トペスイシーダとは?意味とやり方・プランチャとの違い
※本記事はプロモーションを含みます
先に答えます。トペ・スイシーダは、リング内から場外の相手めがけ、頭から飛び込む技です(デイリースポーツ)。
辞書の説明は、場外の相手に体当たりをする飛び技。メキシコ式のプロレス、ルチャリブレが発祥と書かれています(デジタル大辞泉プラス)。
日本では、藤波辰爾選手の「ドラゴンロケット」がこの技です。
結論:トペ・スイシーダとは(30秒で)
- リング内から場外の相手めがけ、頭から飛び込む技(デイリースポーツ「プロレス技50選」)
- 辞書は「メキシカンスタイルのプロレス(ルチャリブレ)が発祥」と書く(デジタル大辞泉プラス)
- 1978年、藤波辰爾選手が凱旋帰国のシリーズで出し、「ドラゴンロケット」と名付けられた(東スポWEBの本人連載)
- プランチャ・スイシーダは別の項目。辞書は「トップロープを飛び越えて体当たり」と書き分けています
- トペ・コンヒーロとの違いを文字で説明した資料は、見つかりませんでした。新日本プロレス公式の動画2本で見比べられます
⚠️ この記事は、観戦を楽しむための「技の構造解説」です。技は絶対に真似しないでください(理由はこちら)。くわしい注意は「やり方」の章に書いています。
🐄(ウッシ小声:藤波選手いわく「何にもない場外」。そこへ頭から行く。名前より先に、まず行き先を二度見する技です)
📌 この記事でわかること
- トペ・スイシーダの正体と、スペイン語の意味は確かめられたか
- やり方について、出典に書いてあること・書いていないこと
- プランチャ、トペ・コンヒーロ、ドラゴンロケットとの違い
- 藤波辰爾選手の「ドラゴンロケット」が生まれた経緯
- 返された記録と、いまの使い手
- 公式YouTubeの動画と、いま観る方法
🧬 トペ・スイシーダの正体|辞書は「ルチャリブレ」が発祥と書く
小学館の「デジタル大辞泉プラス」に、この技の項目があります。
「プロレスの技のひとつ。場外にいる相手にリング状から飛び降りながら体当たりをする飛び技。メキシカンスタイルのプロレス(ルチャリブレ)が発祥。」
「リング状」は、辞書に載っている表記のままです。
ルチャリブレも、辞書に項目があります。デジタル大辞泉の説明は「《自由な戦いの意》メキシコ式プロレス。」です。
デイリースポーツの連載「プロレス技50選」は、形をもう一歩くわしく書いています。
「リング内から場外の相手めがけ、頭から飛び込む技。」
(デイリースポーツ online「【30】トペ・スイシーダ」)
2つを重ねると、骨組みは3つです。出発はリング内、行き先は場外の相手、当たり方は頭から。
スペイン語の意味は、確かめられなかった
「トペ」と「スイシーダ」が、スペイン語でそれぞれ何を指すのか。
語の意味を書いた辞書・新聞・専門誌の文は、見つかりませんでした。上の辞書の項目にも、語源は書かれていません。
ネットには訳語の説明もあります。ただ、裏づけになる資料を私が読めていないので、ここには写しません。
読めたのは、使った本人の感想です。藤波辰爾選手は東スポWEBの連載で、こう振り返っています。
「何にもない場外に飛んでいくわけだから、勇気がいるんだよね。」
書き方のちがい
| 書き方 | 使われている場所 |
|---|---|
| トペ・スイシーダ | デジタル大辞泉プラス/デイリースポーツ/Number Web/新日本プロレス公式YouTube |
| トペスイシーダ | 東スポWEBの一部の試合記事/Number Web(2020年の記事) |
| トペ | 東スポWEBが2度目以降に略して書く形(「青木のトペ」など) |
この記事では、辞書に合わせて「トペ・スイシーダ」と書きます。
⚠️ 【重要・免責】本記事はプロレス観戦を深く楽しむための「技の構造解説」です。トペ・スイシーダは、訓練を積んだ選手同士が、プロレス用のリングで行う技です。リングの外へ頭から飛び込む技なので、一般の方が真似をすると大けがにつながる危険があります。絶対に真似しないでください。理由はプロレス技を遊びで真似するのは危険にまとめています。
🚀 トペ・スイシーダのやり方|出典に書いてあるのは、ここまで
正直に書きます。かけ方を手順で説明した一次・準一次の資料は、見つかりませんでした。
今回読んだ資料に書いてあるのは、次の3つです。
| 何が分かるか | 出典の言葉 |
|---|---|
| 出発点と行き先 | 「リング内から場外の相手めがけ」(デイリースポーツ) |
| 体の向き | 「頭から飛び込む技」(デイリースポーツ) |
| 当たり方 | 「飛び降りながら体当たりをする飛び技」(デジタル大辞泉プラス) |
ここから先は、書いてありません。
- 助走をどのくらい取るか
- ロープの間を抜けるのか、上を越えるのか
- 手や肩をどう使うか、どう着地するか
「ロープの間」については、手がかりが1つだけあります。デイリースポーツは、初代タイガーマスクの見せ場をこう書いています。
「トペ・スイシーダと見せかけて、ロープの間を回転してリングに戻るフェイントがある。」
フェイントの説明なので、技そのものの定義ではありません。
一方でNumber Webには、「トップロープを飛び越えてのトペ・スイシーダ」という書き方もあります。潮崎豪選手の試合の記事です。
だから、ロープのどこを通るかは、この記事では断定しません。形は、次の章の公式動画で確かめられます。
⚠️ 再掲・免責:この章は、試合を読み解くための構造解説です。訓練を受けていない人が飛べば、飛んだ本人も受けた側も大けがをする危険があります。家庭や学校、遊具で絶対に試さないでください。
📺 動画で観る(公式)
新日本プロレス公式YouTubeの「技図鑑」に、この技の回があります。飛ぶのはBUSHI選手です。
📺 【新日本プロレス 技図鑑】トペ・スイシーダ / BUSHI(新日本プロレス公式YouTube)
観るポイントはロープのどこを通るかと、体のどこから当たるかです。文章で断定しなかった所を、自分の目で確かめてください。
同じ「技図鑑」には、トペ・コンヒーロの回もあります。飛ぶのはティタン選手です。
📺 【新日本プロレス 技図鑑】トペ・コンヒーロ / ティタン(新日本プロレス公式YouTube)
2本を続けて観て、違いを自分の目で確かめてください。
🔀 プランチャ・トペ・コンヒーロとの違い
場外へ飛ぶ技は、名前が似ています。出典に書いてある範囲で並べます。
| 技の名前 | 出典に書いてあること |
|---|---|
| トペ・スイシーダ | 「リング内から場外の相手めがけ、頭から飛び込む技」(デイリースポーツ) |
| プランチャ・スイシーダ | 「場外の相手にリング上からトップロープを飛び越えて体当たりをする飛び技」(デジタル大辞泉プラス) |
| トペ・コンヒーロ | 説明した文は見つからず。東スポWEBと新日本公式は、別の技として書き分けている |
| ノータッチ(式)トペ・コンヒーロ | 東スポWEBの試合記事に出てくる名前。何に触れないのかは書かれていない |
| エルボー・スイシーダ | 三沢光晴さんが開発。「肘を突き出して飛び込む」(デイリースポーツ) |
| ドラゴンロケット | 藤波辰爾選手のトペ・スイシーダの呼び名(東スポWEB/デイリースポーツ) |
プランチャとの違い|辞書は「トップロープを飛び越えて」
辞書は、2つを別の項目にしています。
- トペ・スイシーダ:場外の相手に「飛び降りながら体当たり」
- プランチャ・スイシーダ:場外の相手に「トップロープを飛び越えて体当たり」
デイリースポーツも、プランチャを別の回で扱っています。説明は「コーナーから、あるいはトップロープ越しに場外の相手めがけて飛び込む」です。
資料を並べると、目印は2つあります。トペは「頭から」、プランチャは「トップロープを飛び越えて」。
ただ、先ほどのNumber Webのように、トップロープを越える形を「トペ・スイシーダ」と書いた記事もあります。呼び分けの線は、書き手によって少し動きます。
トペ・コンヒーロとの違い|文字の説明は見つからなかった
ここは、正直に書きます。トペ・コンヒーロがどんな技かを説明した辞書・新聞・専門誌の文を、私は見つけられませんでした。
確かめられたのは、2つが別の名前で扱われていることです。
- 新日本プロレス公式の「技図鑑」は、2つを別の動画にしている
- 東スポWEBは、同じ時期の試合記事で2つの名前を書き分けている
回転するかどうかなど、形の違いをこの記事で断定しないのは、そのためです。上の2本の公式動画で見比べてください。
東スポWEBには、頭に言葉がついた名前も出てきます。
- ノータッチトペ・コンヒーロ:竹下幸之介選手の「得意の」技と書かれている(2025年4月17日)。「ノータッチ式」と書く記事もある
- 旋回式トペ・スイシーダ:2026年7月29日の天龍プロジェクト新木場大会の記事に出てくる
どちらも、どういう形かは記事に書かれていません。
🐄(ウッシ小声:名前が長くなるほど、説明は短くなる。プロレスの記事あるあるです。仕様書と逆なんですよね)
エプロンからロープに飛び乗る入り方はスワンダイブとは?プロレス技の意味とやり方【図解】に書きました。
🐉 ドラゴンロケット|藤波辰爾選手が「見よう見まね」で出した技
日本でこの技を広めた人として、出典に名前が出てくるのは藤波辰爾選手です。
デイリースポーツは、こう書いています。
「78年に凱旋帰国した藤波辰巳がドラゴン・ロケットとして愛用し、ドラゴン・スープレックスなどと共に飛龍殺法と称された。」
本人の言葉|やったこともないのに
藤波選手は、東スポWEBの連載でこの技の始まりを書いています。
凱旋シリーズは、1978年3月3日の群馬・高崎市体育館大会で開幕しました。新日本プロレスの営業本部長だった新間寿さんから、いつも「何かやれよ」と言われていたそうです。
Number Webの記事にも、本人の言葉があります。
「メキシコ修行時代に現地のレスラーが使っていた技、トペ・スイシーダを見よう見まねで、一か八かでやってみたんだ。それがドラゴンロケットの始まり。」
うまくいった理由も、本人が話しています。「当時の俺は軽くて動きも速かったので、ウルトラマンみたいに飛んで、うまくいった」。
確かめられたこと・られなかったこと
| 知りたいこと | 今回の結果 |
|---|---|
| いつ出したか | 東スポWEBの連載は「このシリーズ」。Number Webの本人談は「帰国して第1戦の試合前」に言われた、という流れ |
| 初めて出した相手 | 読んだ資料には書かれていませんでした |
| 誰が名付けたか | 「命名された」「名付けられた」とあるだけで、名付けた人は書かれていません |
| 日本で初めてか | 本人の言葉は「当時は日本で、この技を使っている選手はいなかった」(東スポWEB) |
4つ目は、藤波選手本人の記憶です。「日本初」と書いた別の資料は、私は見つけられていません。
同じ連載には、メキシコの話も出てきます。「メキシコでも数人だけ」。当時の現地でも、使う人は限られていたという本人の言葉です。
1996年4月29日|3発目はパンチで止められた
ドラゴンロケットには、痛い記録も残っています。
1996年4月29日の東京ドーム大会。藤波選手は、天龍源一郎さんと戦いました。東スポWEBが、当時の紙面を引いています。
「たまらずリング下にエスケープした天龍に今度はドラゴンロケットを発射した。1発、2発…しかし3発目を狙った藤波に天龍のパンチが飛び、鼻から激しい鮮血が噴き出した。」
この試合で、藤波選手は鼻骨骨折と診断されました(東スポWEB)。
受けつがれた名前
「ドラゴンロケット」の名前は、あとの世代の記事にも出てきます。
- 棚橋弘至さん:2005年1月4日の東京ドーム。中邑真輔選手を場外に飛ばして「ドラゴンロケット」(東スポWEBが引く当時の紙面)
- 征矢学選手:2024年1月2日のノア有明アリーナ大会。東スポWEBは「師匠・藤波辰爾譲りのドラゴン殺法」と書く
藤波選手の歩みは藤波辰爾|デビュー55周年11.6後楽園【闘魂列伝㊱】、もう1つの代名詞はドラゴン・スープレックスとは?やり方とジャーマンとの違いへ。
🏆 出典で確かめられた試合|1991年から2026年
出典に、技の名前と試合が一緒に書いてあるものだけを並べます。
| 日付・会場 | 誰が | 出典に書いてあること |
|---|---|---|
| 1991年8月11日・両国国技館 | 蝶野正洋さん | 第1回G1クライマックス優勝決定戦で「“奥の手”トペ・スイシーダを繰り出す」(Number Web) |
| 1996年4月29日・東京ドーム | 藤波辰爾選手 | ドラゴンロケットを2発。3発目を狙ってパンチを受けた(東スポWEB) |
| 2020年1月・東京ドーム2連戦 | 佐野直喜さん | 「見事なトペスイシーダやローリングソバットを披露」(Number Web) |
| 2020年12月6日・代々木第2体育館 | 潮崎豪選手 | 杉浦貴選手との王座戦で「35分すぎにトップロープを飛び越えてのトペ・スイシーダ」(Number Web) |
| 2026年8月15日・両国国技館 | 辻陽太選手 | G1準決勝で、上村優也選手が「場外でトペ・スイシーダの直撃を受けた」(東スポWEB) |
1991年の蝶野さんは、この試合に勝って第1回G1を制しています。決まり手はパワーボムでした(Number Web)。
「奥の手」という言葉は、バーニングハンマーの記事でも出てきました。読み比べるならバーニングハンマーとは?やり方・使った試合・使い手へ。
🎯 どう返されるのか|記事に残る4つの形
飛ぶ技は、返された記録も一緒に読むと、姿がはっきりします。
| 返し方 | 記事に書いてあること |
|---|---|
| 打撃で迎え撃つ | イヨ・スカイ選手の「得意のトペ・スイシーダもエルボーで迎撃される」(東スポWEB・2026年4月11日) |
| かわす | 岩谷麻優選手が「トペ・スイシーダを避けられると一気に劣勢に」(東スポWEB・2026年1月3日) |
| 受け止める | マスカラ・ドラダ選手が「場外でルードコンビにキャッチされて叩きつけられる」(東スポWEB・2026年2月24日) |
| 飛ぶ前に止める | 藤波選手の3発目に、天龍さんのパンチ(東スポWEB・1996年の試合) |
岩谷選手は、同じ試合のあとで飛び直しています。記事の言葉は「今度こそトペ・スイシーダを決めた」。この日、GHC女子王座を初めて取りました。
返されても、試合が終わるわけではない。4つの記事を並べて分かるのは、そこです。
👥 いまの使い手|東スポWEBで確かめられた選手
2026年の東スポWEBの試合記事から、5人を拾います。
| 選手 | 東スポWEBの書き方 | 日付・大会 |
|---|---|---|
| イヨ・スカイ選手 | 「得意のトペ・スイシーダを見舞って、ペースを握った」 | 2026年3月9日(現地)・WWE |
| 辻陽太選手 | 「場外の大岩に辻がトペ・スイシーダをさく裂させる」 | 2026年10月6日・新日本プロレス後楽園大会 |
| ミスティコ選手 | 「東郷にトペ・スイシーダを決め敵軍を分断した」 | 2026年9月23日・新日本プロレス札幌大会 |
| ティタン選手 | 「そこにトペ・スイシーダ2連発で直撃され」(受けたのは藤田晃生選手) | 2026年6月2日・新日本プロレス後楽園大会 |
| 青木真也選手 | 「トペスイシーダで飛ぶなどして観客を沸かせていた」 | 2026年7月15日・DDT新宿大会 |
辻選手は、IWGPヘビー級王者です。ジュニアヘビー級だけの技ではないことが、この表から読めます。
イヨ・スカイ選手の歩みは紫雷イオ(IYO SKY)とは?空中殺法と経歴・WWEの栄光、辻選手は辻陽太|IWGPヘビー級王者の素顔に書きました。
デイリースポーツの連載は、2016年の時点で「主な使い手」を3人挙げています。原文は敬称略です。
「▽主な使い手=百田光雄、ドス・カラス、ザ・グラジエーター」
🎫 トペ・スイシーダを試合で観るには
日本の試合で観る
辻陽太選手、ミスティコ選手、ティタン選手の試合は、新日本プロレスの大会です。
ノアやマリーゴールドなど、団体ごとの視聴先はプロレスはどこで観る?にまとめています。料金の比較はプロレス配信サービス比較へ。
WWEで観る
イヨ・スカイ選手の試合はWWEです。WWEは、2026年10月1日からNetflixが日本で独占配信しています(2026年9月29日 Netflix公式発表)。
見方はWWEはどこで見れる?日本はNetflixが独占配信、時間と料金はWWEのNetflix日本配信|いつから・料金・時間・見方まとめにまとめています。
❓ トペ・スイシーダのよくある質問
Q1. トペ・スイシーダとはどんな技ですか?
A. リング内から場外の相手めがけ、頭から飛び込む技です(デイリースポーツ)。辞書は「場外にいる相手に…体当たりをする飛び技」と書き、発祥をルチャリブレとしています(デジタル大辞泉プラス)。
Q2. トペ・スイシーダはどういう意味ですか?
A. スペイン語の語の意味は、この記事では確かめられませんでした。辞書の項目に語源は書かれておらず、新聞・専門誌にも訳語を書いた文を見つけられていません。辞書が書くのは、技の説明と、ルチャリブレが発祥という所までです。
Q3. トペ・コンヒーロとの違いは何ですか?
A. 違いを文字で説明した資料は、見つかりませんでした。新日本プロレス公式の「技図鑑」は2つを別の動画にしていて、東スポWEBも名前を書き分けています。形の違いは、本文の2本の公式動画で見比べてください。
Q4. ドラゴンロケットとは同じ技ですか?
A. 藤波辰爾選手のトペ・スイシーダが、ドラゴンロケットと名付けられました。本人は東スポWEBの連載で、メキシコ時代に見た技を「やったこともないのに本能のままに披露した」と書いています。
Q5. プランチャとは違う技ですか?
A. 辞書は別の項目にしています。プランチャ・スイシーダの説明は「トップロープを飛び越えて体当たりをする飛び技」。トペ・スイシーダは、デイリースポーツが「頭から飛び込む技」と書いています。
Q6. 友だちと試してもいいですか?
A. 絶対にやめてください。使った藤波選手本人が「命知らずな技」と語る動きです。家具や遊具から飛べば、飛ぶ側も受ける側も大けがをする危険があります。くわしくはプロレス技を遊びで真似するのは危険を読んでください。
🐄 ウッシのひとこと:「やったこともないのに」
正直に書くと、私はこの技が決まった試合を、会場で観ていません。この記事は、辞書とデイリースポーツ、東スポWEB、Number Webを読んで書きました。
読んで手が止まったのは、藤波選手の一文です。
「やったこともないのに本能のままに披露した」。
練習なしで、リングの外へ頭から飛んだ。しかも理由は、試合前に「何かやれよ」と言われたから。資料を読みながら、思わず声が出ました。
もう1つは、メキシコで見ていた側の感想です。「すげえな、アイツら」「何かあったらどうするんだ」。見ていた人が、のちに飛ぶ人になる。
スペイン語の意味と、トペ・コンヒーロとの違いは、文字では書けませんでした。少し悔しいです。でも、確かめられない訳語を書くよりは、辞書の1行と本人の言葉を置くほうを選びました。
次に中継で選手が場外へ落ちたら、リングに残った選手を見てください。飛ぶのか、待つのか。その数秒が、この技の入り口です。
マイペースにいきましょう🐄
営業部長のウッシでした。
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⚠️ 再々掲・免責:本記事は観戦理解のための技の構造解説です。トペ・スイシーダは、訓練を積んだ選手がプロレス用のリングで行う技です。絶対に真似しないでください。
📚 参考・出典
📚 参考・出典(2026年10月9日確認・31件)
- コトバンク「トペ・スイシーダ」(デジタル大辞泉プラス)(「プロレスの技のひとつ。場外にいる相手にリング状から飛び降りながら体当たりをする飛び技。メキシカンスタイルのプロレス(ルチャリブレ)が発祥。」)
- コトバンク「プランチャ・スイシーダ」(デジタル大辞泉プラス)(「プロレスの技のひとつ。場外の相手にリング上からトップロープを飛び越えて体当たりをする飛び技。メキシカンスタイルのプロレス(ルチャリブレ)が発祥。」)
- コトバンク「ルチャリブレ」(デジタル大辞泉)(「《自由な戦いの意》メキシコ式プロレス。」)
- デイリースポーツ online「【30】トペ・スイシーダ」(プロレス技50選・2016年12月6日)(「リング内から場外の相手めがけ、頭から飛び込む技。78年に凱旋帰国した藤波辰巳がドラゴン・ロケットとして愛用し、ドラゴン・スープレックスなどと共に飛龍殺法と称された。初代タイガーマスクの見せ場に、トペ・スイシーダと見せかけて、ロープの間を回転してリングに戻るフェイントがある。三沢光晴は肘を突き出して飛び込むエルボー・スイシーダを開発した。」/「▽主な使い手=百田光雄、ドス・カラス、ザ・グラジエーター」)
- デイリースポーツ online「【29】プランチャ」(プロレス技50選・2016年12月5日)(「コーナーから、あるいはトップロープ越しに場外の相手めがけて飛び込む、プランチャ・スイシーダ。」)
- 東スポWEB「【藤波辰爾連載#13】凱旋シリーズ初戦でたまたま出た言葉がキャッチコピーに」(2025年4月14日)(「1978年2月に凱旋帰国を果たした。」/「凱旋シリーズと銘打たれて開幕した3月3日の群馬・高崎市体育館大会」/「新日本プロレスの営業本部長・新間寿さん」/「新間さんから常に「何かやれよ」「今日また何かないのか」というようなことを言われて」/「さらにメキシコ時代に他の選手が使っていたトぺ・スイシーダも思い出して、やったこともないのに本能のままに披露した。「何か新しいことをしないと」と思い続けてイチかバチかで出した技は「ドラゴンロケット」と命名された。」/「当時は日本で、この技を使っている選手はいなかったし、メキシコでも数人だけ。何にもない場外に飛んでいくわけだから、勇気がいるんだよね。」/「命知らずな技」「すげえな、アイツら」「何かあったらどうするんだ」)
- Number Web「「ゴッチさんがカンカンに怒って…」新間寿は“無名レスラーばかり”だった新日本プロレスをどう変えたのか? 新間のゲキに、藤波辰爾が奮起した日」(2025年5月20日)4ページ目(「メキシコ修行時代に現地のレスラーが使っていた技、トペ・スイシーダを見よう見まねで、一か八かでやってみたんだ。それがドラゴンロケットの始まり。」/「当時の俺は軽くて動きも速かったので、ウルトラマンみたいに飛んで、うまくいったんだよね」/「日本に帰国して第1戦の試合前、また新間さんが来て」)
- Number Web「「アバラが浮くほどガリガリだった」旗揚げシリーズから50年… 藤波辰爾68歳がリングで伝えた「猪木さん」への思いとプロレス愛」(2022年3月6日)(「メキシコ仕込みのトペ・スイシーダはドラゴン・ロケットと名付けられた。」)
- 東スポWEB「96年4月29日天龍源一郎VS藤波辰爾〝両龍〟の壮絶一騎打ち 現役世代への厳しい言葉を実践していた!」(2026年5月24日)(「1996年4月29日東京ドーム大会」/「たまらずリング下にエスケープした天龍に今度はドラゴンロケットを発射した。1発、2発…しかし3発目を狙った藤波に天龍のパンチが飛び、鼻から激しい鮮血が噴き出した。」/「鼻骨骨折と診断された藤波は病院へ直行した」/天龍源一郎さんについて「現役時代」=本記事で「さん」表記を用いた根拠)
- 東スポWEB「【龍魂激論④後編】天龍VS藤波対談 かませ犬事件、名勝負数え歌、鼻骨骨折…」(2020年3月6日)(「96年4月29日東京ドーム大会では、ドラゴンロケットをグーパンチで撃墜されて鼻骨を骨折した」)
- 東スポWEB「新日本の新社長・棚橋弘至が涙 2005年ドームで中邑真輔に敗れ「悲しい、悲しい」」(2024年1月14日)(「05年1月4日、棚橋は初めて東京ドームのメインを踏んだ。」/「さらにドロップキックで場外に吹き飛ばし、ドラゴンロケット。」)
- 東スポWEB「【ノア】拳王が征矢学と激闘!GHC初防衛 方舟改革に潮崎豪の「アイ・アム・ノア」強奪へ」(2024年1月2日)(「ノア2日の東京・有明アリーナ大会」/「場外でドラゴンロケット」/「征矢は師匠・藤波辰爾譲りのドラゴン殺法連発で」)
- Number Web「《武藤敬司60歳、引退試合直前!》 盟友・蝶野正洋が真っ先に思い出す”武藤との一騎打ち”とは?「一番くらって嫌だった技は…」」(2023年2月21日)(「1991年8月11日、「第1回G1クライマックス」優勝決定戦」/「“奥の手”トペ・スイシーダを繰り出すなどノリノリで、最後は武藤のムーンサルトプレスをひざで迎撃してからのパワーボムで3カウント。」/「両国国技館は座布団が舞った。」)
- Number Web「ライガーに続き佐野直喜も現役引退。焼肉屋に届いた高橋ヒロムからの花。」(2020年1月21日)2ページ目(「ドーム2連戦での佐野は、かつてライガーと対戦していた若い頃のように身体をしぼり、見事なトペスイシーダやローリングソバットを披露。」/記事名の「現役引退」=本記事で「さん」表記を用いた根拠)
- Number Web「“三沢光晴カラー”を身にまとい…ノア・潮崎豪、“もどかしい存在”からGHC6度防衛「名門復興」の象徴に」(2020年12月13日)3ページ目(「6度目の防衛に成功した杉浦貴戦(国立代々木競技場第2体育館)は51分44秒である。」/「この一戦が12月6日」/「杉浦戦では35分すぎにトップロープを飛び越えてのトペ・スイシーダを完璧に決めた。」)
- 東スポWEB「【新日本】上村優也がIWGP王者・辻陽太下す 大岩との新世代決勝戦に勝利宣言」(2026年8月15日)(「15日両国国技館大会準決勝戦で」/「IWGPヘビー級王者の辻陽太」/「場外でトペ・スイシーダの直撃を受けた。」)
- 東スポWEB「【新日本】辻陽太 大岩陵平とのIWGP前哨戦に快勝でニヤリ「きよぴから倒し方を教わったんだ」」(2026年10月6日)(「新日本プロレス6日の後楽園大会で」/「その後も場外の大岩に辻がトペ・スイシーダをさく裂させるなど一進一退の攻防が続いたが」)
- 東スポWEB「【新日本】デスペラード&ミスティコがJr.タッグ初防衛 マスク剥ぎのH.O.Tに怒りの制裁」(2026年9月23日)(「新日本プロレス23日の北海道・札幌大会で」/「さらに東郷にトペ・スイシーダを決め敵軍を分断した。」)
- 東スポWEB「【新日本・BOSJ】藤田晃生 難敵ティタン下し連覇に望み「腹に風穴が開いたかと思ったわ」」(2026年6月2日)(「2日後楽園大会のAブロック公式戦で」/「そこにトペ・スイシーダ2連発で直撃され、ダメージを負った。」/「ティタン(右)のトペ・スイシーダを食らう藤田晃生」)
- 東スポWEB「青木真也 ONEとの契約終わっていた「ようは無職だ」「どこからもオファーがない」」(2026年7月16日)(「青木真也(43)が15日、」/「自転車でDDT新宿大会に直行。8人タッグ戦に出場してトペスイシーダで飛ぶなどして観客を沸かせていた。」)
- 東スポWEB「【DDT】青木真也&宮脇純太がV1成功 ディーノの男色殺法も蹴散らす」(2026年8月30日)(「さらに場外のディーノ組へトペ・スイシーダを決めた。」/「青木のトペ、宮脇のプランチャは」=略して「トペ」と書く例)
- 東スポWEB「【WWE】イヨ・スカイ&アスカ ともにIC王座挑戦権ゲットならず…迫る祭典の出場どうなる」(2026年3月10日)(「9日(日本時間10日)のスマックダウン(ワシントン州シアトル)」/「イヨも場外に落としたライラに得意のトペ・スイシーダを見舞って、ペースを握った。」)
- 東スポWEB「【WWE】イヨ・スカイ 手負いでは通用せず…女子王者ジェイド・カーギルとの一騎討ちで返り討ち」(2026年4月11日)(「得意のトペ・スイシーダもエルボーで迎撃される。」)
- 東スポWEB「【マリーゴールド】岩谷麻優が彩羽匠を撃破しGHC女子王座初戴冠「史上最大の史上初の王者だ!」」(2026年1月3日)(「GHC女子王座を初戴冠し」/「だがトペ・スイシーダを避けられると一気に劣勢に。」/「今度こそトペ・スイシーダを決めた。」)
- 東スポWEB「【新日本】ミスティコ&ドラダ 熱戦制しタッグトーナメントV「日本で成し遂げたいことがある!」」(2026年2月24日)(「ドラダはミスティコの股を抜けてのトペ・スイシーダを放つが、場外でルードコンビにキャッチされて叩きつけられる。」)
- 東スポWEB「【AEW】竹下幸之介がオスプレイと名勝負も一歩及ばず オーエン・ハート杯敗退」(2025年4月17日)(「竹下が得意のノータッチトペ・コンヒーロを放てば」)/東スポWEB「【AEW】ケニー・オメガがMJF破り世界王座奪還! 8・30英メガイベントでオスプレイと防衛戦」(2026年7月9日)(「ノータッチ式トペ・コンヒーロの猛攻だ。」)
- 東スポWEB「【天龍プロジェクト】矢野啓太がヴァンヴェール・ジャックとの激戦制す V3戦は望月成晃」(2026年7月29日)(「天龍プロジェクト29日の新木場大会」/「旋回式トペ・スイシーダを食らうピンチ。」)
- YouTube・新日本プロレス公式チャンネル「【新日本プロレス 技図鑑】トペ・スイシーダ / BUSHI」(記事内の埋め込み動画。oEmbedで投稿者「新日本プロレスリング株式会社」=@NJPW を確認/概要欄「技名:トペ・スイシーダ」「選手:BUSHI」)
- YouTube・新日本プロレス公式チャンネル「【新日本プロレス 技図鑑】トペ・コンヒーロ / ティタン」(記事内の埋め込み動画。oEmbedで投稿者「新日本プロレスリング株式会社」=@NJPW を確認/概要欄「技名:トペ・コンヒーロ」「選手:ティタン」)
- 東スポWEB「【ノア】内藤哲也&BUSHIタッグ王座V1 KENTA&HAYATAを粉砕「悔しい気持ちを持ちながら…」」(2026年2月11日)(「内藤哲也(43)、BUSHI(42)組が」=BUSHI選手に「選手」表記を用いた根拠)
- About Netflix「Netflixが、日本におけるWWEの新たな視聴先に」(2026年9月29日)(「2026年10月1日より独占配信開始」)
※技のかけ方を手順で説明した一次・準一次の資料は見つからなかったため、助走・ロープのどこを通るか・手や体の使い方・着地など細部は書いていません。本文の図は体の形ではなく、デイリースポーツと辞書の言葉を箱に並べた構成図です。「トペ」「スイシーダ」「コンヒーロ」のスペイン語の意味、考案者・元祖、トペ・コンヒーロやノータッチ式・旋回式がどういう形かは、上記の資料では確かめられなかったため書いていません。辞書の「リング状」は原文の表記です。藤波辰爾選手の帰国の時期は、東スポWEBの連載が「1978年2月に凱旋帰国」、Number Web(2022年)が「3月に凱旋帰国」と書いていて食い違うため、本文では「1978年」「凱旋帰国のシリーズ」としました。ドラゴンロケットを初めて出した日・会場・相手、名付けた人は、資料に書かれていません。「当時は日本で、この技を使っている選手はいなかった」は藤波選手本人の言葉で、別の資料での裏づけは取れていません。「決まり手として書かれた例を見つけられなかった」は、今回読んだ記事の範囲の話です。Number Webの記事に2020年1月の東京ドーム2連戦の日付は「1.5東京ドーム」としか出てこないため、本文では「2020年1月」としました。蝶野正洋さん・三沢光晴さん・初代タイガーマスク(佐山聡さん)の敬称は、引退の有無を今回の資料で確かめきれていません。デイリースポーツの「主な使い手」3人は、原文(敬称略)のまま引用しています。危険とされる理由について、医学的な説明は扱っていません。配信の情報は2026年10月9日時点のものです。最新の状況は各公式サイトでご確認ください。
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