フェニックス・スプラッシュとは?やり方【図解】・使い手を解説|ハヤブサが完成させた"前方回転"の空中技
※本記事はプロモーションを含みます。
こんにちは、営業部長のウッシです。
「フェニックス・スプラッシュ」――不死鳥(フェニックス)の名を冠した、この華麗な空中技を思い浮かべると、私はいつも一羽の鳥がリングの上に舞う姿が頭に浮かびます。コーナー最上段から前方へ回転しながら、体をひねって相手に落ちていく。プロレスの空中技のなかでも、屈指の難易度と美しさを併せ持った大技です。
「ムーンサルトと何が違うの?」「なんであんなに複雑な回転ができるの?」――この記事では、フェニックス・スプラッシュのやり方・使い手・ムーンサルトプレスとの違いを、観戦目線で分解していきます。ちなみに私がプロレスにハマった原点は、プレステの「闘魂列伝」でムーンサルトを使う武藤敬司さんに憧れたことでした。だからこそ、その”前方回転版”とも言えるこの技には、昔からずっと惹かれ続けています。
📌 フェニックス・スプラッシュとは?(結論から)
うつ伏せ・仰向けにダウンした相手に対し、コーナー最上段から前方へ回転しながら飛び込み、落下してくる自分の体を相手に浴びせる高難度の空中技です。
背を向けて後方へ宙返りするムーンサルトプレスに対し、フェニックス・スプラッシュは前方への回転。ここに横方向のひねりが加わり、複雑で美しい弧を描くのが最大の特徴です。
覆面レスラー・ハヤブサが完成させ、代名詞とした技として知られ、現在では飯伏幸太らが代表的な使い手です。空中技のなかでも最高クラスの難度とされます(2026年7月時点)。
⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦をより深く楽しむための「技術構造の解説」です。フェニックス・スプラッシュはコーナー最上段から前方へ回転しながら落下する超高難度の空中技で、専門的な訓練を積んだプロレスラーのみが行う高度な格闘技です。一般の方が試みると、着地に失敗した瞬間に頸椎・頭部など全身に取り返しのつかない事故が起こります。見よう見まねで絶対に真似しないでください。
📌 この記事でわかること
- フェニックス・スプラッシュの正体と、技の分類
- やり方・かけ方を流れで分解(あくまで観戦理解用の構造解説)
- 「前方回転」のムーンサルトプレスとの決定的な違い
- 縦450度+横180度のひねり――複雑な回転の意味
- ハヤブサ・飯伏幸太ら、使い手たち
- 超高難度ゆえの危険性と、かける側の自爆リスク
- フェニックス・スプラッシュを名場面で観るには
🔥 フェニックス・スプラッシュの正体:前方へ回転して落ちる空中技
フェニックス・スプラッシュは、コーナー最上段から前方へ回転しながら飛び込み、落下してくる自分の体を相手の胴体に浴びせる空中技です。英語名は “Phoenix Splash”。不死鳥(フェニックス)が舞い降りるようなフォームから、この華麗な名前が付けられました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英語名 | Phoenix Splash |
| 分類 | 空中技(トップロープ・ボディプレス系) |
| ダメージ部位 | 相手の胸部・腹部(自重を浴びせる) |
| 体勢 | コーナー最上段からの前方回転+横ひねり |
| 特徴 | 縦450度・横180度回転を伴う超高難度フォーム |
関節技のように相手を「極める」技ではなく、高所から落下する自分の体重そのものを武器にするタイプの技です。ここまでは他のトップロープ技と同じ。フェニックス・スプラッシュを特別にしているのは、その回転の複雑さです。
資料によれば、この技はひねりを加えながら離陸し、前方へ一回転してプレスに入る――計「縦450度・横180度」回転するとされています。数字だけ見るとピンと来ないかもしれませんが、要するに「前方にぐるっと回りながら、体を横にもひねる」という二方向の回転を、空中の一瞬で同時にやってのける技だということです。この二方向の回転が重なるからこそ、観ている側は「今、体がどう回ったんだ?」と目を奪われる。それがフェニックス・スプラッシュの正体です。
🔥 フェニックス・スプラッシュのやり方|流れで分解
試合で見るフェニックス・スプラッシュのフォームを、流れで分解します。あくまで観戦理解のための構造解説であり、実演を勧めるものではありません。
Step 1:相手をダウンさせ、コーナー最上段へ登る
まず、相手をリング中央付近に倒します。そのうえでコーナーの最上段(トップロープ)に登る。ムーンサルトと違うのは、フェニックス・スプラッシュでは相手のいる方向(前)を向いて構える点です。細いロープの上に立ってバランスを取る、この時点ですでに高度な技術が要ります。
Step 2:前方への回転にひねりを加えて離陸する
ここが最大の難所。前方へ回転しながら、同時に体を横にもひねって離陸します。ムーンサルトが「背を向けて後ろへ回る」のに対し、フェニックスは「前を向いたまま前へ回る」。前方回転は視界がめまぐるしく変わるため、後方回転よりも空間把握が難しいと言われます。
Step 3:空中で縦450度+横180度の複雑な弧を描く
離陸後、縦回転(前方)と横回転(ひねり)が重なった弧を描きます。資料によれば計「縦450度・横180度」。この二方向の回転が同時に進むため、観客からは体がどう回っているのか判別できないほど。この複雑さこそ、不死鳥が羽ばたくように見える源です。
Step 4:落下してくる自重を相手の胸腹部へ浴びせる
最後に、回転を収束させながら、落下してくる自分の体を相手の胸部・腹部に浴びせます。高所からの落下エネルギーと自重が相手の胴体に乗り、大きな衝撃を与える――ここはムーンサルトなど他のトップロープ技と共通の”効きどころ”です。難しいのは、複雑な回転を経たあとで着地の面と位置を正確に合わせること。ここがズレると、次に説明する自爆につながります。
⚠️ 再掲・免責:この構造解説は観戦理解が目的です。フェニックス・スプラッシュは着地失敗が即・重大事故につながる超高難度技です。実際に試みることは絶対に行わないでください。
🧩 ムーンサルトプレスとの違い|「後ろ」と「前」で対になる兄弟技
フェニックス・スプラッシュを理解するいちばんの近道は、ムーンサルトプレスと並べて比べることです。この二つは、空中殺法の世界で”対”になる関係にあります。
| 技名 | 回転方向 | 構え | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ムーンサルトプレス | 後方へ宙返り | 相手に背を向けて立つ | 「月面宙返り」。武藤敬司さんの代名詞 |
| フェニックス・スプラッシュ | 前方へ回転+ひねり | 相手の方を向いて立つ | 「前方に舞う不死鳥」。ハヤブサさんの代名詞 |
いちばん覚えてほしいのは、「後ろに回るのがムーンサルト、前に回るのがフェニックス」というシンプルな対比です。
- ムーンサルトプレスは、相手に背を向けて後方へ宙返り。相手が見えない状態で飛ぶ。
- フェニックス・スプラッシュは、相手の方を向いて前方へ回転。前が見えるぶん安全そうに思えますが、実際は逆――前方回転は着地の直前まで落下点が視界から外れやすく、さらに横のひねりが加わるため、体感の難易度はムーンサルト以上とも言われます。
同じ「トップロープから自重を浴びせる」技でも、回転の向きひとつでここまで別物になる。これが分かると、次に空中技を観るとき「今のは前に回った?後ろに回った?」という視点が一つ増えて、観戦が一気に立体的になります。後方回転のムーンサルトの構造はムーンサルトプレスとは?やり方【図解】を5ステップで解説で詳しく分解しているので、あわせて読むと「前と後ろ」の対比がくっきり見えてきます。
🥋 フェニックス・スプラッシュの使い手|ハヤブサさんから飯伏幸太へ
完成させたのは、覆面レスラー・ハヤブサさん
フェニックス・スプラッシュといえば、まず名前が挙がるのがハヤブサです。FMWを主戦場に、鳥のマスクをまとって空中を舞ったこのレスラーが、この技を「不死鳥」の名にふさわしい完成形に仕上げ、自らの代名詞としました。
ただし、“元祖・考案者”については諸説あります。源流をたどると、初代タイガーマスク(佐山聡)が構想した空中技や、獣神サンダー・ライガーがスターダスト・プレスとして試みた前方回転技など、複数の名前が語られます。ですから本記事では「ハヤブサが考案した」とは断定せず、「ハヤブサがリング上で完成させ、世界的に広めた」という表現にとどめておきます。いずれにせよ、この技に”不死鳥”のイメージを焼き付けたのがハヤブサさんであることは、多くのファンの共通認識です。
ハヤブサというレスラーの生き様――FMWのエースとしての栄光と、2001年の試合中の事故、そしてその後の姿までは、【闘魂列伝⑤】ハヤブサ|不死鳥と呼ばれた空中殺法の革命児で丸ごと解説しています。この技を語るうえで、絶対に外せない一人です。
現代の代表的な使い手・飯伏幸太
そして、このフェニックス・スプラッシュを現代のリングで代表的に使いこなすのが飯伏幸太です。膝蹴り技「カミゴェ」と並ぶ切り札として、大一番でこの技を繰り出し、観客を熱狂させてきました。飯伏さんのフェニックス・スプラッシュは、打撃・空中・投げのすべてを高水準で操る”天才”の象徴的な一発です。
資料では、B×Bハルク選手やドラゴン・キッド選手、上谷沙弥選手といった選手も使い手として名前が挙がります。いずれも、体を自在に操る身体能力を持ったレスラーばかり。フェニックス・スプラッシュを試合で決められること自体が、その選手の空中技術の証明になっている、と言っていいと思います。
ただし上谷選手については補足が要ります。上谷選手は2024年4月23日、肩の靱帯損傷を理由にフェニックス・スプラッシュの封印を宣言しました。代名詞を自ら手放し、現在はスター・クラッシャーを切り札に組み直しています。この技の代償の重さを、いちばん分かりやすく示した例かもしれません(詳しくは上谷沙弥選手の記事で書きました)。
飯伏幸太という選手の全体像――DDTと新日本の”二刀流”、ケニー・オメガとのゴールデン☆ラヴァーズ、G1連覇までは、飯伏幸太とは何者か?“型破りな天才”の全記録で解説しています。
📺 動画で観る(公式)
文章だけで、あの複雑な前方回転を頭に描くのは難しい技です。実際の試合映像で観るのが最短ルート。フェニックス・スプラッシュを完成させたハヤブサさんの、‘97年に実現した全日本参戦の一戦を、公式アーカイブでどうぞ。
📺 FMWの次世代エース・ハヤブサさん vs 小橋建太さん(日テレプロレス中継アーカイ部【公式】)
現代の使い手・飯伏幸太の空中殺法は、新日本プロレス公式の煽り映像でも確認できます。オスプレイとのIWGP世界ヘビー級戦の煽りVTRです。
📺 飯伏幸太 vs ウィル・オスプレイ 煽りVTR(新日本プロレスリング株式会社 公式)
⚠️ フェニックス・スプラッシュの危険性|“外せば真っ逆さま”の自爆リスク
フェニックス・スプラッシュが、数ある空中技のなかでも別格に危険とされるのには理由があります。
なぜ最高クラスの難度なのか
前述のとおり、この技は前方回転と横のひねりを空中で同時に処理しなければなりません。後方回転のムーンサルトでも十分に難しいのに、フェニックスはそこに横方向の回転が加わる。しかも前方回転は、着地の直前まで相手(=落下点)が視界から外れやすい。目で確認できないまま、体に染み込んだ感覚だけで着地位置を合わせる――この難しさが、習得難度を最高クラスに押し上げています。
かける側の「自爆」リスク
そして何より怖いのが、かける側が自分で大ダメージを負う「自爆」のリスクです。
- 相手が動いて着地点がズレると、複雑な回転を経た体が固いマットに叩きつけられる
- 回転量やひねりのタイミングを誤ると、頭部・首・膝から落下する
- 前方回転ゆえに、失敗時は真っ逆さまに近い形で落ちる危険がある
事実、この技は試合中の事故と切り離せない歴史を持っています。ハヤブサさんは2001年、別の空中技(ラ・ブファドーラ)の失敗で頸髄を損傷する大事故に見舞われました。また飯伏幸太も、2021年のG1 CLIMAX決勝でフェニックス・スプラッシュを狙った際に自爆のアクシデントに見舞われたことが報じられています。世界最高峰のレスラーですら、一瞬のズレで自分の体を危険にさらす――それが、この技の重さです。
⚠️ だからこそ、絶対に真似してはいけません。専門訓練を積んだトップレスラーですら事故と隣り合わせの技です。受け身の取れない相手にかけることも、見よう見まねで試すことも、一回で取り返しのつかない事態を招きます。
どの団体がどのサービスで観られるか(無料枠つき)はプロレス配信サービス比較に、無料視聴の具体的な手順はABEMAでプロレスを無料で観る方法にまとめています。
❓ フェニックス・スプラッシュに関するよくある質問
Q1. フェニックス・スプラッシュのやり方は素人でも真似できますか?
A. 絶対に真似しないでください。本記事は観戦理解のための技術解説です。フェニックス・スプラッシュはコーナー最上段から前方回転+横ひねりで落下する超高難度の空中技で、着地に失敗すれば頸椎・頭部に重大な事故が起こります。世界最高峰のレスラーですら自爆のリスクと隣り合わせで使う技です。
Q2. フェニックス・スプラッシュとムーンサルトプレスの違いは何ですか?
A. 回転の向きが逆です。ムーンサルトプレスは相手に背を向けて「後方」へ宙返りする技。フェニックス・スプラッシュは相手の方を向いて「前方」へ回転し、さらに横のひねりが加わる技です。「後ろがムーンサルト、前がフェニックス」と覚えると混乱しません。
Q3. フェニックス・スプラッシュは450スプラッシュと同じ技ですか?
A. 近い関係にありますが、より複雑です。資料によれば、フェニックス・スプラッシュは前方回転に横のひねりを加え、計「縦450度・横180度」回転するとされます。基本形は「振り返ってからの450°スプラッシュ」に近い形とされますが、横のひねりが加わる点でより高難度です。※回転の細かい分類には諸説あります。
Q4. フェニックス・スプラッシュの使い手は誰ですか?
A. 完成させ代名詞としたのが覆面レスラーのハヤブサ(FMW)で、現代では飯伏幸太が代表的な使い手として知られます。ほかにもB×Bハルク選手、ドラゴン・キッド選手、上谷沙弥選手ら、身体能力に優れた選手が使い手として名前が挙がります。なお上谷選手は2024年4月23日に肩の靱帯損傷を理由として、この技の封印を宣言しています。
Q5. なぜフェニックス・スプラッシュは危険なんですか?
A. 前方回転と横のひねりを空中で同時に処理する必要があり、前方回転ゆえに着地の直前まで落下点が視界から外れやすいためです。相手が動いて着地点がズレると、かけた本人が真っ逆さまに近い形で落ちる自爆のリスクがあります。実際にトップレスラーでも試合中のアクシデントが報じられています。
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⚠️ 再々掲・免責:本記事はあくまで観戦理解・技術構造の解説目的です。フェニックス・スプラッシュのような超高難度の空中技を一般の方が試みることは、極めて危険な行為であり、絶対に真似しないでください。
🐄 ウッシのひとこと:不死鳥の名は、飾りじゃない
フェニックス・スプラッシュって、名前からしてズルいと思うんですよ。不死鳥(フェニックス)――何度倒れても甦る鳥。ハヤブサさんという覆面レスラーが、この名を背負って空中を舞い、そして大きな事故を負ってもなおリングに立ち続けようとした姿を知ると、この技の名前が単なるカッコいい飾りじゃないことが分かります。
私はムーンサルトを使う武藤敬司さんに憧れてプロレスにハマった人間です。だから「前方に回る不死鳥」であるこの技には、ずっと兄弟のような親近感を持ってきました。後ろに回るか、前に回るか――たったそれだけの違いで、こんなにも別物の美しさが生まれる。プロレスの空中技の奥深さって、本当にキリがないんです。
そして忘れちゃいけないのが、その美しさの裏にある覚悟です。トップレスラーですら自爆のリスクを背負って飛ぶ。だからこそ観客は、あの一瞬に本気で息を呑む。技のフォームと、その裏にある危険を知ると、プロレス観戦は確実に面白くなります。次に空中技を観るときは、ぜひ「前に回ったか、後ろに回ったか」に注目してみてください。マイペースにいきましょう🐄
営業部長のウッシでした。
📚 出典・参考(3件)
- フェニックス・スプラッシュ - Wikipedia(技の構造・縦450度横180度の回転・元祖の諸説・使い手一覧。2026年7月確認)
- ハヤブサさん (プロレスラー) - Wikipedia(フェニックス・スプラッシュの完成者・2001年の事故。2026年7月確認)
- 飯伏幸太 - Wikipedia(現代の代表的使い手・得意技。2026年7月確認)
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