーさんに変身してからは封印されていたが、1990年1月31日の佐野直喜さん戦で再び使用された。以後は世界中のレスラーへ広がり、丸藤正道選手ウィル・オスプレイ選手リコシェ選手マット・サイダル選手らが使い手として知られる。
📜 ひとくちメモ
ライガーさん本人が「バック宙してるのに前に飛んで行く、僕にもちょっと分からない不思議な技」と語った一手。動きのモチーフは『北斗の拳』でレイが使う南斗水鳥拳。ヘビー級ではブロック・レスナー選手が使用したことでも知られ、2003年WrestleMania XIXでの失敗は世界的に語り継がれている。

📌 この記事でわかること

  • 「後ろに回るのに前へ進む」というSSPの構造
  • やり方を5ステップで分解(観戦理解用・図解つき)
  • 元祖は誰か——ライガーさんではなく「山田恵一」だった話
  • ライガーさんが封印した本当の理由(衰え説は本人が否定)
  • ブロック・レスナー選手がWrestleMania XIXでやってしまったこと
  • ムーンサルトプレス/フェニックス・スプラッシュとの違い
  • 派生技(360°SSP・マット上からのSSP・バーニングスタープレス)
  • 公式動画でSSPを観る方法

⏱ 30秒で片づく|SSPの疑問5つに即答

長い解説の前に、検索してきた方がまず知りたいところだけ潰しておきます。

※横にスクロールできます
疑問答え
どんな技?コーナー最上段から後方へ回転しながら前へ飛ぶボディプレス。回転量は約270度と説明されることが多い
誰の技?元祖は獣神サンダー・ライガーさん。ただし披露は素顔の山田恵一時代
なぜ見かけない?ライガーさん自身が「とにかく危険」として封印。試合での使用は過去数回とされる
名前の由来は?命名者は田中ケロさん。Shooting Star=流れ星
ムーンサルトとの違いは?ムーンサルトは背を向けて後ろへ飛ぶ。SSPは前を向いて前へ飛びながら後ろへ回る

🧬 正体:回転方向と進行方向が「逆」になっている技

まず、ここを飲み込めばSSPは9割わかります。

普通、バック宙(後方宙返り)をすれば、体は後ろへ移動します。人間が後ろに回ろうとすれば、重心も後ろへ流れるからです。ところがSSPは、後ろに回りながら、体だけは前へ進んでいく

ライガーさん自身がインタビューで、こう言っています。

「バック宙してるのに前に飛んで行く、僕にもちょっと分からない不思議な技」

考案した本人が「分からない」と言う技。ファンが混乱するのも当然です。

なぜ前へ進めるのか

構造として説明するなら、「回る力」と「進む力」を、踏み切りの一瞬で切り離しているということになります。

  • 上体を後ろへ倒す動きで回転を作る
  • 同時に、脚でロープを前方向へ蹴り出して並進を作る

この2つを別々に発生させるから、「後ろに回りながら前へ飛ぶ」が成立する。文章にすると2行ですが、これを細いトップロープの上で、一発で、しかも相手の位置に合わせてやるわけです。習得難度が最高クラスとされる理由はここにあります。

分類としてのSSP

シューティングスタープレスの分類
・大分類:ダイビング・ボディ・プレス(コーナー最上段から相手の上に落ちる空中技)
・小分類:変形ダイビング・ボディ・プレス(後方転回を伴う)
・英語表記:Shooting Star Press(略称SSP)

相手を極める技ではなく、落下してくる自分の体重そのものを武器にするタイプの技です。効かせ方だけ見ればハイフライフロームーンサルトプレスと同じ系統。違うのは、そこへ到達するまでの空中の道のりだけです。

🔥 シューティングスタープレスのやり方|5ステップで分解

シューティングスタープレスの掛け方 模式図(横から見た図) コーナー最上段で相手のほうを向いて立ち、後方へ宙返りしながら体だけは前方へ進み、約270度回転したところで仰向けの相手に胸から落ちる構造の抽象図。回転方向と進行方向が逆であることを示す。 シューティングスタープレス|横から見た構造 最上段で相手のほうを向いて立つ 体は前(相手側)へ進む 回転は後ろ向き(約270度) ※進む向きと回る向きが逆 相手(仰向けにダウン) 回転不足=自分の頭から落ちる ※模式図(実姿勢を簡略化) 絶対に真似しないでください
⚠️ この項は「観戦を理解するため」の構造解説です。プロレス技は、専門の指導者のもとで受け身から訓練を積んだプロだけが、リングという設備の上で行うものです。絶対に真似しないでください。

STEP 1:相手を仰向けに倒す

SSPは仰向けにダウンした相手へ落とす技です。うつ伏せでも形は成立しますが、基本は仰向け。まずそこまで持ち込む必要があります。

STEP 2:コーナー最上段に、相手を見て立つ

ここが最初の分岐点です。ムーンサルトプレスは相手に背を向けて立ちますが、SSPは相手のほうを向いて立ちます。この時点では、見た目はハイフライフローと同じ構えです。

STEP 3:バック宙の動作で踏み切りながら、前へ蹴り出す

技の心臓部。上体を後ろへ倒して回転を作りつつ、脚は前方向へ蹴る。観客からは「急にひっくり返って、なのに前へ飛んでいった」ように見える一瞬です。

正面を向いて立っているのに、飛んだ瞬間から相手が視界から消える——ここがSSPの怖いところです。

STEP 4:空中で後方へ約270度回す

飛んだあと、体は後方へ回り続けます。回転量はおよそ270度、つまり一回転に少し届かないところで止める。ここで止め損ねると、回りすぎても回り足りなくても事故になります。

STEP 5:腹側が下を向いたところで、胸から落ちる

回転が270度に達したとき、体はちょうど腹側が下を向いた水平姿勢になっています。そのまま自重を相手の胸腹部へ、面で乗せる。

理屈のうえでは「回転を止めた位置がすべて」です。止まるべき角度に、止まるべき高さで到達する——それを、着地の直前まで相手が見えない状態でやる。これがSSPです。

🎬 公式動画で観る

文章でこの回転を頭に描くのは、正直かなり難しい技です。5秒観たほうが早いので、公式チャンネルの映像を置いておきます。

まずは、SSPを日本のリングで定着させた一人・丸藤正道選手のもの。2003年7月16日、大阪府立体育館での一発です。

📺 【必殺技シリーズ】シューティングスタープレス 丸藤正道 2003年7月16日 大阪府立体育館(日テレプロレス中継アーカイ部【公式】)

もう一本、新日本プロレス公式が2025年3月に公開したショート動画。メキシコ国旗を身にまとったドラダ選手のSSPです。回転の速さと、落ちる直前で体が水平に戻る瞬間がはっきり見えます。

📺 【新日本プロレス】メキシコ国旗を身に纏い、ドラダ渾身のシューティングスタープレス(新日本プロレスリング株式会社 公式)

📡 この技を生中継で観るならPR
新日本プロレスの大会中継はスカパー!のテレ朝チャンネル2が定番です。技は図解で覚えて、決まる瞬間はテレビの大画面で。料金とチャンネルの選び方はスカパーのプロレスはテレ朝ch2かサムライ|料金と選び方で整理しています。

🥋 元祖は「ライガーさん」ではなく「山田恵一」だった

SSPの元祖として名前が挙がるのは獣神サンダー・ライガーさんです。これは正しい。ただし、初めて披露したときの彼は、まだライガーではありませんでした

この技が世に出たのは、素顔の「山田恵一」時代、海外遠征からの凱旋帰国のとき。角のついたマスクを被る前の話です。

そして1989年4月24日、アニメ『獣神ライガー』とのタイアップで「獣神ライガー」が誕生します(アニメの展開に合わせ、のちに獣神サンダー・ライガーへ)。マスクマンになってからSSPはいったん封印されましたが、1990年1月31日、佐野直喜さん戦で再び日の目を見ました。ライガーさんが「自身のライバル」として名前を挙げる、あの佐野さんです。

技名を付けたのは、リングアナウンサーだった

命名者は田中ケロさん。新日本プロレスのリングアナウンサーとして、あの声で無数の技名を場内に響かせてきた方です。

技を作った人ではなく、技を呼ぶ人が名前を付けた——これ、地味にすごい話だと思います。流れ星(Shooting Star)という言葉を当てた瞬間に、この技の見え方が決まった。名前が技の一部になった例です。

モチーフは『北斗の拳』の南斗水鳥拳

さらに面白いのが、動きの発想源です。ライガーさん本人が語っているところによれば、モチーフは『北斗の拳』でレイが使う南斗水鳥拳

漫画の技を「これ、リングで表現したらおもしろいんじゃないか」と思ってしまうところが、のちにアニメから飛び出したマスクマンになる人らしい。ライガーさんという選手の全体像は【闘魂列伝⑱】獣神サンダー・ライガーにまとめています。

ちなみに「スターダスト・プレス」も同じ人の作

SSPの少しあとに、ライガーさんはスターダスト・プレスという技名を先行して発表しています。こちらも超高難度技で、実際に試合で使われたのは1996年1月4日・東京ドームの金本浩二選手戦の一度きり。

ライガーさんは後年、この技についてこう説明しています——元々はハヤブサさんのフェニックス・スプラッシュと同型の飛び技を予定していたが、既に披露されてしまったため、新たに複雑な形になった——という趣旨を語っています。

🐄 小声:先を越されたから形を変える。営業でも他社と提案が被ったときほど、ひとひねり足した側が勝つんですよね。

つまりSSPもスターダスト・プレスも、同じ発想の延長線上にある。前方回転側の到達点であるフェニックス・スプラッシュと並べて読むと、この時代のジュニアが何を競っていたのかが見えてきます。なお、幻になっていたスターダスト・プレスは、のちに内藤哲也選手が復活させました。

🚫 なぜライガーさんは封印したのか

ここが、この記事でいちばん誤解を正したい部分です。

ネット上では「膝を壊したから」「体重が増えて跳べなくなったから」「歳のせい」といった説をよく見かけます。ですが、年齢的な衰えで封印したのでは、という説に対して、ライガーさん本人はこう答えています

「充分練習すれば今でも出来ると思うが、とにかく危険な技なのでもうやらない」

できないから、やめたのではない。危険だから、やめた。これは全然ちがう話です。

実際、SSPは試合での使用が過去数回にとどまるとされています。得意技として紹介されることは多いのに、映像で見かける機会は極端に少ない。「持っているけど、出さない技」という、プロレス史でもかなり珍しいポジションにいる一手です。

危険なのは「回転が足りなかったとき」

SSPの怖さは、失敗の形が一択に近いところにあります。

  • 回転が足りない → 体が水平に戻る前に落下し、頭・首から突き刺さる
  • 距離が足りない → 相手に届かず、丸めた背中や膝からマットへ
  • 相手が動いた → 何もない床に、同じ姿勢で落ちる

しかも飛んだ瞬間から相手が見えません。踏み切った時点で、成否がほぼ決まっている技なんです。

⚠️ 再掲・免責:この構造解説は観戦理解が目的です。SSPは回転不足がそのまま頭部からの落下につながる技です。実際に試みることは絶対に行わないでください。

🌎 ブロック・レスナー選手と、WrestleMania XIXの一件

SSPの危険性を世界中に知らしめてしまった試合があります。2003年3月30日、WrestleMania XIX。会場は米シアトルのセーフコ・フィールド、観衆54,097人。

メインイベントはWWE王座戦、ブロック・レスナー選手 vs カート・アングルさん。試合終盤、レスナー選手はF5を2発叩き込んだあとコーナー最上段へ登り、SSPを狙いました。

結果は回転不足。頭から突き刺さる形になり、脳震盪を負っています。それでも試合は続行され、3発目のF5でレスナー選手がフォール勝ち、WWE王座を獲得しました。試合時間は21分08秒。

レスナー選手は後年、この判断について「あれは自分の愚かな行動だった」という趣旨の発言をしています。ヘビー級のレスラーがSSPを撃つということが何を意味するのか、いちばん重い形で残ってしまった一件です。

🐄 小声:あの体格でSSPを跳べること自体が異常なんです。跳べたからやった、が通用しない技もある——営業でも、できるからやる、が正解とは限らないのと同じで。

🧩 ムーンサルト・フェニックス・ハイフライフローとの違い

「トップロープから飛ぶ技」は種類が多くて、ここで混乱する人がとても多い。表で整理します。

※横にスクロールできます
技名立ち方回転方向進む方向
シューティングスタープレス相手を向いて立つ後方(約270度)(相手側)
ムーンサルトプレス相手に背を向けて立つ後方後ろ向きに跳んで相手側へ
フェニックス・スプラッシュ相手を向いて立つ前方+横ひねり前(相手側)
ハイフライフロー相手を向いて立つ回転しない(屈伸)前(相手側)

覚え方はシンプルです。

4つの飛び技の見分け方
・背を向けていたら → ムーンサルトプレス
・正面を向いて、回らずに落ちたら → ハイフライフロー
・正面を向いて、前に回ったら → フェニックス・スプラッシュ
・正面を向いて、後ろに回ったら → シューティングスタープレス

この4つが判別できるようになると、空中殺法の見え方が本当に変わります。飛び技全体の地図はプロレスの空中殺法まとめに、技のジャンル全体はプロレス技 一覧【図解】に置いてあります。

🌪️ 派生技|360°SSP・マット上からのSSP・バーニングスタープレス

SSPは「これ以上どうやって難しくするんだ」という技ですが、ちゃんと派生があります。

※横にスクロールできます
派生構造主な使い手
360°シューティングスター・プレス通常のSSPに横1回転(360度)のひねりを加えるPAC選手
マット上からのSSPコーナーに登らず、リングのマット上から放つPAC選手・円華選手
バーニングスタープレスSSP系のオリジナル名称技遠藤哲哉選手(DDT所属・ノアにレギュラー参戦中)

とくにマット上から放つSSPは、理屈で考えると恐ろしい話です。コーナーという高さの助けを一切借りずに、あの回転と滞空を自力で作る。跳躍力だけで270度回して、しかも前へ進む。

このあたりまで来ると、もはや技というより身体能力の展示です。

❓ よくある質問

Q. シューティングスタープレスは誰が考えた技ですか?

獣神サンダー・ライガーさんです。ただし披露したのはマスクを被る前、素顔の山田恵一時代の凱旋帰国のとき。技名を付けたのはリングアナウンサーの田中ケロさんです。

Q. なぜライガーさんはSSPを使わなくなったのですか?

本人は「充分練習すれば今でも出来ると思うが、とにかく危険な技なのでもうやらない」と答えています。衰えではなく危険性を理由に封印したという点が、しばしば誤解されています。

Q. ムーンサルトプレスとの違いは?

立ち方が逆です。ムーンサルトプレスは相手に背を向けて立ち、後方へ宙返りします。SSPは相手のほうを向いて立ち、そこから後方へ回転しながら前へ進みます。

Q. フェニックス・スプラッシュとはどう違いますか?

回転の向きが逆です。どちらも相手のほうを向いて立ちますが、フェニックス・スプラッシュは前方へ回転(+横ひねり)、SSPは後方へ回転します。

Q. 回転数は何度ですか?

約270度と説明されることが多い技です。一回転に少し届かないところで止め、腹側が下を向いた水平姿勢で相手に落ちます。※「約270度」という角度は本記事の整理で、資料上は「後方に宙返りして相手に落ちる」とだけ説明されることが一般的です。

Q. ブロック・レスナー選手が失敗した試合はどれですか?

2003年3月30日のWrestleMania XIX、カート・アングルさんとのWWE王座戦です。SSPが回転不足になり脳震盪を負いましたが、試合は続行され、レスナー選手が3発目のF5で勝利して王座を獲得しました(試合時間21分08秒)。

Q. 代表的な使い手は?

丸藤正道選手ウィル・オスプレイ選手リコシェ選手マット・サイダル選手飯伏幸太選手遠藤哲哉選手らが使い手として知られます(飯伏選手は負傷で長期欠場中。サイダル選手は右足の手術による約2年の欠場を経て、2026年6月にAEWのCollisionで復帰しました。いずれも2026年9月時点)。新日本プロレスの公式チャンネルでも、CMLL勢のドラダ選手のSSPなどが確認できます。

Q. 素人でも真似できますか?

絶対に真似しないでください。本記事は観戦理解のための技術解説です。SSPは回転が足りなかった瞬間に頭部・頸椎から落下する技で、世界最高峰のレスラーですら大きな事故を起こしています。

📺 この技を実際の試合で観るには

技の構造がわかったら、次は動いている映像です。

📺 プロレスを"今"観るならPR
ノアは無料の生中継あり(WWEのABEMA配信は2026年9月30日で終了)。広告つきプレミアムなら月680円で見逃し視聴までカバー(通常プランは1,180円・2026年8月時点)。空中殺法の名場面を、まずは気になる試合から。
▶ ABEMAプレミアムを見てみる

どの団体がどのサービスで観られるか(無料枠つき)はプロレスの配信・中継を比較に、無料視聴の具体的な手順はABEMAでプロレスを無料で観る方法にまとめています。

📚 技をもっと深く知る・観るPR
図解で構造が分かったら、次は名手の実演で。技の教科書と名勝負映像はこの棚からどうぞ。

🐄 ウッシの視点:一番すごい技を、一番出さない

小学生のころ、深夜0時すぎのワールドプロレスリングを眠い目をこすって観ていました。推しは金本浩二選手、ライガーさん、エル・サムライさん。ジュニアの試合が、当時の自分にとっては全部でした。

そのライガーさんが、自分で作った最高難度の技を、ほとんど出さなかった。子どものころは正直、「なんで出さないんだろう」と思っていました。

営業を20年目までやってきて、今はわりとはっきり分かります。切り札を持っていることと、切り札を切ることは別の話なんです。

一発逆転の提案、無理を承知の価格、社内を敵に回してでも通す条件。持っていれば強い。でも、それを毎回出す人は長く続きません。出せる状況でも出さない判断ができる人だけが、20年、30年その場所に立ち続けられる

ライガーさんは1989年から2020年1月まで、あのマスクで走り切りました。SSPは「使わなかったから残った技」で、ライガーさん自身も「使わなかったから残った選手」なんじゃないかと思っています。

次にSSPが出る場面に立ち会えたら、回転そのものよりも「なぜ今、この選手はこれを出したのか」を見てみてください。空中の1秒に、その選手の覚悟が全部乗っています。

マイペースにいきましょう🐄

営業部長のウッシでした。

📝 まとめ

この記事の要点
・SSPは後方へ回転しながら前へ進む変形ダイビング・ボディプレス(回転量は約270度とされる)
・元祖は獣神サンダー・ライガーさん。披露は素顔の山田恵一時代、命名は田中ケロさん
・モチーフは『北斗の拳』の南斗水鳥拳
・封印の理由は衰えではなく「とにかく危険だから」(本人談)
2003年WrestleMania XIXでブロック・レスナー選手が回転不足で脳震盪
・見分け方は「正面を向いて、後ろに回ったらSSP」

🔗 あわせて読みたい

📚 参考・出典(5件・すべて2026年8月27日確認)

※回転量(約270度)の表記や、技の細かいフォームの呼び方は資料によって差があります。本記事は複数資料で共通して確認できた説明にもとづいています。レスナー選手の当時の発言内容は英語メディアの報道によるもので、日本語訳は本記事による要約です。

⚠️ 再々掲・免責:本記事はあくまで観戦理解・技術構造の解説目的です。シューティングスタープレスのような超高難度の空中技を一般の方が試みることは、極めて危険な行為であり、絶対に真似しないでください。


─ 産地と現場の仲間へ ─

🤝 令和8年 熊本地震 災害応援寄附

プロレスは「立ち上がる姿」を見せてくれる競技です。いまリングの外で立ち上がろうとしている方たちへ。このリンクにアフィリエイトは付けていません——紹介料は1円も受け取りません。

熊本県への寄附(返礼品なし・1,000円〜)→ 八代市への寄附 →